【母乳育児の悩み】母乳が出ない、ミルク飲まないことへの12の対応
母乳育児中、母乳が足りないと感じているときにミルクも飲んでくれないと、とても心配になってしまいますよね。
赤ちゃんの大切な食事である母乳やミルクについて悩んでいるお母さんは多いです。
そこで今回は、
- 赤ちゃんがミルク飲まない
- 母乳が出ない
ことへの対応法をまとめてみました。
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母乳が出ないとき、ミルク飲まない赤ちゃんへの12の対応法
赤ちゃんがミルクを飲まない理由によって対応法がかわります。
ひとつだけの理由ではなく複数当てはまることもありますから、いろいろと試しながら原因を探ってくださいね。
それでは、12の対応法をお教えします。
ミルクが気に入らないなら
- ミルクをかえる
- ミルクの温度を変えてみる
- 赤ちゃん用の水を使ってみる
哺乳瓶が気に入らないなら
- 哺乳瓶のキャップの閉め方を変えてみる
- 哺乳瓶の乳首をかえる
- 哺乳瓶をかえる
- 哺乳瓶以外を使う
母さんがミルクを飲ませようとすると飲まないなら
- ミルクはお母さん以外の人にする
母乳が出ないなら
- 母乳マッサージをしてみる
- 水分を積極的に取る
- 体を温める
- しっかり食事・休息をとる
あなたとあなたの赤ちゃんには、どれが当てはまりそうですか?
対応法を見ていきましょう。
ミルクが気に入らないとき
- ミルクをかえる
- ミルクの温度を変えてみる
- 赤ちゃん用の水を使ってみる
スプーンで与えても吐き出したり、哺乳瓶でいったん飲んでも口から出したりしてしまうときはミルクの味や温度が気に入らないのかもしれません。
ミルクを複数試すならスティックタイプのものなど、小分けされているものが使いやすくオススメです。
ドラックストアで相談すると試供品をもらえることもあります。
哺乳瓶が気に入らないとき
- キャップの閉め方を変えてみる
- 乳首をかえる
- 哺乳瓶をかえる
- 哺乳瓶以外を使う(スプーンやマグ、ストローなど)
特に今まで母乳だけで過ごしてきた赤ちゃんの場合、哺乳瓶に違和感を覚えることが多いようです。
そんなときは哺乳瓶の乳首部分を交換してみたり、哺乳瓶自体をかえてみたりしてください。
また、5~6か月を過ぎている赤ちゃんでしたらマグやストローに挑戦してみてもいいですね。
お母さんがミルクを飲ませようとすると飲まないなら
「お母さんが哺乳瓶をもつと飲まない」
という赤ちゃんもいます。
赤ちゃんとしては、
「おっぱいがそこにあるのに哺乳瓶で飲まされることが気に入らない」
と思っているのかもしれませんね。
その場合は哺乳者を交代することでミルク・哺乳瓶に慣れ徐々に飲めるようになることもあります。
赤ちゃんが気に入るものをぜひ見つけてあげてくださいね。
中にはいろいろ試したもののどうしてもミルクを飲まないという赤ちゃんもいます。
赤ちゃん自身の好みの問題で、お母さんにはどうしようもできないので本当に悩みますよね。
母乳が出ないときは
母乳が出ない原因として、貧血・冷え性・精神的ストレス・睡眠不足・水分不足などが挙げられています。
赤ちゃんにあうミルクや哺乳瓶を試しながら、以下のことをぜひ試してみてください。
- 母乳マッサージをしてみる
- 水分を積極的に取る
- 体を温める
- しっかり食事・休息をとる
母乳マッサージは胸の下に手をあててぐっと持ち上げるようにするマッサージです。
やり方が分からないときは病院の助産師さんなどに相談してみるのも手ですよ。
また、赤ちゃんが泣いてゆっくり全身を温める時間がない方は胸の上あたりを温めるとよいです。
温めることで血行が促進し母乳の分泌が活動的になると言われています。
母乳マッサージ参考動画
以下に母乳マッサージの参考動画もつけておきます。
哺乳瓶・乳首の選び方
乳首の素材の種類・形状
ところで、哺乳瓶を買い替える前に試してほしいのが乳首の変更です。
乳首には穴の形や素材にさまざまな種類があり、お母さんの乳首に近づけるよう工夫されたものも多いですから、赤ちゃんが好むものがあるかもしれません。
素材
乳首の素材には主に
- 天然ゴム
- イソプレンゴム
- シリコンゴム
があります。
天然ゴム・イソプレンゴム
弾力がありお母さんの乳首に近い感触ですが、熱に弱く少しゴム臭がします。
シリコンゴム
やや硬く滑りやすいですが、無臭で熱に強いという特徴があります。
形状
穴の形にも種類があります。
丸穴
一般的な形でS/M/Lなど穴にサイズがあります。
新生児のうちはSサイズをつかい、成長に合わせてサイズを変更していきます。
クロスカット・スリーカット(Yカット)
赤ちゃんが乳首を吸う力に合わせてミルクが出てくるようになっています。
クロスカットのよりスリーカットの方が角度によるミルクの出具合のムラが少ないと言われています。
生後2か月以降から使用するとよいです。
哺乳瓶の選び方
哺乳瓶のサイズ・形
各メーカーで揃えているサイズに違いはありますが
- 120ml
- 150ml
- 160ml
- 200ml
- 240ml
が主流です。
新生児のうちは一回の量が100mlより少ないので120~160mlのものでよいでしょう。
飲む量が増える生後2~3か月の赤ちゃんの場合は200~240mlのサイズを用意しているお母さんが多いようです。
形は口径3cmの細長いものが多いです。
よく見る円筒のもののほかにもくびれがあるもの(母乳実感・テテオ等)や母乳を飲む姿勢をキープするために独自のカーブをつけているもの(ドクターベッタ等)など各メーカーによって工夫がありますので赤ちゃんに合わせて選んでみてください。
哺乳瓶の素材
ガラス
- 傷や熱に強く雑菌が繁殖しにくい
- 汚れが落ちやすい
- ミルクの温度調節がしやすい
- 重く、落とすと割れてしまう
プラスチック
- 落としても割れない
- 軽いので赤ちゃんが自分で飲める
- 熱に弱い
- 汚れが落ちにくく、傷がつくと菌が繁殖する
一般的には頻繁に消毒・洗浄する月齢の低いうちはガラス製のものを、お出かけを始めたり自分で飲みたがったりするようになればプラスチック製のものをといわれています。
赤ちゃんとお母さんの状況に合わせて選んでみてください。
また、哺乳瓶・乳首ともに買う前に消毒・洗浄ができる素材であることを確認してくださいね。
子供が出す、母乳が足りないサイン
赤ちゃんがミルクを飲まない理由のひとつに「母乳で満足している」ことがあります。
胸が張らないので母乳が出ていないと思っているお母さんもいらっしゃいますが、「さし乳」といってお母さんのおっぱいが必要に応じて母乳を作るタイプの場合もあります。
そこで母乳が足りないときの赤ちゃんの様子を見てみましょう。
- いつまでも乳首に吸い付いて離れない
- 母乳を飲んでもすぐ泣く(機嫌が治らない)
- おしっこが1日5回以下
- うんちが2~3日に一回しかでない
- 授乳間隔が短い、すぐ欲しがる
- 体重が増えない、増え方が悪い
- 顔色が悪い、ぐったりしている
あくまでも目安ではありますが、上記に複数当てはまる場合は母乳が足りていない可能性があります。
体重が順調に増えているなら特に問題がないときが多いですが、心配なら医師に相談してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、母乳が出ないとき・ミルクを飲んでくれないときのお話しでした。
母乳が出ないときに、ミルクも飲んでくれないとお母さんとしては不安になってしまいますよね。
私も子どもがミルクをまったく受け付けなくてとても怖い思いをしました。
調べに調べ、今回ご紹介しました12の対応法を試していくと、ある日突然ミルクを飲んでくれたり母乳が出たりした私です。
ときには病院や保健センターなど他の人の力を借りながら、赤ちゃんが元気で成長できる環境を整えてくださいね。