一人暮らしにおすすめ!冷蔵庫の選び方【容量やサイズ等徹底ガイド】
一人暮らしを始めるにあたって、自分にあった冷蔵庫を選びたいですよね。
でも、いきなりカタログを見てもお店に行っても、
「どれが私にあってるの?」という答えは見つかりません。
その答えは、あなたの中にあるのです。
さあこれから、あなたがあなたにあった冷蔵庫を選び、快適な一人暮らしをできるよう、9のポイントで導きます。
見出しで拾い読みする?
1)生活スタイルで容量が決まる
まずは容量。
1人当たりに必要な冷蔵庫の容量は、70L(リットル)とされています。
買い置きすることも考えると、一人暮らしでは80~140Lの容量が一般的です。
しかし冷蔵庫の使い方は、生活スタイルによって大きく異なります。
「けっこう自炊するつもり」
「飲み物だけ冷やせればいいや」
「冷凍食品に頼りそう」
など、どのように冷蔵庫を利用するのかをまず考えてから、容量を決めると良いです。
容量少なめでいい人
「外食や弁当がほとんどだから家には飲み物が冷えていればいい」
というのであれば、80L以下の1ドア保冷庫でもいいのです。
容量多めがいい人
逆に頻繁に料理をする方であれば、いろんな食材をキープしておきたいでしょうから、
250L程度の容量があってももてあますことはないでしょう。
選ぶときのポイントで、冷蔵庫自体の大きさは大事ですが、同じくらい大事なことがあります。
それはなんでしょうか?
2)冷蔵と冷凍の割合
冷蔵と冷凍の割合も重要なポイント。
冷凍食品を多く使うなら、冷凍の割合が大きいもののほうが絶対にいいです。
小型冷蔵庫でも、冷凍庫を下段に大きく取り、引き出し型としているものもあります。
食材を上手にストックすることは、一人暮らしの達人への近道!
多少の値段差なら冷凍スペースの大きいものを選ぶことをおススメします。
同じく冷蔵庫の収納比率という観点で、見ておきたいポイントがあります。
それは、
3)ドアポケットのサイズ
どんなに料理をしない人でも、飲み物は冷やしますよね。
だからこそ、ドアポケットのサイズは重要。
例えば、同容量・同価格帯の商品でも、2Lペットボトルが2本入るものと1本しか入らないものがあります。
特に小さい容量の冷蔵庫を選ぶ方は、“何をどれだけ冷やしたいか”具体的なイメージを持ってドアポケットのチェックをしましょう。
ここまで考えておけば、収納に関することは大丈夫です。
でも、実際に使い始めて初めて、ダメなところに「うわっ!」と気づくことがあります。
そんな盲点は…
4)見落としがちな冷却方式
運転音とメンテナンスに大きく影響するのが、冷却方式です。
冷蔵庫の冷却方式には、直冷式とファン式があり、
庫内壁面が直接冷たくなるのが直冷式
冷たい風が送風されるのがファン式
です。
それぞれメリット・デメリットがあります。
直冷式
まず、直冷式冷蔵庫と切っても切れない関係なのが、霜取り。
直冷式で冷凍機能を使うと、庫内に霜がついてしまうのは防げません。
定期的(1ヶ月~半年に1度)に霜を取らないと、中でどんどん大きくなっていき、スペースがなくなっていきます。
霜取りは、ヘラなどで無理やり取ると庫内を傷つけ故障の原因になるため、電源を切って溶かすことが推奨されています。
となると水も流れ出すということになり、かなりの手間です。
ファン式
ファン式であれば、霜はつきません。
しかし、直冷式と比較するとファンの運転音がうるさいという欠点があります。
一人暮らしでは、キッチンとベッドが近い位置になることも多いので、心配な方は静音性を確認しておきましょう。
一般的には、小さな容量は直冷式・大きな容量はファン式で、110Lくらいの容量から方式が切り替わっています。
「霜取りが絶対に嫌!」という方は、大きめの冷蔵庫を選ぶ方が無難でしょう。
同じく使いはじめて「うわっ!」となりやすいのは電気代です。
生活費は少しでも抑えて、趣味や交際費に回したいですよね。
ということで、
5)省エネ性能
年間を通してみると、家電で最も多く電気を利用するのは冷蔵庫なんです。
年中無休で食べ物を冷やし続けてくれているのですから当たり前かもしれません。
それだけに、省エネ性能の高いものと低いものでは、電気使用量に大きな差が出ます。
節約に気を配る方は、特にチェックしていただきたい項目です。
ここまで考えておけば、使い始めたあとに問題に気づくことはなくなります。
が、設置した直後に「うーん…」となるポイントがあるんです。
6)見た目も大事
家電の中では存在感の大きい冷蔵庫。
ほかの家具との取り合わせで、浮いて見えることもあります。
一人暮らしの生活スペースでは、目に入る機会も多く、見た目が気になり始めると、かなりのストレスです。
最も無難なのは、壁紙の色に合わせて選ぶこと。
白やアイボリーは清潔感もあり、壁紙と合わせることで圧迫感もありません。
シルバーの冷蔵庫は、料理上手に見せる効果アリ!
電子レンジや炊飯器なども同じカラーで統一するとスッキリした見た目のキッチンが作れます。
モノトーンが基調のシックな部屋を目指すなら、冷蔵庫もブラックで。
そのほかにも、
- 赤や黄色など何色ものカラーバリエーションから選ぶことができる商品
- 丸っこいフォルムでレトロな雰囲気をかもし出した商品
- 家具と見間違えるような木目調の商品
など、さまざまな冷蔵庫が販売されています。
冷蔵庫に遊び心を発揮できるのも、一人暮らしならではの楽しみかもしれませんね。
電子レンジと炊飯器の話が出ましたので、つぎはそれと関わるポイントをお話しします。
生活スペースを有効に活用するために大事な話です。
7)耐熱トップテーブル
一人暮らしの限られたスペースの中では、冷蔵庫の上も貴重な収納スペース。
多くは、電子レンジや炊飯器、トースター置き場になるのではないでしょうか。
しかし、ここで注意が必要。
冷蔵庫のトップテーブル(天板)が耐熱になっていないと、これらの加熱機器を乗せて使うことができません。
故障の原因になることもあるので、トップテーブルが耐熱になっているものを選びましょう。
さあ、これで設置してから問題に気づくことはなくなりました。
ところで、設置する場所はOKですか?
8)置く場所の確認
どんな冷蔵庫だって、置けなければ意味がありません。
購入前には設置場所を確認し、サイズやコンセントの位置をチェックしておくことが必須です。
冷蔵庫は庫内を冷やす代わりに、熱を発生する家電です。
放熱スペースを確保しないと冷えが悪くなることもありますので、側面や背面、上部に余裕を持てるようなサイズを選びましょう。
ドアをきちんと開けられるだけのスペースがあるかも考慮に入れておきましょう。
壁際に設置する際は、右開き/左開きの使いやすい方を選びます。
設置場所によって開き方を変えられるものを選べば、引っ越しのときも安心です。
「設置スペースOK、ドアを開けたときもOK、もうこれで大丈夫」と思いそうですが、それでも「置けない!」ということが起きてしまう場合があります。
どんなときでしょうか?
9)搬入経路は大丈夫?
大きめの冷蔵庫を購入する予定の方は、搬入通路にも気を配りましょう。
「部屋には置けるけど、ドアを通らない…」
なんて失敗がないようにしましょうね。
まとめ
- 容量
- 冷蔵と冷凍の割合
- ドアポケットのサイズ
- 冷却方式
- 省エネ性能
- 見た目
- トップテーブル
- 置く場所
- 搬入経路
これだけ考えれば、一人暮らしの冷蔵庫はバッチリ選べます。
まずは、「どういう生活スタイルでいくのか」を考えることですね。
そうすれば、冷蔵庫だけでなく、ほかの家電・家具選びもスムーズに進みます。
私の話になりますが、最初に一人暮らしを始めたときは、
「冷凍食品はそんなに使わないし、作りおきもそんなにする気ないから、冷凍スペースはほどほどでいいや」
と思って冷蔵庫を選んだのですが、実際に一人暮らしを始めてみると、作りおきが増え、冷凍庫を圧迫していました(苦笑)
「こうする」と考えていても、あとで変化してしまう部分もありますから、「ちょっと大きめにすれば良かったな」と反省しました。
ところで、一人暮らしを快適にするためには、冷蔵庫選び以外にも大事なことがありますよね。
あなたのためになりそうな記事を2つだけ紹介して、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
あなたの一人暮らしが快適であるよう祈ります。