つわりでゲップが出そうで出ない!苦しいときの出し方教えします!
妊娠が判明し、うれしさを感じているところへ、つわりが始まりますよね。
この記事にたどりついたあなたは、「ゲップが出そうで出なくて苦しい」ということでお困りなのでしょう。
「もしかしてこれもつわり?」と思われているかもしれませんね。
まずはゲップの出し方を紹介しますので、それでスッキリしてもらってから、つわりとゲップの関係をお話しますね。
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出そうで出ないゲップを出す方法3選
1)食道のふたを意識して開ける
さっそくですが、オリジナルの方法です。
これができるようになったら、自在にゲップを出せるようになります。
私が妊娠初期に編みだしました。
喉の仕組みを知ってもらうことで理解が早まりますので、まずは画像をご覧ください。
私たちの喉、普段は呼吸のために、気管側が開いています。
そのとき食道はふさがれています。
それを意識して食道側を開け、空気を一度取り込みます。
空気の取り込みがうまくいったときはゲップに似たような小さい音が出ます。
このとき普通に空気を吸い込もうとすると気管側が開いて食道がふさがれてしまいますので、体で覚えてください。
「吸い込む」のではなく「取り込む」ですよ。
呼吸は止めるのです。
このとき、口の形は「お」の形にするのがいいでしょう。
あとは取り込んだ空気を出すだけです。
それがゲップです。
ただし液体を飲んだ直後にやると吐きそうになることがありますのでお気をつけください。
動画で見たほうがわかりやすいかもしれませんね。
運営責任者のローシュさんが練習してゲップを出せるようになったそうで、動画をYoutubeにアップしています。
参考になると思いますので、ここで紹介しておきます。
2)炭酸飲料水を飲む
とにかく大きなゲップを出してスッキリしたいときはこれです。
ただの炭酸水ならカロリーとか人工甘味料とか気にせず飲めますけどおいしくないですから、あなたの好みにおまかせします。
ただ、吐き気もあるときの炭酸水は、戻しやすくなってしまいますのでご注意ください。
3)背中を軽くたたく・さする
上の2つの方法ができないときはこれです。
赤ちゃんに母乳やミルクを飲ませた後にげっぷを出させるのと同じです。
ただしこれは自分では難しいでしょうから、人の手を借りることになります。
ここまでの方法で、スッキリできましたか?
スッキリできていれば幸いです。
ところで、「どうせならゲップ出そうになること自体が減ればいいのに」と思いませんか?
それを実現するためには、「なぜつわりのときにゲップしたくなるのか」を考える必要があります。
なぜつわりのときにゲップしたくなるのでしょうか?
つわりのときにげっぷしたくなりやすい2つの理由
1)ホルモンバランスの変化
妊娠するとホルモンバランスが大きく変化し、腸の働きが弱まります。
それで消化が遅くなり、食べ物からガスが発生しやすくなるのです。
また、自律神経も乱れがちになり、それで
「ゲップでそう…」
となることが多くなります。
2)空気を飲み込む機会の増加
食べづわりで食べ物をよく食べるようになった方は、そのぶん空気を多く飲み込むことになります。
吐き気を我慢して、つばを飲み込むことが増えたりもしますよね。
よだれ自体が多くなった方も、つばを飲み込むことが増えていると思います。
では、どういった対策が効果的でしょうか?
「ゲップが出そう…」5つの対策
1)一度に食べる量・飲む量を減らす
つわりのときはホルモンバランスが変化していて、とくに腸の働きが弱くなっています。
腸の働きが弱くなるとそのぶん消化が遅くなって、お腹の中で食べ物からガスが発生しやすくなるのです。
一回の食事量を少なくすれば、比較的消化しやすいですよね。
食べづわりの方は、これは自然と実践できていることかもしれません。
2)消化しやすいものを食べる
- おかゆ
- そうめん
- うどん
あたりが個人的にはオススメです。
便秘によって吐き気が催され、げっぷが出そうになるということもありますので、もしあなたが便秘がちなら、消化に良いものを食べ、なるべく水分を摂り、便秘の解消に努めるというのはいい方法です。
妊娠中の便秘解消法は、つぎの記事にまとめてありますので、よかったら参考になさってください。
→妊娠初期症状として便秘がでたら。中期・後期まで継続しないためにできること。
また
「バナナは栄養があって消化にもいい」
という話もありますが、私には合いませんでした。
よくよく調べてみたら、消化にいいのは熟したバナナで、スーパーで売ってるような見た目がきれいなものではなかったようです。
たしかにそこまで待たずに食べてしまっていました…
気をつけましょう。
「乳製品は胃に粘膜を張ってくれるからゲップが出にくくなる」
という話もあります。
これまた私には合いませんでした。
ゲップは出るし、お腹がゆるくなってしまいました。
3)ガスが発生しやすいものを控える
つわりがきついときは
「食欲ないから、食べれるときに食べれるものを、飲めるときに飲めるものを」
となるのは当然です。
しかしそれがつぎのものだったら、
- ゲップやオナラしたくなるのを覚悟して口にする
- ゲップやオナラしたくなりたくないから口にしない
のどちらかを選ぶことになります。
アブラナ科の野菜(ブロッコリーやキャベツ)
アブラナ科の野菜は繊維が粗く、消化しにくいです。
そのぶん消化器官内でバクテリアが働き、ガスが発生します。
ブロッコリーやキャベツには硫黄成分が多いですので、臭いも強いものになりやすいです。
果物
これはタイミング次第です。
ほかのものと一緒に食べると、消化に時間がかかるようになり、ガスが発生しやすくなるようです。
できればフルーツはフルーツだけで、ほかのものと時間帯をずらして食べましょう。
乳製品
個人差が大きいところです。
乳製品を分解するための物質を多く持っている人と、あまり持っていない人がいます。
これをあまり持っていない人は、乳製品を摂るとお腹の調子が悪くなりやすいそうです。
結果、消化が悪くなってガスもたまりやすいですよね。
私はどうやらこのタイプだったようです。
豆類
とくに薄皮に繊維が多く消化されにくいです。
バクテリアが働きます。
食べるなら薄皮は取り除いて、ほかの部分もできるだけ小さくすることをおすすめします。
オートミールや玄米などの穀物
これも繊維が豊富です。
バクテリアが働きガスが発生しやすいです。
炭酸飲料
まあ、これは当然ですよね。
ゲップの出し方のところで紹介しましたように、あえて飲むことで大きなゲップを出してスッキリするという使い方もできなくはありません。
たまにやっていました。
4)よく噛んで食べる
いずれにしても、ゆっくりと、よく噛んで食べるのです。
消化にいいと言われるものでも、丸のみしてたら消化は悪いです。
口の中でできるだけ小さくしてから飲み込みましょう。
食べ過ぎの予防にもなります。
5)リラックスする
自律神経の乱れでゲップしたくなることもあるようです。
リラックスすると治まることがあります。
軽く散歩してみたり、時期次第では日光浴してみるのもいいでしょう。
友人は
「マタニティヨガやりはじめて落ち着いた」
と言っていましたので、それもオススメしておきます。
ところで、そもそもどうして妊娠中以外でもげっぷは出るのでしょうか?
そこまで知っておくと、上記の対策を納得感をもって実践することができるでしょう。
「げっぷ」のメカニズム
げっぷとは胃の中にたまった空気が口から出る現象を言います。
胃の中の圧が高まると、逆流を防ぐために筋肉がゆるみ、食道から口の外へと空気が漏れ、げっぷが出るという仕組みです。
そんなゲップは、2種類に分類できます。
1)空気ゲップ
空気がおもな原因のげっぷは、基本的にはくさくありません。(※サバとか餃子とかもともと匂いの強いものを食べたあとは普通にくさいです)
食事と一緒に空気を飲み込んでいるときに出るのはこちらです。
さっき紹介した自在にゲップを出す方法も、もちろんこちらです。
2)ガスゲップ
ガスがおもな原因のげっぷは、特有の臭いのするものになります。
上で紹介した、ガスが発生しやすいものを食べた後に出やすくなるのはこちらです。
というふうに、臭いゲップが出てしまい、自分自身が気持ち悪くなってしまうこともあります。
その匂いを少しでも和らげるために、何ができるでしょうか?
げっぷの匂いを気になりにくくする方法
匂いの強いもの、サバやニンニク、カレーなどを食べたあとだと、どうしても匂いが気になるものですよね。
そういったものを食べていなくても、食物から出たガスが匂いの元となることもあります。
そんなとき、食後にハーブティーを飲んでおくと、少し匂いが和らぎますよ。
まとめ
げっぷは出せましたか?
息を止めて、口を「お」の形にして、食道側に空気を取り込んで出す。
練習すれば必ずできるようになります。
あとはゲップしたくなることを減らすために、食事に気をつけ、リラックスを心がけましょう。
筆者もオリジナルのゲップ法を生み出してしまうくらい、つわり中のげっぷに悩まされていた一人です。
出そうなのを我慢してても気持ち悪いですので、げっぷを出しては「失礼!」という言葉を繰り返していたのをよく覚えています(笑)
「こんなことでストレスを抱え込んでいても仕方ない」
と気づき、
「妊娠中だから」
ということで割り切るようになりました。
今思うとつわりって、自分も含めたいろんな人に対しておおらかになるための試練なんじゃないんでしょうか?
出産してからは、かわいいけど言うことを聞いてくれない人が身近に増えますし、ほかの人がすることでもげっぷくらいなら
「まあそういうときもあるよね」
ととらえられるようになりました。
イライラすることがずいぶんと減り、あわただしくてもおだやかな日々が増えました。
ところで、妊娠線のケアはできていますか?
「まだ初期だから」と思っていると、いつの間にかできたりします。
そして自然には完治しないものです。
まずは「妊娠線がどういうものか」を知って、それから対策するかどうか考えることをおすすめします。
どういうものかは、つぎの記事の写真をみてもらえたらと思います。
→【妊娠線画像・妊娠線写真】これはできれば防ぎたい!妊娠中~産後
ほかにも妊娠初期に知っておきたいことがあります。
妊娠初期に知っておきたいこと
・76の妊娠初期症状をチェックして、健康管理の目安にしましょう。
それでは、あなたにも妊娠~出産を通しておだやかな日々がおとずれることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!