結婚式・披露宴での冬の服装、寒さ対策とマナーについて【女性編】
冬に結婚式や披露宴に呼ばれたとき、どんな服装で参列したらいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
「寒さも気になるし、どんなドレスを選んだらいい?」
「冬ならではのタブーはあるの?」
「会場までの服装はどうしよう?」
そんな方のために、冬の結婚式と披露宴におススメのファッションやマナーについてまとめました。
※アクセサリーのマナーについては、つぎの記事に書いています。→結婚式・披露宴でのアクセサリーの選び方!【女性向け】
冬に行われる結婚式・披露宴でのおすすめの服装
ドレスの素材
薄手のシフォン素材などはよくドレスの素材で使われますが、寒々しい印象を与えるので冬場の結婚式には不向きです。
おすすめの生地はベロア、サテン、ジャガード素材です。
生地が厚めのドレスでしたら寒さも軽減されるでしょうし、季節感も演出できてお洒落ですね。
寒いからといって、ニットやコットン素材のものを着用するのはカジュアルすぎるのでNGです!
ドレスの色
黒やネイビーの色のドレスを選ぶ方は多いでしょう。
でも、ゲストみんなが同じような色だったら…?
暗い印象になってしまい、せっかくの華やかな場が台無しですよね。
かといって、パステルカラーや寒色系のドレスは春や夏のイメージ。
おすすめは、赤やオレンジ、黄色といった落ち着いた暖色系のドレスです。
見た目も暖かそうですし、華やかで素敵です。
羽織もの
フォーマルなドレスは厚めの生地でもノースリーブや半袖のものが多いですよね。
そんなときはボレロやショールを羽織りましょう。
ボレロは長袖のものもありますので、防寒対策を念入りにしたい方には特におすすめです。
ボレロを選ぶときに注意すべきことが一点あります。
ドレスショップなどでファーのボレロを見かけたこともある方もいるかもしれません。
ふわふわのファーは冬らしさ満点ですし、ぐっと華やかに見えますが、ファーは動物の「殺生」を連想させることから、結婚式や披露宴では身に着けるべきものではないと言われています。
最近では許容されつつあることも事実ですが、お食事にファーの毛が入ってしまうこともあるでしょう。
新郎新婦だけでなく他の参列者の方への気遣いということもあるので、ファーの羽織は避けるのが無難です。
「ドレスは何を選んだって寒い!」
そんな方には…
着物
慣れていない方にとって、着物は動きにくいかもしれませんが、ドレスよりも華やかに美しく見えることでしょう。
新郎新婦やその親族も、自分たちのために着物を着てくれたと思ったら、とても嬉しいと思いますよ。
コート
コートは基本的にクロークに預けます。
だからといって移動中はどんなコートを着てもいいかといったら、そうではありません。
カジュアルすぎるデザインのコート、例えばモッズコートなどはドレスの上に着るコートとしてふさわしくないでしょう。
黒色のロングコートなどは慶弔どちらの場面でも重宝するので、一枚持っておくといいかもしれませんね。
新郎新婦に対するマナーというよりも、大人としてのたしなみということで、結婚式の場にふさわしいできるだけフォーマルなコートを選ぶのがおすすめです。
上に着るものだけでなく、足元にも気を付けましょう。
足元の注意点
ストッキング
履くならベージュのストッキングを!
寒いからと言って、黒色のタイツはカジュアルな印象が強いのでNGです。
また、お葬式を連想させる黒色のストッキングも避けましょう。
ベージュのストッキングでも、最近ではラメが入っている華やかなデザインのものもありますが、基本はあくまでベーシックなベージュのストッキングです。
最近は、なんと1200デニールのストッキングが出始めました!
今までのストッキングとは世界が違います!
つぎのストッキングはベージュやブラウンも選べますから、おすすめです。
新作 1200デニール裏起毛パンツ ロングパンツ スキニーパンツ タイツ レギン…
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ブーツ
ブーツとは一般的にカジュアルなアイテムです。
ロングブーツかショートブーツか問わず、マナー違反とされています。
フォーマルな場にはふさわしくないので、きちんとかかとのあるパンプスを履いていきましょう。
スウェード素材のパンプスは季節感も出ていいですね。
移動中にブーツを履くのはOKですが、会場に入る前に履き替えてください。
会場まで暖かい服装で行くという手も!
荷物は多くなってしまいますが、どうしても薄手のドレスを着て移動するのは避けたい…。
そんな方は、会場で着替えるのもいいでしょう。
会場によってはゲスト用の控室がある場合があるので、会場に確認してみてください。
大きなホテルなどは、トイレに大きめのスペースが設置されていてそこで着替えをできるケースもあります。
会場で着替える場合、時間に余裕をもって早めに出かけてくださいね。
また、会場に向かうまでの服装はどんなものでもいいかと言ったらそうではないので注意が必要です。
デニムなどのカジュアルすぎる服装は避け、きれいめのワンピースなど、少しでもフォーマルを意識した服装を選ぶのがおすすめです。
「会場でも寒かったらイヤ」ということでしたら、秘密道具の出番です。
寒さ対策の切り札!
ホッカイロです(笑)
なるべく目立たないところに貼りましょう。
着物であれば目立たない位置に貼れますが、帯の下にくるところに貼ると、熱くなりすぎるので注意です。
そうでなくても着物の内側に貼ると、脱がないとはがせない状態になりますので注意が必要です。
冷え性の方や足元が寒いと感じる方は、足用のホッカイロをつけるなどして温めるといいですね。
「ドレスにホッカイロ… カッコ悪い…」と思われました?
実は、あの叶美香さんも使われています。
カッコ悪くなんてありませんよね(笑)
まとめ
ドレスであれば、素材はベロア、サテン、ジャガードで、厚めのものを。
色は暖色系で。
ボレロやショールを上から着るのもいいですね。
ただしファーはNGです。
着物であれば、マナーとしても寒さ対策としても十分です。
移動時は暖かい私服で、会場についてから着替えるという方法もあります。
その場合は前もって会場に連絡しておく必要があります。
さらに万全を期すなら、ホッカイロです。
ファビュラスなあたたかさです(笑)
基本的に結婚式の会場は、花嫁が肩を出して過ごせるくらいの暖かさに設定してあるので、それほど暖かい格好をしないといけないということでもないかもしれません。
ただし「結婚式での薄着が原因で体調を崩してしまった…」
そんなことになっては残念ですので、ぜひ参考にしてみてください。
せっかくの大切な方の結婚式です。
できる範囲で寒さ対策をし、マナーも考慮して、素敵な服装で冬の結婚式を楽しんでくださいね!
アクセサリーのマナーについてはつぎの記事に書いていますので、参考になれば幸いです。
また、お祝いは袱紗に入れていくとスマートですね。
それでは、あなたの生活が少しでも楽に・楽しくなることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!