哺乳瓶はいつから必要?出産準備のときから?
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哺乳瓶を準備するなら
哺乳瓶にはサイズや素材、乳首の形状など、いろいろな種類があります。また、哺乳瓶を用意するときには、あわせて消毒や持ち運びグッズも必要です。
- いつ
- どんなものを
- どんなタイミングで
用意するのがいいのでしょうか?
準備するタイミングはそれぞれ
完全母乳を目指す方は、出産後に母乳の出方を確認してから用意しても十分間に合います。混合、完ミの方は、出産準備中に用意しましょう。
また、第2子、第3子出産ですでに哺乳瓶が手元にある方も、乳首だけは必ず新しいものを用意しましょう。
出産準備のとき
完母でも出産準備中に哺乳瓶を用意しておこうと考えている方は、とりあえず160mlくらいの小サイズを1本用意すればいいでしょう。
大は小を兼ねるで大きい方を用意した方が良いと書かれているものもありますが、私は扱いやすい小さい方をオススメします。
大きい方だと、一度にたくさん作れてしまうので、ミルクのあげすぎにつながります。そうなると、どうしても混合でもミルク寄りになりがち。
徐々に完母を目指すのであれば、ミルクは必要最小限に。ですから、哺乳瓶も小さいもので十分です。
混合、完ミの方は、最初から3本ほど用意しておきましょう。こちらは大きいサイズ、小さいサイズどちらでも構いませんが、小さいサイズだと、後々大きいサイズを買い足すことになるかもしれません。
素材は、家での授乳がメインならガラス製、外出が多そうなら軽いプラスチック製と、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
出産前、準備のための入院中に
切迫早産などの理由での急な入院からの出産だと、全然準備していないケースはよくあります。また、帝王切開や無痛分娩などの計画分娩の方は、産前の入院中にも多少の時間の余裕があるでしょう。
そのタイミングで哺乳瓶を買う場合は、病院の売店で購入するか、インターネット通販を活用しましょう。病院の売店であれば、新生児室で使っている哺乳瓶と同じ物が手に入る可能性が高いです。
また、インターネットなら、西松屋や赤ちゃん本舗などの赤ちゃん用品店に加え、
- アマゾンファミリー
- 赤すぐnet
- たまひよSHOP
などでもいろいろな商品を取り扱っています。赤すぐなら雑誌もありますから、インターネットが使えない環境でも、雑誌を見ながら欲しい物を決めて、旦那さんや家族に注文してもらうこともできますよ。
(赤すぐnet→https://akasugu.fcart.jp/)
出産後に病院で
- 出産後に産院で使っている哺乳瓶と同じ物を購入したい場合
- 完母を目指していたけど、入院中に助産師からミルクを足したほうが良さそうと言われた場合
は、出産後の入院中の病院の売店やインターネット注文での購入、または、入院からの帰宅途中が購入のタイミングとしてベストです。
退院後
産後の入院中でも授乳がスムーズで、「完母でいけそうだから哺乳瓶は必要ない」という方は、実際にトラブルやミルクをあげる必要にせまられてから購入しても遅くはありません。
その場合は、退院後、必要なタイミングで、ということになります。
タイミングがわかったら、いよいよ「どんな哺乳瓶を選ぶか」ということです。
哺乳瓶の選び方
産んだところで使っているものと同じものならスムーズ
出産した産院によっては、
- ミルクを用意しているところ
- 糖水を与えるところ
- 完全に母乳だけのところ
と対応が様々です。
しかし必ず哺乳瓶は用意されていますから、どのような哺乳瓶を使っているかを確認してみましょう。ただし、産院のみで取り扱っており、一般に流通していない哺乳瓶の場合もあります。その場合は、自分の好みで選んでもいいでしょう。
より重要なのは、乳首の選び方
哺乳瓶は各メーカーによってさまざまな工夫が凝らされています。その中でも特に乳首の形が様々です。1つの種類で新生児期から卒乳期まで使えるものと、サイズアップするたびに買い換えが必要なものがありますから、購入前によく検討してみましょう。
このポイントは重要ですが、十分説明してある記事がありますので、そちらを紹介しておきます。→【母乳育児の悩み】母乳が出ない、ミルク飲まないことへの12の対応
ガラスかプラスチックか
哺乳瓶には、ガラス製とプラスチック製があります。
ガラス製の哺乳瓶のメリットは
- 劣化しにくいこと
- 傷がつきにくく衛生的なこと
- 冷ましやすいので飲ませるまでに時間がかからないこと
などがあります。
プラスチック製のものは、
- 軽くて持ち運びに便利なこと
- 割れにくいので扱いが楽なこと
があげられます。
なお、プラスチック製のものには、ポリプロピレン製(薬液消毒に弱い)、トライタン製(電子レンジ消毒不可)などの種類があり、それぞれに特徴があります。
ちなみに値段の差はあっても数百円程度で、あまりありません。
実際の商品を例に、比較してみますね。
商品比較
ピジョン・母乳実感
ベーシックな形状で人気です。容量は160mlと240ml。
乳首は「SS」「S」「M」「L」の4サイズ。月齢別に交換が必要です。
コンビ・テテオ授乳のお手本
同じ乳首でも赤ちゃんの個人差に合わせてミルクの出る量を調整します。乳首は「SS」「S」「M」の3サイズ。こちらも月齢に合わせて交換する必要があります。
容量はガラス製が100mlと200ml、プラスチック製が120mlと240mlです。
大塚製薬・ビーンスターク
平たい形が特徴の乳首で、新生児期から卒乳まで買い換えの必要がないタイプです。
プラスチックはトライタン製。容量は150mlと240mlです。
ジェクス・チュチュベビー・ママカワ哺乳瓶
赤ちゃんの吸う力に合わせてミルクの出る量が変わるというスーパークロスカット乳首で買い換えの必要がありません。
本体のデザインが豊富でかわいい柄のついた商品が多いことが特長です。容量は160mlと240mlです。
ベッタ・ドクターベッタ
波形の乳首が伸びる構造で丸穴とクロスカットの2種類。
くの字型の形状が独特な哺乳瓶です。容量は80ml、120ml、240mlの3種類です。
違いがわかったところで、さあ、どれが何本必要になるでしょうか?
容量と本数について
容量は240mlの大サイズと160mlの小サイズを用意しているメーカーが多いです。
完母で念のため用意する方や、混合で母乳の後に続けて飲ませる方なら、160mlサイズがあれば十分です。完ミでは月齢が大きくなってくると240mlサイズが必要になるでしょう。
また、混合でも夜中だけ完ミなどという場合でも240mlサイズがあると便利です。
用意しておく本数は、完母を目指してひとまず混合なら1本、ずっと混合なら3本、完ミならそれ以上何本あっても良いでしょう。
「本数もわかったし、あとは買ってOK」というわけでもないのがちょっとめんどうなところです。使う前に洗っておく必要があります。
準備段階で洗うか、使う直前に洗うか
一番最初に使う時は、使う直前に一度洗うことをオススメしますが、肌着を水通しするように、哺乳瓶を準備段階でも一度洗っておくことをオススメします。
いざ使おうという段階では、あせってバタバタしがち。買ったらすぐに洗って、消毒の手順まで確認しておきましょう。
「もし急に必要になって、赤ちゃんはお腹へって大泣きしてて…」という状況を想像してみてください。焦りますよね。
事前の準備がその後の育児を楽にするコツですよ。
必要になってくる道具
哺乳瓶を使うと、洗浄・消毒が必要です。
- 専用のスポンジ
- 洗剤などの洗う道具
- 消毒用品
- 専用のふきんやタオル
などを用意しておきましょう。哺乳瓶スタンドもあれば便利です。
また、混合、完ミの場合では、マグボトル、ミルクケース、哺乳瓶一式を入れるバッグがあると便利です。しかし、これらは様子を見ながら、必要だと感じたときに購入する方が無駄がないでしょう。
調乳のための道具
調乳に便利な専用ポットがあります。
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ちょっと高価な製品なので、出産祝いにリクエストするなどして上手に用意したいですね。また、このような製品を使う場合は、保温設定が70度以上のものを購入しましょう。
ミルクは、飲ませるときには人肌温度ですが、粉ミルクを溶かす温度はWHOの基準で70度以上を推奨されているからです。
「なぜ70℃以上が推奨されているのか」ということはつぎの記事に書いてあります。公的なものをもとにしてあるので少し硬い記事ですが、もとのものよりはるかに読みやすいはずです。
→哺乳瓶の飲み残しの保存について、論文や公的ガイドラインをわかりやすく要約!
なお、すぐに沸く電気ケトルを使いたい場合は、倒してもこぼれない製品を購入しましょう。蒸気ケトルは、倒してこぼれたお湯でやけどをする事故が毎年起きているからです。
参考(※閲覧注意…やけど写真あり):ティファール社製電気ケトルによる熱傷例のまとめ→http://www.wound-treatment.jp/next/case/446.htm
例えばつぎのものは倒れてもお湯がもれにくいよう作られていますのでおすすめです。
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洗う道具
大サイズの哺乳瓶では、柄付きのスポンジでなければ底まで届きませんので、柄付きスポンジ(もしくはブラシ)はマストアイテムです。また、哺乳瓶専用洗剤は、普通の食器洗い洗剤より哺乳瓶のタンパク汚れがよく落ちます。
消毒方法によっては道具が必要
哺乳瓶を使ったら、毎回洗浄と消毒が必要です。消毒方法には煮沸、電子レンジ、薬液の3種類があります。
「みんなはどうしてるのか?」ということはアンケートを行って調べ、まとめています。
→【哺乳瓶の消毒】みんなに人気の方法は?アンケート結果発表!
それぞれ特徴がありますので、あなたに合ったものを選びましょう。そのときはつぎの記事が参考になるでしょう。
→哺乳瓶の消毒方法の特徴まとめ!あなたに合った方法を選ぼう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、哺乳瓶はいつから必要か、そして準備するとすればいつか、というお話でした。
あなたの状況・予定に合わせて、事前に準備したり必要になってから準備したりしましょう。
事前に準備しておけばそのときになって余裕をもって対応できますが、もしかしたら使わないで済むこともあるかもしれません。
あなたが納得できる形を検討しましょう。
ところで話がかわるのですが、今後の子育てにいくらかかるかご存知ですか?
「お金がかかるのは、まだ先のこと」と余裕に思っていると、お金が必要なそのときになって苦労するパターンになりがちです。
心の準備をしておくために、実際にいくらかかるのか知っておきましょう。
それでは、あなたの子育てが少しでも楽に・楽しくなることを祈りつつ、この記事を終わります。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!