草冠に末【茉】読み方は“マツ・バツ”。“茉莉花”は“まつりか”で、アラビアジャスミンのこと。
“茉”の字を見つけたとき、「何と読むんだろう」と思って“草冠に末”と検索しますよね。
とくに“茉莉”という人名においては読み方に賛否があり、意見の分かれがあるところです。
ということで、“茉”の読み方を見ていきましょう。
“茉”の読み方
“マツ”という読み方が慣用音として認められています。
漢字に変換するときも“マツ”から変換できます。
そして“バツ”が正式な音読みです。
しかし“バツ”と読ませる熟語を探してみましたが、見つかりませんでした。
きっとこの読み方は、廃れていくのでしょうね。
“マツ”と読ませる熟語は、“茉莉(まつり)”や“茉莉花(まつりか)”があります。
どちらもアラビアジャスミンのことです。
“茉莉”と“茉莉花”の区別
“茉莉花”には“花”が付いているので「アラビアジャスミンの花だけを指すのかな」と思って調べてみたのですが、
“茉莉”と同じくアラビアジャスミンという植物全体を指すもののようです。
人名の“茉莉”はどう読ませるべき?
一部では、人名においては「“茉莉”は“まり”と読むのが普通」という意見があります。
「“まつり”と読んだら“祭り”っぽくておかしい」という意見もあります。
参考:【名付け】娘に「茉莉」(まつり)とつけようと決めていたが、なんと双子だった。もう一人は「千鳥」(ちどり) どうでしょう? – いくじったー
しかしここで紹介しています読み方の通り、
“茉”は“まつ”か“ばつ”と読むのが普通です。
人名では、よっぽどでなければどんな読ませ方をしてもいいことになっていますから、“まり”もOKです。
しかし“茉莉”本来の読み方をするのであれば“まつり”です。
さっき紹介した参考記事内では、まとめられたものより記事下でコメントしている人たちのほうが知識があるように見えますし、寛容にも見えます。
しかし元々は2009年に相談されている内容で、回答も2009年。
いっぽう記事下でコメントを付けている人は2014年以降に書き込んでいます。
5年の間に“まつり”という名前の子が増え、
“まつり”と読むことを普通に感じる人が増えただけなのかもしれません。
そうであれば現在は“まつり”でも“まり”でも普通に通ると言えそうです。
ちょっと上の世代になると「え?」と思われるかもしれませんがね。
あとは“大きく感情が動いた人が書き込みやすい”というのも、参考記事内で反対勢力が多かった理由でしょう。
「いいんじゃない」と思った人より、「何それおかしいし」と思った人のほうが大きく感情が動いていますから、書き込みが多くなります。
さらに記事下のコメントでは、反対意見を読んだ人のうち「そうそう」と思った人より、
「何言ってんのこいつら」と思った人のほうが感情が大きく動いていますから、書き込みが多くなります。
まとめ
“茉”の読み方は
- マツ
- バツ
です。
“茉莉”も“茉莉花”もアラビアジャスミンを指します。
“茉莉”という人名においては意見の分かれがありますが、
“まつり”と読むのが本来の読み方です。
さて今回は余談が多くなりましたが、以上です。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。