マンション・アパート最上階の暑さ対策!引っ越してはじめて気づく暑さ
「暑さを何とかしたい」と思って対策を調べていらっしゃるあなた、行動力が素晴らしいですね。
その行動力がきっとあなたを助けてくれるでしょう。
さて、マンション・アパートの最上階に住むようになると、
「今まで住んでたところより暑い!」と感じることがありますよね。
どうして最上階は暑くなるのでしょうか。
理由を知っておくことで効果的な対策ができますので、最上階が熱くなる理由を書いたあと、その対策をご紹介していきます。
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マンション・アパートの最上階はなぜ暑いの?
暑さの原因は、最上階の上の屋根です。
屋根は、日中の太陽の熱で熱くなります。
一度熱を持つとなかなか冷めにくいです。
外壁にも日光が当たっているので、熱を蓄えています。
夜になっても屋根や外壁の熱が冷めきらず、また朝になり太陽の熱を蓄えるという悪循環が起こります。
蓄えた熱が天井や外壁を伝わって部屋にとどき、暑くなるのです。
そして下の熱気が上がってくるので、余計に暑さが増します。
暑さ対策のカギは部屋の熱を逃すこと
部屋に入ると、「蒸し暑い空気がよどんでいる」ことがあるのではないでしょうか。
この「熱を蓄えた空気を逃すこと」が暑さ対策の大きなポイントとなるのです。
具体的に対策をご紹介していきましょう。
最上階の利点を生かす
最上階の利点として、「低層階よりも風通しが良いこと」が挙げられます。
帰宅して熱い空気を感じたら、エアコンを点ける前に窓を最低2か所以上あけましょう。
こうして熱気のこもった空気を外へ排出します。
窓を開けたときの風の通り具合は、つぎの記事で図解しています。
→ムワっと部屋が暑い!その原因と涼しく過ごす4つの対策とは?
*バルコニー箇所の窓開けポイント
バルコニーの床が熱を持っていることがあります。
バルコニーに打ち水(水を撒くこと)をして、気化熱を利用して熱を奪ってしまいましょう。
何もせずにそのまま窓を開けてしまうと、その熱ごと室内へ入ってしまいます。
太陽光をさえぎる
窓からの日射を抑えることも大切です。
太陽光が部屋を暑くする原因となります。
遮光カーテンをする
一番取り入れやすい方法です。
一般のカーテンよりは少し値段が高いですが、熱の侵入を抑えることが出来ます。
窓外での対策をする
窓自身が熱を持つのを防ぎたいので、外側も対策をしましょう。
ただし、高層階で外へ物を置くのが禁止さえている場合は除きます。
ヨシズ・スダレ・サンシェードをする
ホームセンターで購入することが出来ます。
窓の外側に取り付けることで、日陰を作り日射を防ぎます。
窓内側のレースのカーテンと両用すると効果が上がります。
緑のカーテンをする
窓の外で緑のカーテンを作ってみましょう。
私はプランターを置いてロープを上部へ固定しておき、ゴーヤを育てました。
見た目も涼しいですし、ちゃんと実るので子どもが喜んでいました。
ゴーヤの他にヘチマ・朝顔も良いですね。
朝の涼しい時間に水をやりましょう。
シーリングファン・サーキュレーターや扇風機を利用する
もし、天井の強度がある・工事が出来るなどの問題がクリアできるようであれば、天井にシーリングファンを取り付けるのも選択肢の一つにしてみましょう。
天井のあたたかい空気を下へ送ってくれます。
夏場だけではなく、暖房の必要な冬場も同じ原理で空気を動かすので、活躍しますよ。
取り付ける位置・羽根の大きさは空気の流れを考えて、取り付け・選びましょう。
シーリングファンが取り付けられない場合は、サーキュレーターや扇風機を利用しましょう。
扇風機は上向きが出来ないタイプが多いので、その点では、可動域の大きいサーキュレーターはおすすめできます。
上向きで使用して、天井の熱い空気を追い出します。
これらをエアコンと併用すると、より効果が得られます。
ラグをい草・涼感のものにする
床も「熱を閉じ込めてしまう素材」のものは避けましょう。
フローリングの場合は、ベタ付かないように気が付いたら水拭きしてサラリとしているようにします。
ラグを敷く場合は、肌触りの良い「い草タイプ」のものや、「涼感」のものをチョイスしましょう。
色合いも寒色系を選び、視覚からも涼しさを取り入れましょう。
ここまではだいたいどこのご家庭でもできるものを紹介しました。
つぎのページではできるご家庭が限られるもの、「リフォームするならどこか」ということを書いています。
もしリフォームも視野に検討なさっているなら“続きを読む”をタップしてチェックです。
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