ムートンブーツの外側も内側もキレイに手入れして、気持ちよく履こう。
暖かく履きやすくて、冬には大活躍のムートンブーツ。
でも、お手入れになると「どうしたらいいんだろう…?」となりがちですよね。
外側は簡単ですが、内側の手入れが実は大事。
手入れしないとカビや水虫の元になってしまいます。
キレイに手入れして、気持ちよく履きましょう。
では、シーズンオフ、そして日ごろのお手入れの方法を紹介していきます。
シーズンオフのお手入れ
毎日のように履いたムートンブーツは、雨シミや汚れが意外とついています。
そのままにしていたら色ムラが出てきます。
保管する前のお手入れをして、仕舞いましょう。
おすすめなのは、靴も取り扱っているクリーニング店に出すことなのですが、
「費用が掛かるので、自宅で…」と思う方もいらっしゃいますよね。
丸洗いすれば内側までキレイにできますが、難易度としては高い洗濯法となりますので、実践なさる場合はあくまで自己責任ということで、自宅で行う丸洗いの方法をご紹介します。
用意するもの
- ムートン専用のシャンプー(無い場合はシャンプー、デリケート用衣類中性洗剤。漂白剤・蛍光剤の無配合のものにします)
- ムートンブーツが入るバケツや桶(大きさが合えば洗面台でも)
- タオル(ムートンの色が移るので捨てても良いようなもの)
手順
- 全体を見て傷んでいる箇所、目立つ汚れの個所をチェックしておきます。傷んでいる箇所は、より優しく洗いましょう
- バケツにぬるま湯を入れて、シャンプーを泡立てて洗浄液を作ります
- ブーツをそっと浸します。毛並みに沿って“手で”なで洗いをします
- 内側にも手をいれ、フワフワを起こすような感じでなでましょう
- 優しくすすぎます。泡が無くなるまでしっかりとすすぎます
- タオルで水気を十分に取ります
- 乾いたタオルを詰めて型崩れを防ぎつつ、風通しの良い日陰で干します
- ある程度乾いたら、中に詰めているものを取って乾かします。完全に乾くには、2~3日かかかります
- ブラッシングをして整えます
- 消臭スプレーをかけて完了
※内側のフワフワを回復させるには、詰め物を詰めたままにしないことが大事です。
NG!これはしないで!
- 洗濯機に入れる:型崩れの原因になります。
- 熱湯の利用
- 柔軟剤の利用
- ドライヤー・直射日光での乾燥:傷みの原因になります。
- 直射日光での乾燥
ドライヤーはNGに入れましたが、冷風であれば問題ありません。
熱いのがNGなんです。
ここまでが、シーズンオフのときにやりたい、丸洗いのお話でした。
では、毎日のお手入れはどのようにしたら良いのでしょう?
購入してすぐのことも含めて、ご紹介します。
日ごろのお手入れ
お手入れ用品
- ブラシ:傷をつけないように出来れば馬毛・豚毛などの天然ブラシが良いでしょう
- 防水スプレー(靴売り場に置いてあります)
- タオル(色移りしても良い、不要になったタオルなど)
- 消臭スプレー
購入したらすぐ・出かける前にやりたいこと
外側に防水スプレーをしてください。
急な雨・雪からの防水はもちろんのこと、表面の汚れ防止にもなります。
最初の1回は、目立たないところに少し吹き付け、変色しないか確認してから全体に吹き付けましょう。
帰宅後にやりたいこと
- 濡れた場合はしっかりと乾かします(この場合も熱は避けます)
- 除菌消臭スプレーをかけておきます
- 表面の汚れを丁寧に優しく一方向へブラッシングして落とします
- 内側の水分を取ります
ブラッシングは、毛並みに沿って、天然毛(天然の馬の毛など)やゴム製の柔らかいブラシで優しく行います。
それと、ムートンブーツの内側は、ホワホワして暖かいですよね。
脱いだ直後はそのホワホワに水分がたまっていて、そのままにしておくとカビや水虫のもとになります。
内側の水分を取ろう
- 吸水の良いタオルを内側に入れ、2〜3時間おいておく
- タオルをとったあと、消臭スプレーをする
- ブーツ専用の乾燥剤を、足先とかかとに入れる
このときもタオルを詰めたままにしないことが大事です。
詰めたままにすると、せっかくのホワホワがペタッとなってしまいます。
ブーツ用の乾燥剤は、100均でも売られています。
「乾燥剤を買うのがもったいない」というときは、重曹でも代用できます。
重曹を茶パックに入れるだけで簡単に作れます。
水分を吸った重曹は固くなるので、そうなったら取り替えのサインです。
捨ててもいいですが、掃除にも使えますよ。
外出中に濡れたりすることもありますよね。
そんなときはどうしましょうか?
雨や雪で水濡れ・一部汚れてしまったとき
- 水で硬く絞ったタオルで、シミのあるところを“ポンポンと周りも含めて、ぼかすように均一に叩いて”濡らしていきます
- 風通しのよい日陰で自然乾燥します(室内でも良いです)
- ブラッシングして整えます
*ポイント
- タオルは回しながら、つねに綺麗な面で叩くようにします
- こすらない:汚れが広がる恐れがあります。表面の風合いが損なわれる恐れがあります
- 直接お水(お湯)につけない:型崩れすることがあります
- 洗剤を使わない:一部だけ色落ちすることがあります
- ドライヤー(熱風)を使わない
*チェックしてまだシミが残っている場合は、もう一度試します。
まとめ
ムートンブーツの丸洗いは難易度が高いですが、うまくできるようになると、クリーニングに出すより安く済みます。
とくに気を付けたいのは履いたあとの内側のケア。
せめて乾燥剤だけでも使いましょう。
濡れたり汚れたりしたときも、早めの対応で型崩れや汚れの定着を防ぎましょう。
ところで、ムートンブーツをオシャレに履きこなすためには、ムートンブーツの手入れだけでなく、あなた自身の手入れも大事です。
とくに脚。
「オシャレに履きこなしたい」という方のために、脚やせ記事を2つ紹介します。
それでは、あなたがムートンブーツを気持ちよく履けることを祈りつつ、この記事を終わります。
これからも足元のオシャレを楽しみましょう。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!