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妊娠中に心配なおなかの張り。「危険な張り」ってどんなもの?

子ども
 

妊娠中、ふとした瞬間におなかが張っていることがあります。

おなかが石のように固くなってしまうときもあり、赤ちゃんに影響がないか心配になってしまいますよね。

そこで今回は妊娠中に心配なおなかの張りについて紹介していきたいと思います。

入念に調べておりますが、あくまでも私が調べた範囲と経験談ですので、どうしても心配なときは早めに病院に相談しましょう。

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「危険な張り」の症状は?

妊娠初期(妊娠4週から15週)

妊娠初期におなかが張ったように感じるお母さんは多くいらっしゃいます。

ほとんどの方は子宮の成長にともなって、おなかが引っ張られているような痛みや軽い生理痛のような下腹部痛を感じるようです。

これらは体が変化しているというサインであることが多いです。

あまり心配しなくてもいいようですね。

おなかの張りや痛みは程度の差はあるものの、妊娠中誰でもが何らかの形で感じるものです。心配ない場合がほとんどです

出典:佐藤クリニック

 

また、立ちっぱなしなど長時間同じ姿勢でいるときや、便秘や疲労、冷え、つわりによる嘔吐からお腹が張ったように感じることもあります。

ただし、

  • 30分以上張りが続く
  • 横になっても治らない
  • 重い生理痛のように痛む
  • 性器付近から下腹部までぴりぴりと痛む
  • 出血がある
  • 横になると治るが動くと痛みがぶり返す
  • 1時間に何度も張ったように感じる

上記にひとつでも当てはまる場合は何かが起きている可能性があります。

切迫流産や絨毛膜羊膜炎の兆候がある場合は赤ちゃんに影響が出てしまいますので、横になっても張り・痛みが治らないなど上記に当てはまるときは病院に指示を仰いでくださいね。

 

30分以上張りが続いたり、痛みや出血を伴う場合は、

  1. 早産の兆候がある切迫早産
  2. 胎盤が剥がれて母子ともに危険な状態になる常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)

などの可能性があるため、すぐに病院に連絡しましょう。

出典:市川医院

 

下腹部痛がある、出血量が増えてきた等の症状があれば、病院へ連絡し受診してください。

出典:みちおかレディースクリニック

 

流産は下腹部痛や出血で始まります。これらの兆候があったら安静にしてください。おさまらなければすぐ病院へ。

出典:坂本産婦人科クリニック

 

妊娠中期(妊娠16週から27週)

子宮が大きくなり、張りが分かりやすくなる時期です。

とくに妊娠20週になると子宮の大きさはおへそ付近まで大きくなるのでおなかの張りを感じやすくなる方が多いようです。

今まであったつわりなどの不快症状が緩和され、体が動くからと無理をするとおなかが張りやすくなりますから気をつけてくださいね。

  • 微量でも出血がある
  • 横になるなど安静にしても治らない
  • おなか全体がバレーボールのようにガチガチに固くなる
  • 1時間に何度も張る(周期的な張りを感じる)
  • 横になると治るが動くと張りがぶり返す
  • 胎動を全く感じない
  • おりものの様子がいつもと違う

上記にひとつでも当てはまるときは何かが起きている可能性があります。

子宮が大きくなると冷えや胎動など様々な刺激で子宮の一部が張ることがあり、これは生理的なものであることが多いようです。

しかし、おなか全体がガチガチに張るときは注意してください。

また、この時期は「切迫流産」「切迫早産」と診断されるお母さんが増える時期でもあります。

微量でも出血があった場合や胎動を全く感じないときは病院に連絡しましょう。

もしも激痛があったり大量出血をしたりしたときは救急車を呼んでください。

 

妊娠中期以降

少量の出血でも必ず受診したほうがよい

出典:みちおかレディースクリニック

 

必ず連絡していただきたいのが、以下のいずれか1個でも当てはまる場合になります。

A)出血(茶色・黒色なども含みます)がある場合

B)休んでいても何回も繰り返して(特に10分以内に繰り返して)痛い場合

C)すごく痛くて冷や汗が出たり、意識がもうろうとするような場合

出典:いたはし産婦人科

 

妊娠後期(妊娠28週から39週)

妊娠28週から35週

後期になると、赤ちゃんの成長に伴っておなかも張りやすくなります。

とくに妊娠28週から30週にかけて赤ちゃんは急成長しますので、おなかが張ると感じるお母さんが多いようです。

張りを感じたら休むように心がけてくださいね。

  • 横になっても治まらない
  • 張りの持続時間が長い
  • 1時間に何度も張りが起こる
  • 強い痛みを感じる
  • 出血がある
  • おりものの様子がいつもと違う
  • 胎動を感じない

上記にひとつでもあてはまるときは何かが起きている可能性があります。

お産は子宮収縮が周期的に起こり、子宮口が開いていくことで進みます。

この状態が妊娠36週より前に起こることは「危険」とされています。

そのときは早産のおそれがあるようです。

妊娠30週以前なら1時間に3回以上、30週以降なら5回以上おなかの張りを感じるようなら病院に相談したほうがいいでしょう。

また、破水したときや子宮口が開いたときにはおりものが水っぽくなったり糸を引いたりすることがあります。

おりものの様子がいつもと違うときも注意が必要です。

強い痛みがある・胎動を感じない・出血があったなどの場合は大きなトラブルが起きた可能性もありますから、すぐ病院に相談してくださいね。

 

子宮収縮の回数が一日10回以上、以前に早産の経験がある、或いは出血を伴うことがあれば早めに診察を受けてください。

出典:登村レディスクリニック

 

早産のときは、張りがしだいに強くなり、痛みとして感じるようになります。出血量はそれほど多くありません。もしこのような症状があれば、すぐ病院に連絡してください。

出典:奥村マタニティクリニック

 

1日10回以上、頻繁にお腹が張るときは必ず受診してください。

出典:あおぞらレディス&マタニティクリニック

妊娠36週以降

予定日が近づいてくると不定期ながらおなかが頻繁に張るようになります。

これは前駆陣痛とよばれるもので、陣痛のためのウォーミングアップです。

このまま本陣痛へとシフトすることもあれば嘘のように治まってしまう場合もあります。

出産準備のための生理的なものですから心配しなくても大丈夫です。

 

ですが、

  • 横になっても治まらない
  • 出血が続く
  • 張りの持続時間が長い(ずっと張っている)
  • 強い痛みを感じる
  • 胎動を感じない
  • おりものの様子がいつもと違う

にひとつでも当てはまったら病院に相談してください。

とくに出血と長く続く痛みがあった場合は「常位胎盤早期剥離」が疑われることもあります。

起こる頻度は低く全体の0.3%~0.9%程度といわれるものですが、赤ちゃんがおなかにいるうちに胎盤が剥がれてしまうので危険です。

心配な場合は遠慮せず病院に相談しましょう。

 

さらさらと流れ出る出血や持続するおなかの痛みがあれば、異常も考えられます。必ず連絡してください。

出典:みちおかレディースクリニック

 

おなかが張ったときの対処法

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  • まずは椅子に座る
  • 深呼吸をしてみる
  • 出血があるか確認をする
  • 横になって安静にする
  • 病院に相談してみる

おなかが張ったらまずは座って深呼吸をし、体を休めることで張りが解消されるか確認してください。

そのときおなかや足の付け根を圧迫しないように背もたれやクッションに体を預けるように座るとよいですよ。

やや足を開き気味にすると子宮への血流が良くなり、子宮収縮が治まりやすくなるといわれています。

 

また、出血があった場合はすぐに病院に連絡して指示を仰いでくださいね。

座っても張りが治まらないように感じた場合や、治まっても動いたら張りが戻ってきた場合は横になって安静にしてください。

このときおなかを圧迫しないように「シムスの体位」を取ることをオススメします。

体を丸めすぎると逆におなかを圧迫してしまうので気をつけてくださいね。

足にクッションを挟んで横向きに寝ることも力が抜けやすくなるのでよいと思います。

これで治らないときは病院に連絡して指示を仰いでください。

治っても心配な場合は病院に相談してみてくださいね。

病院では、

  • いつから張りがあるのか(痛いのか)
  • どんなふうに痛むか
  • 1時間にどれくらい張るのか
  • 出血があったか
  • おりものに何か変わったことがなかったか
  • 具体的にどこが張っているか(痛いか)
  • 破水など他にも症状がないか

を聞かれることがあります。

いざ受診したときに慌てないように頭の中で整理したりメモに取ったりすることをオススメします。

 

そもそも張りとは?

おなかの張りの原因

子宮は筋肉でできた袋です。

妊娠すると、子宮は赤ちゃんの成長に合わせて筋肉が伸びたり縮んだりを繰り返しながら大きくなっていきます。

この筋肉の収縮がいわゆる「おなかの張り」であり、生理的なものですので特に心配がいらないものが多いです。

他にも

  • 赤ちゃんの胎動
  • 体の冷えによる血行不良
  • ストレスによる血行不良
  • 疲労 ・性行為による刺激
  • 腹部への物理的な刺激
  • 乳首(おっぱい)マッサージ

などでおなかが張ってしまうこともあります。

出血がない、横になって休めば治まる、治まった後で胎動を感じる場合は問題がないことがほとんどです。

靴下を履いたり温かいものを飲んだりと体を温めて血行をよくすることでおなかの張りを解消できることもありますのでよかったら試してみてください。

 

また、乳首をマッサージすると子宮収縮を促すホルモンが分泌されます。

張りやすい方は控えたほうがよいかもしれません。

助産師さんや医師に確認を取ることをオススメします。

妊娠中はプロゲステロンというホルモンは出ています。

黄体ホルモンとも呼ばれるもので妊娠を維持する働きがありますが、逆に腸の運動を鈍らせてしまいますので便秘に悩まされてしまう妊婦さんが多いです。

この便秘をおなかの張りと感じてしまう方もいます。

子宮収縮とは別物ですが、つらいときもあります。

特に痛みを伴う場合は医師に相談してくださいね。

妊娠に影響しない便秘薬を処方してもらえますよ。

 

おなかの張り セルフチェック

  • 頭、腰、背中にクッションを挟み、体を30度くらい傾斜させて仰向けになる
  • 足は楽な姿勢をとる
  • 子宮のある場所を優しく触る

*仰向けになるのが辛い場合は横向きでもよいです。

張りが分かりやすい20週以降に行ってください。

子宮のある場所を触ってみて固いときはおなかが張っているかもしれません。

このとき力を入れて触るとおなかが張ってしまうので注意してくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、妊娠中のお腹の張りのお話しでした。

妊娠中、どんな時期でもおなかがカチカチに張ると赤ちゃんに影響がないか心配になってしまいますよね。

私も初期からずっとおなかの張りに悩まされていました。

仕事や家事、お出かけなどやりたいことができないおなかの張りですが、これも妊娠しているときだけのことです。

張ったら休む、張らないように体を温めたり安静にしたりする・・・など赤ちゃんのペースに合わせながら生活していってくださいね。

 

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さくら

さくら

主婦・二児の母。
名古屋大学大学院を卒業後、医薬品・化粧品分野研究職に就きました。妊娠を期に退職しまして、現在は家族4人で生活しています。
趣味は音楽鑑賞・ドライブです。

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