竹冠に見【筧】読み方は“かけい・かけひ・ケン”。意味は本文で。
初めて“筧”の字を目にしたとき、「何と読むんだろう」と思い、“竹冠に見る”と検索しますよね。
人の名字で使われている場合、その多くは“かけい”と読みます。
有名な俳優さんでは“筧 利夫(かけい としお)”さん、有名なモデルさんでは“筧 美和子(かけい みわこ)”さんがいらっしゃいます。
漢字は知らなくても、名前を耳にしたことはあったのではないでしょうか。
実はほかにも多くの読み方がありますので、知っておくとほかの読み方の筧さんに合ったとき、「この人は勉強してるな」と第一印象を良くすることもできるでしょう。
“筧”の読み方と意味
訓読み
“かけひ”と読みます。
こう読む場合は“掛け樋”や“懸け樋”と書かれることもあります。
どちらにしても名詞であり、地上にかけ渡して水を通す竹の意味です。
“懸け樋”と画像検索してもらえると、わかりやすい画像がいくつも出てきますよ。
建築現場では雨樋(あまどい)のことを指すこともあります。
音読み
“ケン”と読みます。
この読み方で私が知っている熟語は、“筧水(けんすい)”しかありません。
漢字そのまま“筧を流れる水”という意味です。
ほかに何か熟語あるんですかね?
辞書で調べても見つけきれませんでした。
人名に使うとき
“筧”一文字では、“かけい”、“かけひ”と読ませる名字がほとんどの印象なのですが、ほかには
- かけ
- かくい
- かけの
- けん
と読ませることもできるようです。
さらに
“筧田”と書いて
- といた
- といだ
と読ませる名字もあります。
もちろんそのまま
- かけいだ
- かけひだ
と読ませる名字もあり、本人に確認しないと正確な読み方はわかりませんね。
まとめ
“筧”一文字では“かけい・かけひ・ケン”と読みます。
人名に使われると、
- かけ
- かくい
- かけの
- けん
と読んだり、
“筧田”と書いて
- といた
- といだ
と読んだりします。
“筧(かけひ)”は“懸樋”で、地上にかけ渡して水を通す竹の意味です。
建築現場では“雨樋”のことを指すときがあります。
さて、これで実際に名前に“筧”の字を持つ方に会ったときも大丈夫ですね。