1. TOP
  2. 学び
  3. 草冠に家みたいな…【蒙】読み方は“モウ・ボウ・くら”。“啓蒙”は“けいもう”。

草冠に家みたいな…【蒙】読み方は“モウ・ボウ・くら”。“啓蒙”は“けいもう”。

学び
 

蒙

とくに“啓蒙”という熟語を見たとき、「“蒙”…? 何と読むんだろう」と思って、“草冠に家みたいな字”と検索しますよね。

タイトル通り、“啓蒙”は“けいもう”です。

ほかにも読み方がありますから、そこまで知っておくと、ほかの使われ方をしている“蒙”に出会ったときもスムーズに読めるでしょう。

さらに“蒙”という漢字の意味まで知っておくと、熟語の意味もスムーズに理解できるようになりますよ。

ということで今回は、“蒙”の読み方と、意味です。

“蒙”の読み方と意味

音読み

“モウ”または“ボウ”と読みます。

正確には“モウ”は慣用音であり、正式な音読みではありません。

「モウモウ読まれてるし、もうモウでいいんじゃない」と、一般的に許されているだけです。

 

“蒙古”は“もうこ”で、モンゴルのことです。

 

訓読み

  • くら
  • こうむ
  • おか

と読ませるときがあります。

 

“蒙い”で“くらい”です。

「明らかでない」という意味や、「知恵が足りない」、「幼い」といった意味になります。

 

“蒙る”で“こうむる”です。

この書き方をするときは、“被る”と同じです。

「着る」とか「身に着ける」という意味で使われます。

 

“蒙す”で“おかす”です。

この書き方をするときは、“侵す”と同じです。

 

ところで、「“啓蒙”という表現は差別だ」という見方があるのは知っていますか?

“啓蒙”という表現について

“啓”には、「教えて導く」という意味があります。

そして“蒙”にはさっき言いましたように、「知恵が足りない」という意味があります。

つまり“啓蒙”は「知恵が足りないものを導く」という意味になってしまうという見方です。

 

「知恵が足りないものを導く」と言ってしまうと、

「なんだよその上から目線」と反発したくなるのが人ですから、

差別かどうかは置いておいて、ほかの表現を使ったほうがいいですね。

ということで現在は“啓蒙”はほとんど使われず、多くの場面で“啓発”が使われています。

 

歴史のテストで出るのは“啓蒙”のほうですけどね。

まとめ

“蒙”の読み方は、

  • モウ
  • ボウ
  • くら
  • こうむ
  • おか

です。

 

“啓蒙”については、現代では反感を買う表現ですのでお気をつけください。

それでは、今回の私からの啓発はここまでとします。

 

「草冠に…」あなたは読めますか?

草冠に可【苛】読み方は常用では“カ”のみ。ほかの読み方と意味は本文中で紹介。

草冠に音みたいな…【菩】読み方は“ボ”。実はあなたも菩薩かも。

草冠に園【薗】読み方は園と同じ“エン・オン・その”

草冠に浦【蒲】読み方は“ホ・フ・ブ・かま・がま”

草冠に委【萎】読み方は“イ・な・しお・しな・しぼ・つか”。意味は本文で。

\ SNSでシェアしよう! /

らくらくらし-くらしを楽に・楽しくするメディアサイトの注目記事を受け取ろう

蒙

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

らくらくらし-くらしを楽に・楽しくするメディアサイトの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

ローシュ

ローシュ

・らくらくらし運営責任者
・熊本出身在住
・二児の父
・九州大学経済学部経済工学科卒

塾講師、介護職、食品製造業を経験したのち、より世の中に役立てるよう、インターネット事業に専念していましたが、それだけでは生計の維持がきびしくなったため、アルバイト(接客業)も並行しています。

おいしいものを食べる・飲むことが幸せだと、最近よく感じるようになりました。

この人が書いた記事  記事一覧

  • うきうき豊野ひまわり園でガッカリ

  • ケンタッキーでサイを指定する裏技

  • ケンタッキーの最新クーポン画像と番号一覧

  • 他者をぞんざいにする人は、ぞんざいな扱いを受ける。しかし一番自分を大事にしていないのは、自分自身。