お米を冷蔵庫で保存できる期間は?
お米の保存は冷蔵庫でするのがいいと耳にしたのではないですか?
そうなんです。家庭でのお米は冷蔵庫で保存するのがベストです。
しかし、お米の保存、冷蔵庫での保存期間はどれくらいなのでしょうか?
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冷蔵庫保存のお米はいつまで美味しく食べられる?
さて、冷蔵庫で保存したお米はいつまで美味しく食べられるのでしょうか?
そもそも、お米に消費期限はあるのでしょうか?詳しくお話ししていきますね。
お米には消費期限がない!
まず、お米には消費期限がありません。これは、生鮮食品と同様の扱いです。
生鮮食品は、一般にとれたて(もぎたてなど)の新鮮なうちが一番美味しいとされています。
お米も同じで、精米され、出荷されたてが一番美味しいというわけです。時間がたてば立つほど、味が落ちてしまいます。
お米を常温で保存した場合、美味しく食べられる期間は1~2ヶ月程度とされています。
気温が上がる夏場は、もう少し短い期間だと考えた方が安全ですね。
冷蔵庫で保存したときのお米はいつまで美味しく食べられる?
さて、気になるのが冷蔵庫で保存したときに、いつまでおいしく食べられるかという点ですね。
こちらは、具体的なデータが存在していません。はっきりと、ここまで美味しく食べられる!とは言い切れないのです。(味覚の個人差もあるところなので……)
しかし、保管する温度で、ある程度推測することが可能ではないでしょうか?
冷蔵室の温度は、3~6℃。これは冬場(場所にもよりますが)の温度に相当します。
お米の最長のおいしく食べられる期間が2ヶ月。これは、冬場にあたります。
つまり、冷蔵庫で保存したとき、2ヶ月間はおいしく食べられるのではないか?という答えにいきつきます。(あくまでも、推測ですが……)
とは言え、やはり早めに食べきることが大切です。
賞味期限を気にせずに安心して食べるためには、およそ1ヶ月で食べきれる量を購入して、保管することが大切とも言えるのではないでしょうか?
もちろん、保存方法によっても、いつまでおいしく食べられるかが変わってきます。つぎはそのお話です。
お米は冷蔵庫で保存する
お米は冷蔵庫に保存がベスト!でも、なぜ冷蔵庫保存がベストなのでしょうか?
冷蔵保存推奨の理由や、保存するときの容器について詳しくお話ししていきますね。
冷蔵庫保存がおすすめの理由
購入時に入っているお米の袋を見てみると、保存場所について次のように書かれています。
「高温・直射日光を避けましょう。湿気や水漏れに注意です」、などといった表記を見たことがありませんか?ない方は、ぜひ、お米の袋をご覧になってください。
場所は特定されず、常温保存とも書かれていません。
しかし、高温と多湿、そして乾燥しすぎはNGということがわかります。
というのも、お米の保存のトラブルにつきものの虫は、20℃を超えると発生しやすくなるんです。
また、もうひとつのトラブルの「カビ」、こちらも湿度が高くなると発生します。
さらに、湿気がなさすぎて乾燥状態になると、お米の表面にひびが入り、炊いたときに味が損なわれてしまうんです。
冷蔵室の温度は大体が3~6℃。温度も湿度も一定に保たれ、虫やカビの発生を心配することはありません。
つまり、冷蔵庫はお米の保存に向いていると言えるんです。
ちなみに、冷蔵室ではなく、野菜室で保存してもOKです。野菜室はスペースが広々としているので、こちらの方が保存しやすいかもしれませんね。
冷蔵庫で保存するときは密閉容器がマスト
お米の保存は冷蔵庫がおすすめという理由が分かりました。
しかし、冷蔵庫に入れれば終わりということではありません。
品質の劣化をふせぐために、冷蔵庫で保存するときには、必ず密閉容器を使用するようにしましょう。
購入時の袋のままで保存するのはNGです。
袋には目で確認しづらいですが、小さな穴が開いています。そこから空気が入り、お米の品質(味)を損なうことがあります。
また、穴の開いた容器だと、におい移りの心配があるんです。
冷蔵室や野菜室には、においの強い食品もありますよね。漬け物(特にキムチ)、ニラなど、ちょっとにおいの強い物です。
これらの食品のにおいがお米に移るのを防ぐために、密閉容器で保存することをおすすめします。
冷蔵庫で保存するときは、チャック付き密閉袋でも大丈夫?
冷蔵庫で保存する専用の密閉容器もありますが、わざわざ購入する必要はありません。
家にあるタッパーなどでOKです。
そして、おすすめしたいのが、チャック付きの密閉袋(ジップロックなど)です。小分けできるのが便利ですよ。100円均一のお店などでも購入できますね。
お米を購入したら、炊く量(2合、3合など)に小分けし、空気を抜いて冷蔵庫に保存します。
また、ペットボトルも密閉容器として使えますが、使うときには注意が必要です。
ペットボトルは、洗ってよく乾かしてから使いましょう。水分が残っている場合、カビが発生する原因になりかねません。
加えて、ペットボトルを口飲みしたときもしっかり洗いましょう。雑菌が繁殖する原因になります。
そして、袋からペットボトルに移すときがやや難点。口が狭いので、漏斗などがないと一苦労です。
ペットボトルで保存する場合は、ストレスを溜めないためにも、漏斗はあると便利ですよ。
冷蔵ではなく冷凍はできる?
冷蔵ができるなら、冷凍もできるのでは?もっと長持ちしそう!……そう思ってしまいますよね。
虫が発生しないという点では、冷凍しても同じ効果を得ることができるでしょう。
しかし、冷凍に関して、実は賛否両論。
否定する意見としては、「お米の中の水分が凍るので、炊いたときに美味しくない」というもの。
しかし、インターネット上には、実際に炊いてみて、特に味の変化がなかったという意見も存在します。
実験データもなく、しかも味覚は人それぞれ。こちらはなかなか是非を問うことが難しいかも知れません。
しかし、公的機関と連携した機関によりますと、
このような記載があります。こちらでは冷凍は推奨されていません。
やはり、ここは冷蔵室や野菜室で保存した方が安全かもしれませんね。
冷蔵機能付きの米びつも便利
お米は冷蔵庫に密閉容器に入れて保存するのがベストだとわかりました。
でも、冷蔵室がぎゅうぎゅう、野菜室もぎっしり、というご家庭も少なくありません。
どうにかして、お米を冷蔵して保存したい!という方におすすめなのが、冷蔵機能付きの米びつです。
米びつと言えば、常温で保存するものだと思われますが、こんな便利機能が付いたものもあるんです。
しかし、若干お値段が高めなのがデメリット。お財布と相談して導入しましょう。
さて、ここまで、お米の保存は冷蔵庫がおすすめというお話しをしてきました。
お米を冷蔵庫に保存の前に、冷蔵庫は清潔にされてますか?
お部屋の掃除は毎日していても、冷蔵庫は忘れがち。そして、イマイチ掃除の仕方がわからない……という方もいますよね。
そんなあなたのお役にたてる記事をご紹介します。
こちらの記事を読んで、冷蔵庫もお部屋同様キレイに保ちましょう。
→冷蔵庫をキレイに保つ掃除のポイント~日々の手入れから大掃除まで
まとめ
いかがでしたか?
今回は、お米の冷蔵庫での保存期間、そして保存方法をお話ししてきました。
冷蔵庫で保管した際の賞味期限、明確な期限はなく、1ヶ月程度で食べきれる量を保管するのがベターと言えますね。
また、お米を害虫やカビ、品質低下から守るためにも、強い味方である冷蔵庫を使うのがおすすめです。
身近で安心の保存先があることを最大限に利用したいですね。
そして、お米の保存には密閉容器を使うのがベストだということもわかりました。
チャック付きの密閉容器やペットボトルが使えそうですね。保存容器はお好みでどうぞ。
ちなみに、お米を冷蔵庫保存するとなると、家族の人数によっては相当な場所をとります。
冷蔵保存したいけれど、冷蔵庫に何が入っているのかわからない……という方もいるでしょう。
これを機に、賞味期限の切れた食品などを捨て、冷蔵庫をスッキリさせるのもいいかもしれませんね!