簡単な正しいお米の保存方法!もう虫やカビに悩まない!
なんとなくキッチンの片隅に置いていたり、シンク下に保管していたりするお米。
いざ炊こうと思って保存容器の中を覗いてみると……虫が!カビが!
こんな経験、ありますよね。もうしたくないですよね。
でも、お米の正しい保存の方法を知れば、こんな悪夢を見ることもありません。
正しい保存を知って、美味しいご飯を食べましょう!
もし「今いる虫の対処法を先に知りたい」ということでしたら、次の記事を紹介しておきます。
→お米を米びつ保存していたら虫が発生!対処方法と正しい保存方法とは?
見出しで拾い読みする?
味を損ねない正しいお米の保存方法はこれ!
いつまでも美味しく、そしてイヤな虫やカビが発生しないお米の保存方法とはどのような方法なのでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう!
お米は冷蔵庫で保存する
おすすめのお米の保存方法は、冷蔵庫での保存です。
お米の入っている袋には、保存方法が記載されています。
そこには、「高温・直射日光を避け、湿気・水漏れに注意しましょう」という記載が。
詳しく書かれているようで、実はあまり詳しい保存方法とは言えないと思いませんか?
湿気がこもらないように風通しが良く、つねに温度が低く一定に保たれている場所が理想的ですが、現代の住宅事情では確保しづらいものですよね。
そこで安心して保存できるのが、冷蔵庫。
低温で保存することで、鮮度を保つことが可能です。
また、冷蔵庫よりも野菜室の方が容量があるという場合は、こちらでも大丈夫ですよ。
冷蔵庫には密閉容器に入れて保存する
おすすめは、鮮度を保つために、空気に触れないような密閉容器での保存です。
冷蔵庫保存専用のお米保存容器もありますが、もっとお手軽な密閉容器と言えば、ジップロックなどのチャック付きの袋。
100円ショップでも手に入ります。
空気を抜いて小さく保存できるのは魅力的ですね。
食べる分(2合分、3合分など)に小分けして、冷蔵庫に保存しておくと便利ですよ。
間違ったお米の保存方法だとどうなる?
さて、正しい保存方法がわかりましたが、なぜ冷蔵庫に密閉容器という保存方法が正しいのでしょうか?
それには、温度と湿度が関係してきます。
また、間違った方法での保存ではお米にダメージをうける場合も。
それでは詳しく見ていきましょう。
お米の保存の適温は?
お米にも、保存の適温があります。
望ましい温度は、「19℃まで」です。
20℃を超えると、虫が発生することがあります。
また、温度も大切ですが、湿度も気をつけたいところ。
湿度が高い場所では、カビが発生する危険が高くなります。
カビは高温多湿を好むので、夏場は特に危険ですね。
シンク下などは危ないですよ!
さらに、乾燥した空気に触れた状態での保存は、お米にダメージを与えます。
表面にひびが入り、食べたときに美味しくないこともあるんです。
カビが発生する夏だけでなく、冬の乾燥時も要注意ですね。
こういったトラブルを避けるためにも、安定した冷蔵庫での保存が望ましいということです。
お米にはにおいがつく!
お米を正しく保存していないと、付近にあるにおいの強い物からにおいが移ることがあります。
特に、購入時の袋には小さな穴が開いているので、そこからにおいが移ってしまいやすいんです。
冷蔵庫の中でもあっても、密閉容器でない場合は、お米ににおいが移ります。
キムチのにおいなどには気をつけたいところ。
やはり密閉容器でお米を保存するのが安心です。
あなたのお米の保存方法は大丈夫?
ここまで読んでいただくと、あなたのお米の保存方法が正しいのか不安になってきますよね。
また、どうしても冷蔵庫にお米を保存できないこともあります。
こんなときはどのように保存すべきでしょうか?
ここでは、冷蔵庫で保存せず、常温で保存している場合を想定して解説していきます。
「米びつ」でのお米の保存方法は?
多くの家庭で利用されている米びつ。
ボタン一つで軽量できるタイプ、ホーローのバケツタイプ、高級感のある桐でできたタイプなど形状はさまざま。
この米びつが一番安心の保存方法だと思いきや、意外と落とし穴があるんです。
米びつは便利ですが、隅にぬかや汚れが溜まり、お米の劣化を早めることがあります。
さらにきちんと手入れをしないと、虫が発生する恐れもあります。
新しいお米の継ぎ足しをして古いお米が残ってしまうと、とても危険です。
使い切って新しいお米を入れるようにしましょう。
新しいお米をいれるときに、しっかり米びつ内を掃除します。
ちなみに、冷蔵機能のある米びつもあります。
しっかりお手入れをしながら使えば、鮮度が保たれて美味しいお米を食べることができますよ。
「ペットボトル」でのお米の保存方法は?
米びつを買うよりも、お手軽なのがペットボトルでの保存。
中身がよく見え、場所も取らず、使い勝手がいいですよね。
立てても横にしても保存できるのも便利。
しかし、ペットボトルに移し替えるときが難点。
漏斗などがあればいいのですが、ない場合は集中しながら袋からペットボトルの小さな口に移し替える必要があります。
こぼしたりするとストレスが溜まりますね。
また、ジュースなどが入っていたペットボトルは、しっかり洗って乾燥させないと、虫やカビが発生する原因になります。
「袋のまま」のお米の保存方法は?
実は、密封されているように見えるお米の袋には、小さな穴があいているんです。
つまり、虫が侵入する可能性が高いということです。
また、袋に水がかかって穴に入ってしまうと、カビも発生してしまいます。
そのままの袋保存は、お米を保存するには適していません。
基本的には何らかの容器に移して保存することをおすすめします。
お米にも賞味期限がある
どうしても容量の都合で冷蔵庫に保存できないという場合は、できるだけ虫やカビを発生させないような高温多湿を避ける環境を作ることが大切です。
また、冷蔵庫以外では鮮度を保つのが難しいので、味が落ちないうちに早めに食べきりましょう。
夏場は、さらに温度が上がり、保存期間が短くなります。2~3週間以内には食べきりたいところですね。
安いからと言って、家族に不釣り合いの量のお米を一気に買っても、上手に保存できなければ無駄になることも考えられます。
鮮度を保つことや虫やカビのトラブルのことを考えると、美味しく食べられる期間内に消費できる量を買った方が良さそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、お米の正しい保存方法についてお話ししてきました。
正しいお米の保存方法は「冷蔵庫で密閉容器に入れて保存」でしたね。
密閉容器も必ず専用の物を使うというわけではないので、簡単な方法だと言えます。
ジップロックなどの密閉袋は手軽なので、私も使用しています。
メーカーにこだわらなければ、100円均一のお店で購入できます。
密閉袋は使い勝手がいいので便利ですよね。
2合分、3合分のお米を袋に小分けして、大きめの密閉容器に入れています。
時間があるときにあらかじめ計量・小分けしておけば、いざご飯を炊くときに手間が省けて楽ちんですよ。
また、冷蔵庫の容量の関係などで冷蔵庫に保存できない場合は、常温保存でも仕方ないと思います。
そんなときは、できるだけお米の鮮度を保ち、虫やカビの発生を抑えるような環境をつくりましょう。
密閉容器を使い、できるだけ早めに食べきるのが大切です。
食べきれない量のお米の備蓄は危険ですよ。
お米は日本人の主食。
毎日のように食べるものなので、美味しく食べたいものです。
正しいお米の保存方法を実践して、ぜひ、美味しいご飯を味わって下さいね!