赤ちゃんの離乳食が中期にすすんだらパン粥をアレンジしてみよう
離乳食がちょっと進んだとき
「メニューを増やしたいな」
「パン粥のアレンジできないかな」
と思いますよね。
パン粥なら簡単にアレンジできますので、そのメニューを紹介します。
つかみ食べに移行することも考えて紹介していきます。
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離乳食中期のパン粥アレンジ
離乳食初期からパン粥に親しんでるいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
もしパン粥がまだでしたら、パン粥から慣らしていきましょう。
作り方は簡単。
食パンの内側の白い部分を、牛乳で煮るだけです。
中期になりますと、食べられる食材も増えてきます。
慣れ親しんだパン粥に、野菜や卵、チーズをプラスして味覚と食感を広げてみてください。
栄養価もグッとあがりますよ。
まずはそんなアレンジを3パターン紹介します。
1)グラタンアレンジ
粉チーズが中期になると少しずつ使えるようになります。
- パン粥に粉チーズを少量かけ
- トースターで焼くだけ
です。
2)パンプティングアレンジ
※卵の黄身が食べられるようになっていれば
- さいの目に切ったパンを耐熱容器にいれます
- 溶きほぐした卵黄に牛乳を混ぜ、パンを入れた容器に流し込みます
- ラップをして電子レンジで600wで約2分ほど
焼き加減を見て時間は調節してください。
(卵はアレルギーが出やすいので、注意しましょう。
まずアレルゲンの少ない黄身から少量でテストします。その1~2か月後に白身です。どちらも固ゆでにして漉してからスープや白湯に混ぜてスプーンに人さじ程度にしておきます。
その後1~2日様子をみて下痢など体調不良が起こらなければ徐々に慣らしていきます。)
3)野菜をプラスして
旨味のある野菜や出汁を加えて味覚を広げてきましょう。
- トマトパン粥:野菜の出汁にトマトをつぶしたものでパン粥を作ります。
- かぼちゃのパン粥:かぼちゃをつぶして出汁でのばしたものでパン粥を作ります。
以上のアレンジを行うときに、気を付けたいことがあります。
ドロドロからつぶせる固さへ
離乳食初期では1回食、ドロドロの液体状でしたよね。
中期からは徐々に2回食になり、形状も舌と上あごでつぶせる固さにしていきます。
もう中期だからと「すぐに水分少な目の固さにしよう!」と焦らないでくださいね。
いきなりそんな固さでは赤ちゃんは慣れずに「ベーっ」と吐き出してしまう子もいるでしょう。
何事も少しずつ、赤ちゃんの様子をみながら進めてください。
慣れてきたら今度は、手づかみ食べの練習になります。
手づかみ食べしやすいメニュー
2回食に慣れてきた頃から、赤ちゃんは食べ物へ興味を示しだします。
例えば器を触ったり、スプーンに手を伸ばしてくるようになってきます。
そこは食事のステップアップのサインです。
手づかみ食べできるメニューを試してみましょう。
3つ紹介します。
1)さつまいもとリンゴのコロコロ
- さつまいもとリンゴを小さなさいの目に切ります
- 柔らかく煮たものをパン粥に混ぜます
私はこのメニューを一番よく作りました。
モグモグとするのも楽しく、野菜の甘みも感じて美味しいらしく、子どもが喜んで食べていました。
2)お砂糖と卵を使わないパンケーキ
- ヨーグルトと豆乳を大さじ2で混ぜ
- ホットケーキミックス50gを混ぜて
- 焼きます
家族そろって食べられるメニューです。
上のお子さんや大人はジャムなどを乗せて食べます。
私は外出する時には保存容器に入れて持っていきました。
とても重宝していました。
3)ちょこっとトースト
さらに掴むのが上手になってきて順調に進んでいたら焼いてみるのもいいかもしれません。
- 食パンの中の部分を握りやすい細さに切って
- 軽くトーストします
パン粥とは違った今までにない食感になります。
また香ばしさがあります。
そして噛む練習にもつながります。
固すぎないか、渡す前に固さを確認してくださいね。
まとめ
パン粥自体も簡単に作れますし、アレンジも簡単ですよね。
今回は離乳食中期のお子さんを持つ方に向けて書きましたので、手づかみ食べに移行しやすいメニューもあわせて紹介しました。
固さには気をつけてあげましょうね。
また、新しい食材を試すときは午前中に試しましょう。
アレルギーがでたとき病院が開いてたほうが助かりますよね。
そして食べるのは楽しいことと赤ちゃんが学べるように、ぜひ声掛けをしてあげましょう。
「あーん」「もぐもぐ」など大人が一緒に食べる真似をしてみたり、あなた自身が楽しめることが大事です。
ところで離乳食は、育児本の通りには進まないものです。
「食べなかった」と悩む方もいらっしゃるかと思います。
そんなときはひとつ前のステップに戻ってみましょう。
固くして食べなくなったら、もとの柔らかさにしばらく戻すとかですね。
赤ちゃんにとっては新しい味・食感との出会いの連続です。
戸惑うこともあるでしょう。
大人でも、はじめて口にするものは“おそるおそる”ですよね。
食べたくないときだってありますよね。
赤ちゃんも同じです。
「たまたまそんなときなのね」と思って、気楽に離乳食を進めていきましょう。
それでは、あなたが赤ちゃんと食事の時間を楽しめることを祈りつつ、この記事を終わります。