草冠に暇の右【葭】読み方は“カ・よし・あし”。PCででないときは手書き入力。
“葭”の字をもつ人がいたとき、「何と読むんだろう」と思い、
“草冠に暇の右”とか、“草冠に暇みたいに字”と検索しますよね。
しかしこの漢字、読み方がわかっても、変換できないこともあります。
そこで今回は、“葭”の読み方と、読み方を入力しても漢字に変換できないときの対処法をお話しします。
“葭”の読み方
音読み
“カ”です。
こう読む熟語は“蒹葭(けんか)”しか知りません。
水辺に生えているオギとアシを総称する言葉です。
訓読み
“よし”または“あし”です。
もともとは“あし”だったのですが、“悪し”と音が同じで縁起が悪いので、
“よし”と一般的に呼ばれるようになっています。
“するめ”を“あたりめ”と呼んだりするのと同じです。
名字として
人名では
“葭田”さんなら“よしだ”か“あしだ”
“葭井”さんなら“よしい”か“あしい”
ですね。
古くからある家でしたら、“あしだ”のほうが多いのかもしれません。
一般的な読み方が変わっても、名字の読み方を変えることはないでしょうからね。
さて、読み方が分かったところで、あなたの環境で漢字に変換できましたか?
できなかったときは、つぎの方法で出せるはずです。
“葭”の漢字をPCで出す方法
“葭”に限らず、読み方がわからない漢字や、
読み方がわかってるのに変換できないときに使える方法です。
キーボードの【半角/全角】のキーを押すと、画面右下で“A”と“あ”が切り替わっているところがありますよね。
そこにカーソルを合わせて右クリックすると、IMEオプションが表示されます。
IMEパッドを選択して、開いたウィンドウの左上、手に鉛筆を持っているイメージを選択します。
イメージにカーソルを合わせると「手書き」と表示されるはずですので、すぐわかります。
あとはマウスをクリックたまま文字を書くと、右側に候補が出てきますから、そこから選べばOKです。
一度手書きで出した漢字は、同じくIMEオプションから“単語の登録”で登録しておくと、
つぎに同じ漢字に変換するときに便利ですね。
まとめ
“葭”の読み方は、
- カ
- よし
- あし
です。
“あし”は“悪し”に通じるため、現代では“よし”と読まれるのが一般的です。
余談になりますが、“葭”は植物の“蘆”が、出始めてすぐのものを指します。
そして“葦”は、“蘆”が伸びたものです。
なんだか出世魚みたいで面白いですよね。
それでは今回はここまでとします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。