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竹冠に国みたいな…【筐・筺】読み方は“キョウ・かご・かたみ”。“筐・筺”どちらが正しいか。

学び
 

筐と筺

初めて“筐”や、その異体字の“筺”という字を見たとき、「何と読むんだろう」と思いますよね。

昔はゲームセンターが多く…なんて余談は置いておいて、読み方もわからないときは、

竹冠に国みたいな字」と検索することになりますよね。

さて今回は、“筐”の読み方と意味のお話です。

“筐”の読み方と意味

音読み

“キョウ”と読みます。

 

熟語としては“筐体(きょうたい)”が一番目にする機会がありそうです。

ゲームの筐体、パソコンの筐体といった使われ方をします。

コンピューターの部品を入れておく外装ですね。

もちろん部品を適当に入れるのではなく、機能するように入れたものを指します。

 

つぎは小説等では“筐底(きょうてい)”という熟語を目にすることがあるかと思います。

これは“箱の底”という意味で使われています。

 

訓読み

“かご”または“かたみ”と読みます。

“かご”も“かたみ”も、“四角いかご”、“四角い箱”という意味で使われます。

発音はおなじ“かたみ”ですが、“形見”とは違います。

 

同じ音の言葉があって、日本語の難しい部分ですが、

“筐”を使って“かたみ”と読ませる人は今はほとんどいないでしょうから、

この字では大丈夫そうですね。

 

“筐”と“筺”の使い分け

標準的には“筐”を使います。

私は“筺”の字は間違いだと思っていましたし、私の手元にある辞書には“筐”の字しか載っていません。

しかしウェブ上で調べていると、“筺”は許容字体としているところもあり、

「間違い」とは言いきれないもののようです。

 

しかし音読みの音を思い出してもらえたら、あなたも違和感を覚えるのではないでしょうか。

音読みは“キョウ”です。

部首は竹冠、つくりが“匡”であれば、“匡”の音、“キョウ”と読むのは自然です。

しかし部首が竹冠、つくりが“匤”であれば、“匤”の音は“キョク”であり、不自然です。

 

やはり正しくは“筐”であり、“筺”は間違って書く人が多かったので許容されているにすぎないと考えた方が良さそうです。

まとめ

“筐・筺”の読み方は“キョウ・かご・かたみ”です。

意味は“四角いかご・四角い箱”です。

 

“筐”か“筺”かという点については、私の手元の辞書には“筐”の字しか載っていなかったことや、

つくり“匤(キョク)”の音を考えれば、“筐”が正しいと言えそうです。

 

「竹冠に…」読み方や意味がわかりにくい漢字

竹冠に馬【篤】読み方は“あつ・トク”。人名なら“あつし”。意味は本文で紹介します。

竹冠に前【箭】読み方は“セン・や”。意味は本文で紹介します。

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筐と筺

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ローシュ

ローシュ

・らくらくらし運営責任者
・熊本出身在住
・二児の父
・九州大学経済学部経済工学科卒

塾講師、介護職、食品製造業を経験したのち、より世の中に役立てるよう、インターネット事業に専念していましたが、それだけでは生計の維持がきびしくなったため、アルバイト(接客業)も並行しています。

おいしいものを食べる・飲むことが幸せだと、最近よく感じるようになりました。

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