どうしても産めない!そんなときの堕胎費用はどれくらい?
一般的に妊娠は嬉しい出来事ですが、でも、赤ちゃんを授かっても、どうしても産むことができないこともありますよね。
理由はさまざま。経済的、身体的、乱暴による望まない妊娠であることも。
これらの場合、堕胎するという選択肢をとることもあります。
今回は、「中絶(堕胎)手術費用」についてお話ししていこうと思います。
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堕胎費用の相場は?
妊娠初期と中期で中絶手術費用は違う
中絶手術は保険適用外なので、高額の手術費用になってきます。
(子宮外妊娠の手術は保険適用で、基本的には3割負担です。)
- 妊娠5週~11週(妊娠初期)
→約10万円~15万円 - 妊娠12週~21週(妊娠中期)
→約20万円~50万円 - 妊娠22週~
→日本の法律で禁止されています。堕胎罪にあたります。
産婦人科によっては、妊娠初期のみの中絶手術しか受け付けていないところもあります。
産婦人科で受診する前に、確認をとったほうが二度手間にならずにすみますね。
妊娠中期はなぜ費用が高くなる?
このように、堕胎費用は10万円以上するのが一般的です。初期と中期では、費用が倍以上違うこともあります。というのも、中期の堕胎費用は入院費用込みの費用なのです。
中期は母体への負担がかなりかかるので、日帰り手術が行えず、1泊2日の入院手術になるのでかなり額が上がります。
「高額なのですぐに用意できない」という方のために、最近では中絶手術費用をクレジットカード分割で受け付けている産婦人科もあります。
産婦人科でカード払いを受け付けているかどうか聞いてみるといいですね。
費用は、中絶手術以外にもかかってくる
上記は手術費用ですが、手術費用以外にも、実際は費用がかかることがあります。
どのようなものかご紹介しますね。
初診料
初めてかかる産婦人科でしたら、約3,000円~6,000円の初診料がかかります。
医師の説明費用
医師からの手術の説明などにも費用がかかる場合もあります。
約3,000円~5,000円がかかります。
超音波・クラミジア・血液検査などの費用
手術前には必ず母体の健康状態を調べます。
10,000円~20,000円で行っている産婦人科が多いようです。
再診料
術後の経過を医師に見せます。
3,000円~5,000円です。
産婦人科によっては、提示した手術費用に上記の金額が含まれていることもあります。トラブルを招かないためにも、費用についての詳細を聞いてみたほうがいいですね。
ここに挙げたぶんだけでも、最大だと36,000円もプラスされてしまいます。
望まない妊娠をしないための費用は?
中絶手術は、お母さんの体を傷つけるだけでなく、心にも傷を負わせてしまうものです。
心の傷は、一生ついてくることもあります。中絶はしないに越したことはないのです。
ですので、妊娠を希望しないのであれば、確実に避妊をしなくてはいけません。
ということで、産婦人科で行える避妊方法の費用をご紹介しますね。
低用量ピル
服用するだけの避妊薬、最もポピュラーですね。1ヶ月で2,000円~3,000円の費用がかかります。
子宮内避妊リング
子宮内に小さな器具を挿入することで避妊を確実に防ぎます。
マルチロード・ミレーナの種類があり、ミレーナは保険が適用されます。
一度挿入すれば2~5年避妊できます。費用は30,000円~50,000円です。
まとめ
中絶手術費用は保険適用外であるため、高額です。
妊娠週数によって費用が違い、手術以外にも費用がかかります。
もし堕胎を考えるのであれば、週数が少ないうちに決断したほうが金銭的にも身体的にも負担が少なくすみます。
女性の体にも心にも傷を負わせる堕胎は、しないに越したことはありません。今回はやむを得ない理由があったのでしょうが、傷つかないためにも、今後は確実な避妊を心がけたいですね。