【妊娠中の飛行機】胎児に影響はある?母体に影響はある?
お盆やお正月などの帰省や、里帰り出産、子どもが生まれる前の旅行などで飛行機を利用する方も多いかと思います。
でも、やっぱり気になるのが胎児や母体への影響ですよね。妊娠中に飛行機に乗ることで、妊婦さんに何か影響が出たりするのでしょうか?
また、何か気を付けるべきことはあるのでしょうか?アドバイスも交えてご紹介したいと思います。
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胎児に影響はある?
結論から言うと、影響はありません。でも一番気になるのは、身体検査で通るX線検査ですよね。X線は問題ないのでしょうか?
X線検査は大丈夫?
飛行機搭乗前には金属探知機のゲートを通りますよね。
そこでの放射線が胎児に影響があるか気になる方もいると思いますが、これは影響はありません。いわゆるX線が使われているのは手荷物検査だけなんです。
人が通るゲートは赤ちゃんにも安全な金属探知機。とはいっても、ちょっと過敏になってしまいますよね。
そんなときは、近くにいる係の方に妊娠している旨を伝えてください。絶対とは言えませんが、横から通してくれる可能性(係の人による身体検査になります)もあるようです。
母体に影響はある?
結論から言うと、こちらも胎児と同様に影響はありません。ですが、気にしなければいけない点はいくつかありますので、チェックしておきましょう。
エコノミー症候群になりやすい
長時間同じ姿勢でいると、血流が滞ってしまい、血栓ができ呼吸困難や胸が痛くなることがあります。これをエコノミー症候群というのですが、妊娠中は特に血流が滞りやすいので、長時間のフライトは避けましょう。
また、搭乗した際は、短時間のフライトでも足をこまめに動かしたり、トイレに立ったりなどして同じ姿勢でいることは避けてください。
つわりがひどくなることも
妊娠中は普段気にならないようなことも気になってしまいがち。においや温度、気圧などがつわりを悪化させてしまう可能性もあります。
飛行機に乗り慣れている人でも、妊娠をしていると環境に敏感になりやすいので、「いつも通りで大丈夫」とあまり思わないようにしておきましょう。
医師への相談は絶対!
飛行機に乗る場合は、医師の診断書などが必要な場合があります。これは航空会社で異なってきますので、妊婦さんが飛行機を利用する際は各会社の規約を調べておく必要があります。妊娠初期でも診断書が必要な航空会社もあれば、いらないところもあります。
また、出産が近づく妊娠後期の出産予定日28日前からは診断書が必要なところがほとんど。7日以内だと医師の同伴が必要になります。診断書の有無に関係なく、飛行機に乗ることが決まったり、旅行の計画を立てる際は必ず医師に相談をするようにしてください。
自分では平気だと思っていることでも、医師の目から見て危険だと判断することもあります。ですので、医師の判断を必ず仰いでもらうようにしてください。
飛行機に乗る妊婦さんへのアドバイス
飛行機に乗る前は炭酸飲料NG
つわりなどで炭酸飲料を飲むと楽になるという方もいると思いますが、飛行機を乗る前は、グッと我慢。
というのも、炭酸飲料を飲むと、体内(腸管内)にガスがたまります。そのガスが気圧の変化で膨れてしまい、おなかを圧迫することがあるのです。
ただでさえおなかが圧迫している妊婦さんですので、搭乗前は炭酸飲料を避けましょう。
搭乗時はマスクを
機内は人が大勢乗っています。中には具合の悪い人も乗っているかもしれません。
そこで、ウイルスなどをもらわないように、マスクは必ず着用しましょう。また、マスクをすることで乾燥対策にもなりますよ。
エチケット袋の用意を
つわりがある状態で飛行機に乗るのはあまり好ましくないのですが、乗らざるを得ないこともありますよね。
そんなときはエチケット袋を持参し、すぐに取り出せるようにしておきましょう。
また、トイレの位置などもあらかじめ確認しておいた方がいいかと思います。どうしてもつらいときは乗務員の人を呼んでくださいね。
母子手帳は必ず携帯
どこかへ行くとなれば母子手帳は必ず持っていくとは思いますが、必ず手荷物の中に入れておきましょう。
預ける方の荷物に入れてしまうと、もし何か機内であったときに確認ができません。現在の週数、出産予定日、持病、母体や胎児の状態を把握するためにも必要です。
延長シートベルトもある
航空会社によっては妊婦さん用に延長できるシートベルトを貸してくれるところもあります。
通常のベルトではきつくなるので、これは利用したいところですよね。乗務員に使用できるか確認をとりましょう。
まとめ
妊娠中に飛行機に乗っても母体や赤ちゃんに影響はありませんが、できれば避けた方が安心かもしれませんね。
もし欠かせない用事で乗るとしたら、安定期が一番安心できます。長時間のフライトは避け、必ず医師に飛行機に乗っても大丈夫なのか診断をお願いすることがとても大事なポイントかと思います。
ママが不安に思えば赤ちゃんにも伝わってしまいます。不安要素は取り除いた上で、飛行機に乗ることをおすすめします。
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