離乳食のタイミング。ミルク(授乳)が先か、離乳食が先かはその子に合わせて
離乳食をはじめたくらいのころは、楽しみだけど不安もいっぱい。
たくさんのハテナが頭の中をぐるぐる回ってしまうこともあると思います。
「授乳してから離乳食でいいのかな…」
「離乳食食べさせてから授乳のほうがいいのかな…」
といった悩みもあるでしょう。
今回は、離乳食初期、ミルクや母乳を与えている時期の赤ちゃんについて、特に生活スケジュールのどのタイミングで食べさせたらいいのかを考えてみましょう。
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離乳食初期のスケジュール 基本は午前中の授乳前
離乳食初期の離乳食は、次の2つがスケジュールの基本になります。
- 午前のうちに食べさせる
- 授乳前に食べさせる
ミルクしか飲めなかった赤ちゃんですが、満5ヶ月を過ぎると、離乳食を食べるようにからだの準備が整ってきます。
そして、1日の生活スケジュールも決まってきます。
だいたいママの昼食前に、2回くらいミルクタイムがあると思います。
そのうちの1回を「離乳食+母乳orミルク」にしてみましょう。
初期の離乳食は授乳前に食べさせるのが望ましいです。
- まず離乳食
- 続いて母乳orミルク
のセットでおなかいっぱいにするというのが基本です。
午前中の授乳タイムのうち、1回を離乳食タイムにする
離乳食初期は、初めて母乳・ミルク以外の食物をおなかに入れることになります。
もしかしたらアレルギー反応が起きて、病院に行くことになるかもしれません。
おなかをこわして、おむつ交換が大変になってしまうかもしれません。
夜に救急の外来に行く、夜中におしりを洗う、どちらもできればやりたくないですよね。
デリケートな赤ちゃんの体調を考えると、午後より午前に食べさせる方が、何かと安心です。
ただ、午前といっても、朝1回目のミルクタイムはママは眠いし家事のピークタイムと重なりやすいです。
いつもの赤ちゃんのお世話だけでも忙しいのに、追加で離乳食の準備もしなくてはいけないとなると、よけいに大変。
ですから2回目のミルクタイムを「離乳食+母乳orミルク」にするのがおすすめです。
離乳食→ミルクの順番には理由がある
離乳食は、ミルクの前に食べさせましょう。
もし、ミルクを先にあげてしまうと…
ミルクでおなかがいっぱいになる
↓↓↓
いつも通り、これで終了! 離乳食なんていらない
満腹にならない量のミルクをあげる
↓↓↓
ごきげん最悪。食べている場合じゃなくなる
という感じになってしまうことがあります。
せっかく用意した離乳食もさめてしまいます。
離乳食初期に食べる量は、スプーンひとさじから。
でも、ミルクの味しか知らない赤ちゃんは、おいしくないと感じて、ほんの少しでもイヤがることがあります。
スプーンに慣れていないから、口にうまく入らなくてこぼしてしまいます。
これって赤ちゃんにとって結構ストレスなんです。
だから、ごきげんの良いうちに落ち着いて離乳食を食べさせて、次にミルクをあげます。
ミルクは離乳食の分を減らさず、たっぷりあげたほうが、赤ちゃんは満足してくれやすいです。
赤ちゃんにだって都合がある!
毎日きっちり同じスケジュールで生活するのは、大人でもむずかしいことです。
でも赤ちゃんは、
「今は食べたくない」
とか、
「この味はイヤ」
とか言えません。
「今すぐミルクちょうだい」
も言えません。
ママが食べさせてくれる時間に、ママが用意してくれたものを食べるしかないんです。
だから、離乳食を食べさせようとしたときに泣いたら、
「ごめんね」
と言って食べさせるのをやめましょう。
午後の方がごきげんが良いなら、明日は午後に食べさせてみてください。
もしミルクの方を先に欲しがるようなら、ミルクを先にあげていいんです。
次からは、ミルクタイムの1時間前に離乳食を食べさせてみてください。
ミルクを飲んだ後の方が、食べてくれる赤ちゃんもいます。
それでも大丈夫です。
ミルクを飲みながら離乳食を食べたっていいんです。
大人だって、食事前にキュッと飲んだり、食事中に飲んだり、食後に飲んだり、人それぞれ。
赤ちゃんだって、大人と同じで、人それぞれでいいんです。
赤ちゃんの様子を見ながら、赤ちゃんのお好みのタイミングで食べさせ、飲ませてあげてください。
離乳食初期のメニュー
離乳食の初期には、食べさせていいものも限られています。
それでも工夫することでいろんな離乳食を用意できて、赤ちゃんのいろんな反応が見れますよ。
定番で簡単なものはつぎの記事にまとめています。
さらに食材ごとに細かく解説したものもあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、離乳食初期のお話しでした。
離乳食初期の赤ちゃんは、ママの考えたスケジュールで、ママが作ってくれた離乳食にがんばってチャレンジしています。
初めはママも赤ちゃんも大変。
でもだんだん慣れて、次のステップに進むときが必ず来ます。
哺乳ビンでミルクを飲んでいる大人を見かけないですよね。
みんなちゃんと離乳に成功しているということです。
とは言っても、やっぱり全然食べてくれなければ心配。
スプーンを近づけただけで泣いてしまう。
そんなときはママも悲しくなって一緒に泣きたくなりますよね。
わたしも上の子のときは、育児本を片手に、
「10時に重湯ひとさじ!」
などと決めていました。
そして予定通りにいかず、食べないことを重大事件のように受け止め、泣いていました。
でも下の子のときは、手抜きばかり。
「今日は離乳食を忘れちゃった」
という日がときどきあるくらいズボラでした。
今、どちらも元気でよく食べますが、下の子の方が好き嫌いも少なく、病気になりにくいです。
スケジュール通りにいかなくても大丈夫。
スケジュールから少しずれる方が当たり前。
ママがそうやっておおらかに構えている方が、赤ちゃんは安心して食べてくれます。
そして、赤ちゃんの成長に必要なのは、スプーン一杯の重湯より、ママの笑顔。
離乳食のはじめの一歩は、笑顔で!
重湯とスマイルをセットでのせて、スプーンを口に運んであげてください。
ところで話がかわるのですが、今後の子育てにいくらかかるかご存知ですか?
「お金がかかるのは、まだ先のこと」と余裕に思っていると、お金が必要なそのときになって苦労するパターンになりがちです。
心の準備をしておくために、実際にいくらかかるのか知っておきましょう。
→【子育て費用】えっ!!そんなにかかるの!?【0歳~大学卒業】
それでは、あなたの子育てが少しでも楽に・楽しくなることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!