ゴキブリは熱湯で即死!お風呂場や流し台で出会ってしまったときに!
にっくきゴキブリ。
彼らをやっつけるのに、
「熱湯が効く」
という話をお聞きになりましたか?
効くんです、熱湯。
「本当?」「どうして?」と思われたら、続きをどうぞ!
見出しで拾い読みする?
ゴキブリは熱湯で即死
どれだけ言葉を尽くそうとも、実際に見てもらうにはかないませんよね。
百聞は一見にしかず! 動画をご紹介します!
はい。
最初から死んでたかと思うほどの即死でしたね。
ではなぜ、熱湯で退治できちゃったのでしょうか?
どうして熱湯がゴキブリ退治に使えるのか
ゴキブリだけではなく、あらゆる生き物にとって熱湯は危険なものです。
それは、たとえ人間であったとしても同様です。
では、なぜ熱湯は生き物にとって脅威となるのでしょうか?
なぜなら、熱湯がかかることによって、やけどを負ってしまうからだと言うことができるでしょう。
生物を形づくる材料であるタンパク質は、熱で変化します。
通常42℃から43℃以上で体を構成しているタンパク質は変性しはじめ、生命に危険をもたらすことになります。
熱さでタンパク質を変性させると、タンパク質が固まるために、生物が活動する力を奪うことができるのです。
人間の場合においては、43℃の温度なら数時間その温度に外的にさらされないと、やけどを負うまでには至りません。
皮膚表面を一瞬でやけどさせるのには80℃から100℃、そして内皮までやけどさせるのには120℃以上の温度が必要になります。
ここであらためて、ゴキブリを考えてみましょう。
ゴキブリの体は、人間よりはるかに小さいですね。
そのため、熱湯をかけると、すぐに体の内部まで熱が伝わります。
このことから、ゴキブリ退治に熱湯が効果的であると言えるのです。
では、何℃のお湯がゴキブリ退治に最適でしょうか?
ゴキブリ退治にぴったりな熱湯の温度
通常は、28℃くらいの温かい場所が大好きなゴキブリですが、32℃~35℃になると、動きが鈍くなりやがて活動しなくなります。
そして、42℃から43℃になるとタンパク質が熱で変性して固まってしまい、死んでしまいます。
ですから、熱湯でゴキブリを一瞬で退治するためには、必ず50℃以上のお湯を使用するようにしましょう。
もちろん、グラグラと沸騰させた沸かしたてのお湯が一番効果的なのは言うまでもありませんが、そのような高温の熱湯を使用する場合には、熱湯がはね返って危険なことがあるため十分に注意する必要があるでしょう。
ほかにもお湯を浴びせるときに気を付けたいことがあります。
やけどの体表面積の広さが肝
熱湯でゴキブリを退治する場合、お湯の温度がぬる過ぎてはいけないことはもちろん、やけどを負わすゴキブリの体表面積の広さにも気をつけたいものです。
ちょろちょろと逃げ足の速いゴキブリに熱湯をヒットさせるのは、なかなか難しいことでしょう。
しかしながら、ゴキブリの足やお尻にちょっと熱湯がかかったくらいでは、ゴキブリに致命傷を負わすことはできません。
通常、人間の大人の場合には、手の平の大きさを1%とすると、全体の20%以上のやけどで命が危ない状態におちいると言われています。
また、子供の場合には、10%のやけどで命に危険がおよぶと言われています。
そのため、ゴキブリの場合においても、熱湯でゴキブリ退治をするのであれば、できるかぎりやけどの面積を広くするため、ゴキブリの体全体をめがけて熱湯をかけるようにしましょう。
熱湯でゴキブリを退治することには、さまざまなメリットもあります。
熱湯でゴキブリ退治をするメリット
ゴキブリ退治をするときに、熱湯を用いるメリットは、殺虫剤よりも早くゴキブリの息の根を止めることができる点にあります。
殺虫剤を使用した場合、しばらくの間はゴキブリがのたうち回ったり、逃げようともがいたりするでしょう。
ところが、熱湯であればゴキブリの動きを瞬時に奪うことができるのです。
また、薬剤を使わずに殺菌もできてしまうという効果があります。
サルモネラ菌や赤痢菌、チフス菌やピロリ菌などを保有していることがあるゴキブリ。
熱湯をゴキブリに注ぐなら、退治と一緒に菌を熱湯消毒できることも期待できます。
と、メリットは大きいのですが、気を付けたいこともあります。
気をつけたいこと
熱湯は、ゴキブリ退治に効果的ですが、熱湯を使用する際には十分な注意が必要でしょう。
ゴキブリに熱湯を注ぐ際に、誤って自分の足元に熱湯を注がないように注意したり、子供やペットがそばにいないことを確かめてから、ゴキブリに熱湯を注ぐ必要があるでしょう。
場所も選びます。
濡れてもすぐに拭き取れるか、そのままにしておいても問題ない場所でしか使えません。
そして、ゴキブリ退治に熱湯を使用するのであれば、いつでも熱湯が手元にある状態が好ましいでしょう。
そのため、熱湯を入れたポットや、電気ポットでいつでも50℃以上の熱湯をスタンバイしておく必要がありますね。
ところで、何かの拍子にゴキブリの卵を見つけてしまったときにも、熱湯が使えます。
卵を見つけてしまったときにも
もし卵をそのまま捨てるのであれば、捨てた先で卵から孵ってしまうことは十分に考えられます。
しかもほかのゴミと一緒に捨てるとなると、それはもう、ゴキブリにとってはごちそうの中で生まれるようなものです。
大きく育つでしょうね。
捨てる前に熱湯を浴びせてやりましょう。
そう、絶対に生まれないように、ゆで卵にしてやるんです。
卵も小さいので、熱湯ならサッと浴びせるだけで十分です。
ひたしてやれば完璧です!
逃げも隠れもできないうちに処理してしまいましょう!
「せっかくだから卵を探してみよう」と思ったら、つぎの記事が参考になるでしょう。
→ゴキブリが卵を産みつける場所はどこ?めざせ、ゴキブリ徹底駆除!
まとめ
最初にご紹介した動画で、効果があることはおわかりいただけたことでしょう。
すぐに退治できて、消毒もできるというメリットは大きいですね。
あとは、都合よく手元に熱湯があるかどうかです。
準備を欠かさなかった者が勝者です!
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