出産祝いを贈る前に知っておきたい7つのエチケット
出産祝いを持って行くと、けっこう皆さん、
「気をつかわなくていいよ」
と言ってくれるんですよね。
半年近く渡しそびれてても、だいたい笑顔で受け取ってもらえます。
しかし、それでも最低限、失礼にあたらないよう気をつけましょう。
気にする人は気にするものです。
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出産祝いを贈るタイミングに気をつける
まず押さえておきたいマナーが、贈る時期に気をつけるということ。
くれぐれも、入院中の病院に渡しに行くということは避けましょう。
もちろん相手から病院まで会いに来て欲しいと言われた場合は構いませんが、それでも相手に負担にならないよう短時間ですませることが望ましいです。
また、赤ちゃんに触れる際は、病室だろうとお家だろうときれいに手を洗いましょう。
贈るタイミングは、生後1~2ヶ月以内に贈るのがマナーとされています。
万が一、1~2ヶ月以内に渡しそびれたという場合は、半年以内、遅くても次の誕生日までであれば出産祝いとして贈ることができるのでまだ遅くはありません。
もし、1年以上経過してしまっている場合は、出産祝いとすると違和感を与えてしまうので、「誕生祝い」として贈るのが良いでしょう。
くれぐれも、出産祝いを贈る際はあらかじめ母子の体調を伺ってから贈りましょう。
出産祝いに贈るもの
まず、友人や知り合いに贈る場合ですが、実用性のあるものであれば基本的に何でもOKです。
- ベビー服
- おもちゃ
- アルバム
- おむつケーキ
といったものが特に人気です。
ベビー服やベビー靴を贈る際は、少し成長してからでも着用できるサイズのものをプレゼントしてあげましょう。
お母さんあてに、育児グッズが入るマザーバッグや、育児書といったものをプレゼントしてもとても喜ばれます。
次に、自分の兄弟等身内に出産祝いを贈る場合です。
身内の出産祝いに贈る際は、おもちゃ等よりも実用性がより高いものを贈ってあげると良いでしょう。
例えば、
- 宮参り用の祝着・ドレス
- ベビーベッド
といったすぐに使えるものをプレゼントすると喜ばれます。
こういったものは、出産前に事前に贈ってあげても構いません。
ちなみに、出産祝いは必ずしも手渡しで贈るものという決まりはありません。
持参するのが難しいという場合は、配送で贈ったとしても失礼には当たらないので安心してください。
出産祝いの相場
出産祝いはだいたいいくらくらいの品物をプレゼントしてあげたら良いのか迷うものなんですよね。
ここでは、シチュエーション別でそれぞれの出産祝い相場をチェックしていきましょう。
友人・知人
まず、友人や知り合いに贈る場合の相場です。
友人や知人の場合は、5,000円~1万円ほどが相場となります。
また、複数人で合わせてプレゼントするというのもOKです。
最近では、共通の友人たちでお金を出し合って少し高価のものを贈るといった方も多いです。
兄弟等
次に、兄弟等の身内に贈る場合。
家族内での出産祝いの相場は、だいたい1万~2万円ほどとなります。
素材にこだわった少し高価なベビー服や、ベビーベッド等をプレゼントされる方が多いです。
また、事前にどういったものが欲しいか聞いてからプレゼントするというのもOKです。
職場の人へ
最後に、職場内の知人の出産祝いの相場です。
職場からの場合は、同年代の仲間に贈る際は5,000円ほど、部下や上司に贈る場合は1万円ほどを目安とすると良いでしょう。
会社の場合、仲の良いグループや部署からまとめてギフトを贈るといったケースも多いです。
セットで贈る場合の数に注意
出産祝いを複数贈る場合は、なるべく奇数の個数にして贈るようにしましょう。
3、5、7といった個数が望ましいです。
2個であれば問題ありませんが、4の場合は「死」、6の場合は「ろくでなし」、9の場合は「苦」にそれぞれ通じるため、極力避けることが望ましいです。
贈るべきではないもの
自分の趣味に合わせたものを贈ることは避けましょう。
あくまで、相手がもらって喜ぶものを大前提に品選びをしましょう。
ベビー服やベビー靴等を贈る際も、自分の主観は置いておき、なるべくお母さんやお父さんが喜ぶようなデザインのものをチョイスすることを心がけましょう。
また、処分しづらいものを贈るということも避けましょう。
相手の負担にならないように、ごく親しい間柄でない限りお子さんの名前や写真が入った物を贈らないということが無難です。
熨斗・水引について
水引は紅白の蝶結びという決まりがあります。
表書きは「御出産御祝」、もしくは「御出産祝」です。
下段には、自分の名前を記名しましょう。
苗字のみで構いません。
複数人で一つのものを贈る場合は連名、5人以上の場合は「○○一同」としましょう。
内祝いの相場について
出産祝いで高額なものをいただいたけど、それ相応のものをお返ししなければいけないのではと慌てている方、そんな心配は不要です。
出産内祝いの相場額は、いただいたものの約半額とされています。
また、高額なものや、目上の方からいただいた際は、半分以下となっても構いません。
とはいえ、あからさまに低額なものをお返しするというのもマナー違反となるので注意してください。
1万円ほどの出産祝いをもらった場合の内祝いは4,000~5,000円程度を目安に品選びをすると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
意外と気をつけたほうが良い点は多く、(めでたいことなのであからさまに批判はされませんが)気にする人は気にするのです。
せっかくプレゼントをするなら、気持ちよく受け取ってもらえるよう配慮しましょう!
メッセージカードつきなら、喜んでもらえることも多くなりますよ。