新盆の香典の相場は?子供の場合はどのくらいが良いの?
新盆は、亡くなった方の霊が初めて家へ戻ってきます。
新盆は、「にいぼん」「はつぼん」「にゅうぼん」など地域によって呼び方が違っています。
どれが間違いと言う事ではありません。
ここでは、親(父・母・義父・義母)の新盆についての相場についてご紹介していきます。
新盆における香典の相場について
では、具体的に相場をご紹介していきましょう。
一般的な相場
一般的な香典の相場としては、10,000円~20,000円となっています。
地域によって相場が違っています。
知らずに包んでしまい失礼にあたるよりも、ご家族に相談してみましょう。親族によっては金額を決めていることもあります。
これに提灯やお供え(お線香や故人が好きだったものやお供えなど)として3,000円ほどを送る場合もあります。
家紋を入れるところもあります。
飾る日程もありますので、1~2週間前には届くように手配をしましょう。
どのような提灯が良いかわからない場合は、喪家の地域の仏具店に相談をしてみましょう。
また、提灯は住宅事情により飾らないケースもあり、「御提灯代」として現金を送るケースがありますので飾る場所の都合を確認しておきます。
提灯について
「迷わず先祖や故人の霊が帰ってくる目印」として飾るものです。
とくに新盆では「白提灯」を飾ります。
「故人が初めて帰ってくるときに迷わない目印」です。
いつもお盆に飾る絵柄の入った提灯とは区別をしているのです。
<ポイント>
兄弟・配偶者がいる場合:あらかじめ金額やお供えをする場合は品物について相談しておくと良いですね。あとで揉め事にならないようにしましょう。
お供えを兄妹で送る場合は、子供一同で供えられても良いです。
義理の親の場合などは、配偶者を通じて分からない点を聞いてみるのが良いでしょう。
法要・その後会食をする場合
法要を行い(僧侶に来ていただき読経をしていただく)、その後会食する場合は10,000円が相場となります。
ご夫婦で出席されるケースは2人あわせて20,000円が一般的な相場となります。
また、四十九日と同じように僧侶、親戚一同、故人との縁の深い友人を招いて行う場合は、20,000円以上包むのが良いです。
ご夫婦のケースは、30,000円が一般的な相場となります。
香典袋の書き方
新盆での香典袋の書き方をご紹介します。
水引は?
- 必ず結び切りの水引を用います。
- 双銀、藍銀(黒白よりもこちらの方が良いです。)
- 関西では黄伯・黄銀の場合もあります。
ご実家で確認しましょう。
お香典袋の表書き
仏式:「御仏前」「御佛前」
神式:「御神前」「御玉串料」
宗旨宗派ないものとして「御供物料」があります。
表書き・名前は薄墨で書きましょう。この意味は、「涙で墨がにじんでいます」とされています。
表書きの名前はフルネームで書きます。ご夫婦の場合では、夫の名前を書きます。
連名で書くケースとして、故人とのご縁が深かった場合があります。そのときには、中央に夫の名前を、その左に妻の名前だけを書きます。
中包みの裏面には住所・氏名・金額を書きます。金額は漢数字を用います。
*例えば一万円の場合は、「金壱萬円」となります。
*ほかの数字は、一=壱、二=弐、三=参、四=四、五=伍、六・七・八・九は同じ表記、十=壱拾と、なります。
<NGポイント>
「香典」「御霊前」と言う表書きは新盆ではしません。
四十九日以降は仏様になると言われています。
それで「御仏前」となっているのです。
※初盆は四十九日を過ぎてからのはじめてのお盆のことですので、当然に仏様になっています。
※四十九日は仏教の行事です。神道では五十日祭と呼ばれるものがあり、四十九日はありません。
香典を包む際の注意点
(1) 新札は控える。
新札しかない場合は、折り目を付けてからいれます。(二つに折るなどします)
*あまりにも汚れている場合には失礼なので避けます。
(2) お悔み事は、お札の枚数では「4」「9」を避ける。
(3) お札の向きを揃えて入れる。
諸説がお札の向きにはあります。
表裏どちらでなくてはいけないと決まってはいませんが、無難な入れ方は「表向き・顔は下向き」です。
(4)上包みの包み方は、上側を下側にかぶせ、水引をするようにします。
上から下へ、不浄な物を流すという意味からきています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一般的な相場は、10,000~20,000円です。
これらは一応の目安です。
一番は「御親族のお気持ちに沿う」「故人を想い精いっぱいの志」ではないでしょうか。
香典は相場がありますが、ご自分に見合った金額、そしてなによりも大切なのは「故人を想い、新盆にお参りをされること」ですね。