【お七夜】生まれて七日目夜のお祝い。数え方・命名書の書き方等解説
子供が生まれて間もなくのお祝い、それがお七夜。
行うのはいいけども、
「日にちの数え方がわからない」
「命名書の書き方がわからない」
など、色々とありますよね。
今回は、そんな、初めてのお七夜の悩みにお答えします。
お七夜とは
赤ちゃんの誕生から7日目に行うのがお七夜です。
昔は生後間もなく死亡してしまうことも多かったため、お七夜を迎えられたことを神様に感謝する大切な儀式でした。
現在では、赤ちゃんの名前をお披露目する「命名式」や退院祝いを兼ねて、身内だけで祝うことが多いようです。
数え方
伝統的な行事ですので、生まれた日は1日目と数えるのが習いです。
1月1日生まれなら、1月7日が7日目です。
愛子様を例に挙げあげさせていただきますと、愛子様は12月1日生誕。
命名の儀(一般に言うお七夜)が12月7日でした。
このことからも、生まれた日は1日目と数えるということがわかります。
ただ、以下で述べますが母子の健康もありますので、少しでも遅らせたほうが良いという考え方もでき、生まれた日を0日目とすることも多くなってきているようです。
母子の健康が優先
退院したばかりの母子の体調などを考え、大勢の人を招いたりするのは避けたほうがよいでしょう。
また、母親に負担がかからないように、仕出しや寿司などの膳を手配し、内々だけで行います。
行う日は、7日目にこだわらず、母子の体調のよい日を選ぶようにします。
帝王切開や産後の健康状態などの関係で母子が退院していない場合は、命名書のみを飾り、母子が元気に戻ってきた後、退院祝いやお宮参りを兼ねて祝いの席を設けるのもよいでしょう。
命名書
赤ちゃんの名前は、お七夜までに決めておき、命名書を飾ります。
奉書紙を使用するのが正式ですが、現在は市販されているものや略式のものを利用する人も多いようです。
書き方の例
正式な命名書
三つ折りの奉書紙の内側の中央に赤ちゃんの名前を大きく書き、両親の名前と続柄、生年月日を書く。
左側にお七夜の日付と名付け親の名前を書く。
右側の表面に「命名」と書く。
略式の命名書
半紙の中央に赤ちゃんの名前を大きく書き、その上に「命名」と書く。
父親または両親の名前と続柄を右側に、生年月日を左側に書く。
どこに飾る
命名書は神棚や床の間などに飾ります。
神棚などがない場合は、できるだけ高い位置に貼り、神様に報告すると同時に、みんなにお披露目します。
ベビーベッドなどに貼るのもよいでしょう。
命名書は1か月ほど飾っておき、その後はへその緒と一緒に大切に保管しておきましょう。
出生届
赤ちゃんの名前が決まったら、こちらも忘れてはいけないのが、出生届です。
生後14日以内に
- 赤ちゃんの出生地(日本国内のみ)
- 本籍地
- または届出人の居住地の役所
に届け出てください。
出生届は、役所でもらえるほか、用意してある病院なども多いようです。
出生届の半分は出生届証明書になっているので、出産に立ち会った医師または助産師に作成してもらいます。
手続きには、母子健康手帳と印鑑も持っていきましょう。
手数料はかかりません。
生後14日を過ぎると、簡易裁判所に書類提出などをしなければならなくなるので、注意しましょう。
海外で出産した場合、3か月以内に届出を行う必要があります。
この期間内に出生届とともに、国籍留保届を提出しないと、日本国籍を失う場合があるので、速やかに届出を行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はお七夜のお話しでした。
お七夜は伝統的な行事ですが、最近は母子の健康を優先して、七日目以降に行われることも多くなりました。
命名書を準備したり、出生届を出しに行ったりと忙しくなりますが、お祝いです。
子供を祝福しましょう。
お七夜アンケート結果