2LDKの部屋の使い方は、人数や生活スタイルに合わせて快適に!
2LDKに引っ越してすぐや、引っ越しを考えているとき、また、生活スタイルが変わるとき、
「どういう使い方をすれば、快適に過ごせるかな?」と考えますよね。
住む人の人数によっても部屋の使い方は変わってきますので、ここでは、それぞれに合ったインテリア・レイアウトのアイディアをご紹介していきます。
まずは人数に関係ない部分から見ていきましょう。
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リビング・ダイニングのレイアウト
リビング・ダイニングは“家の中心”ともいえる空間で、来客があればお通しする部屋ですね。
家族がいる方、1人の方も“くつろげる空間づくり”がポイントと言えるでしょう。
では、どうやったら“くつろげる雰囲気”を作れるでしょうか?
逆の視点、「どういう状態ならくつろげないか」を考えることとで見えてくることがあります。
例えば、リビングでくつろいでいるときに雑然としたキッチンが目に入って、
「散らかって見えるなあ…あとで片付けなきゃなあ…」と、くつろげない気分になったりしませんか?
人間というのは本来キレイ好きで、散らかっているものを見ると気を取られ、なんとなく落ち着かなくなるものです。
そして、お客さんが来たときのことを考えたら、“リビングからキッチン丸見え”というのは、ちょっとハードルが高くありませんか?
お客さんが来るときは、キッチンを確実にキレイにしておかないと、見られてしまいます。
そう、リビング部分からキッチンが丸見えにならないように、何か工夫しておいたほうがいいのです。
何ができるでしょうか?
大事なのが…
リビングとダイニングを簡易に仕切る
簡単な仕切りを用意すると、空間の広さはそのままに、リビングとダイニングをわけることができます。
このときあまりに重厚な、壁のような仕切りを用意してしまうと、空間が完全に分断され、それはもはやリビング・ダイニングではなくなってしまいますのでご注意を(笑)
ポイントは、間仕切り替わりの家具を利用するところです。
家具で仕切る例を2つ紹介しますね。
1)ソファセットで仕切る
ソファで空間を仕切ります。
そしてそのソファの前方には“ラグ”を敷きましょう。
一層リビングの空間・くつろぎを醸し出すでしょう。
ソファで仕切れば、座ったときにキッチンが目に入らなくなるので、一石二鳥です。
ただ、ソファの下やラグに汚れが溜まりやすいのがネックですね。
2)カラーボックスで仕切る
2段のカラーボックスを並べて仕切りにしてみましょう。
リビングの細々した品物をそこに収納でき、部屋もスッキリ見えます。
カラーボックスに収納するときは、そのままいろいろ放り込んでいては、片付いて見えません。
片付いて見えるコツは、布で隠したり、コンテナを使うことだったり、つぎの記事で紹介しています。
カラーボックスの上にはインテリアのアクセントとして、そして視線をキッチンに向かないよう誘導するため、観葉植物のグリーンを置いたり、好きな置物を置きましょう。
「でも、仕切るとそれぞれのスペースが狭くなりすぎる…」
そんなこともあるでしょう。
そんなときは何ができるでしょうか?
リビング・ダイニングをはっきり仕切りたくないときは
きっちり仕切らないときの工夫を3つ紹介します。
1)ダイニングテーブルの使い方・ソファを工夫する
高さが低めのダイニングテーブルを用意し、それに合わせて椅子は、
“ベンチタイプ”や“座面が低いソファタイプ”にします。
背の低いタイプを選ぶことで、圧迫感がなく広さを感じられます。
ソファタイプの椅子ですと、リビング感もあります。
2)ソファを置かない
クッションタイプ(低反発等)の座布団や、座椅子を利用するのも良いです。
使わないときは隅へ片付けて、お部屋を広く使うことも可能ですから、とくに小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、この空間の使い方はおすすめです。
ナチュラルな色彩・モノトーンなどのインテリアでしたら、座布団や座椅子のカラーをビビットにするとアクセントになりますね。
筆者は友人宅にお邪魔した際に、低反発の座布団を出していただきました。
ソファは人数が限られてしまいますが、座布団なら何枚か揃えておけば人数が増えても対応できます。
3)カウンターキッチンの場合
これは、カウンターキッチンのときだけ使えるアイデアです。
カウンターチェアを利用して、キッチンテーブルとダイニングテーブルを兼ねましょう。
カウンターでは手狭な場合、ワゴンをつけ足したりして補いましょう。
ここでカウンターは「ダイニングテーブルの役割」をするので、残りの空間をリビングとして広く使うことが可能です。
部屋広く見せるための方法はつぎの記事に詳しくまとめていますので、ここでは簡単に3つだけ紹介しました。
ここまでが、リビング・ダイニングのお話でした。
2LDKですから、ほかに2つお部屋がありますよね。
そこをどう使いましょうか?
2つの部屋の使い分けは?
人数や生活スタイルによって変わってくるところです。
- 夫婦で二人(+小さな子供)
- 夫婦とある程度大きくなった子供
- 一人暮らし
を、例として考えていきます。
どんなパターンがあるでしょうか?
夫婦で二人(+小さな子供)
一部屋は寝室にするとしたら、あと一部屋は
- ウォークインクローゼット
- 納戸
- 仕事部屋
- 趣味の部屋
という使い方ができます。
夫婦がそれぞれ一部屋ずつプライベートルームとして使うこともできます。
仕事等で寝起きする時間が違うなら、お互いの睡眠の質の向上のために、いい方法です。
夫婦と、ある程度大きくなった子供
子供がある程度大きくなっても子供部屋を作らないなら、“夫婦で二人(+小さな子供)”のパターンと同じです。
子供部屋を作るなら、一部屋が子供部屋、もう一部屋は夫婦の部屋になるでしょう。
一人暮らし
一人で2LDKでしたら、やりたい放題ですね(笑)
一部屋を完全な寝室にするなら、あと一部屋は
- ウォークインクローゼット
- 納戸
- 仕事部屋
- 趣味の部屋
といった使い方ができます。
一部屋を寝室と趣味の部屋にして、それに囲まれて寝るというのもいいですね。
それでもあと一部屋は
- ウォークインクローゼット
- 納戸
- 仕事部屋
といった使い方ができます。
いろんなパターンがあって悩むところでしょうから、それぞれの部屋の具体的な使い方を見て、それから用途を決めるのがいいでしょう。
具体的な部屋の使い方のポイント
完全な寝室
「質のいい睡眠の空間をつくりたい」
そんなときは、一部屋は完全に寝室にしましょう。
完全に寝室にすれば、部屋の大きさ・作りにもよりますが、ベッドが使えます。
ベッドにすれば、寝具を畳んだときの収納を考えなくてよくなりますし、ベッド下も有効に、収納に使えます。
完全な寝室にする場合、布団はあまりおすすめできません。
「どうせ寝るだけ」という気持ちになってしまい、布団を敷きっぱなしにして、カビさせてしまうからです。
毎日たたんで、天気のいい日は干して…布団ではそんな管理が求められます。
「それでも布団がいい」とおっしゃる方はOKですが、フローリングに布団を敷こうと思っていらっしゃる方は、ストップです。
工夫なしにフローリングに布団を敷くと、湿ってカビます。
「どう工夫するか」ということは、つぎの記事の中盤以降にまとめられています。
ウォークインクローゼット・納戸
ウォークインクローゼットは、洋服の多い方にとっては、素敵なスペースになるのではないでしょうか。
コーディネートごとに靴も合わせて収納すると、毎朝の支度も楽しくなります。
一部屋を寝室にしているのであれば、洋服などを置くスペースがそこにはあまり残っていないかもしれません。
その場合は、こちらの部屋に集中して物をおきましょう。
趣味・仕事のスペースにする
読書家の方なら本棚を、コレクターの方なら収集品をずらりと並べるお部屋に。
ご自宅で仕事をされる方は、ホームオフィスに使用するのはどうでしょう。
来客室にする
基本的にはリビング・ダイニングがお客さんを通すところですが、友人など来客が多い方は来客室として用意しておくのもひとつのアイデアです。
宅飲みして、そのままお泊りしてもらっても大丈夫ですね。
それぞれのプライベートルーム
時間が合わない同士が同室で睡眠していたら、安眠できませんし、布団やマットレスを干す時間もとりづらくなってしまいます。
生活時間が合わないパートナー同士なら、お互いの“プライベートな空間・時間”を大切にすることで、良い関係を保てます。
また、ラブラブとは言え、たまには一人になりたいときもあったり。
そんなときはプライベートルームでいったん落ち着いてから、あらためて顔を合わせると、ケンカしても
「さっきはゴメン」と言いやすかったりしますよ。
まとめ
リビング・ダイニングでは、“くつろげる雰囲気”を大事に、リビング部分とダイニング部分を仕切るか仕切らないか考えてみましょう。
2つの部屋は、人数や生活スタイルに合わせて、「何を優先するか」ということを考えてから用途を決めましょう。
あとは、どんな部屋の使い方をするにしても、少しでも広く見えた方がいいですよね?
広く見せるコツは、途中でも紹介しました、つぎの記事に書いてあります。
→【狭い部屋のレイアウト術】これで窮屈な空間とオサラバ!【9選】
それでは、あなたの生活が少しでも楽に・楽しくなることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!