もみあげニキビを食事で治す!?どんな栄養が効果的?
もみあげにニキビができているとき、食生活が乱れていることが原因になっていることがあります。
しかも食生活が乱れているということは、もみあげのニキビだけでなく、ほかの場所にもニキビができたり、太りやすくなったり、冷え性になったり、体力が低下していろんな病気の引き金となることもあります。
逆に言えば、もみあげのニキビを治せるような食生活を実現できれば、ニキビ以外の肌トラブルや、冷え性も遠ざけることができるのです。
さあ、どんなものを食べ、どんなものを控えましょうか。
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もみあげニキビを食生活で改善
もみあげニキビを起こす原因は、食生活が関わることだと大きく分けて4つ。
- 乾燥
- ホルモンバランスの乱れ
- 腸内環境の悪さ(便秘)
- 皮脂の過剰分泌
です。
これらをふまえた上で、肌荒れ改善に効果的な食べ物をご紹介します。
女性に多い、肌の乾燥を防いでくれる栄養素
- タンパク質
- ビタミンA
- コラーゲン
- ビタミンC
です。
タンパク質
タンパク質は肌の細胞質の主成分で肌にツヤを与えてくれます。
- 牛肉
- イワシ
- いくら
- タラコ
などに多く含まれます。
とくに牛肉はコショウなどの香辛料と一緒に食べると、血流量がアップしてさらに効果的です。
私のまわりの肌のきれいな女性は、肉好きな人が多いです。
「そのぶん太ってるんじゃない?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。だいたい平均的な体型です。
むしろ細い人もいます。
その細い人は
「肉食べてるぶん、炭水化物少なめに食べてる」
と言っています。
ビタミンA
ビタミンAは、肌の潤いに欠かせない栄養素です。
代表的な食材は
- 小松菜
- 春菊
- アナゴ
- ウナギ
- シソ
などです。
特に小松菜や春菊は油で炒めることによって吸収力がアップします。
コラーゲン
コラーゲンは皮膚の弾力やみずみずしさ、潤いを保つ成分です。
- 鶏皮
- 手羽先
- 豚足
- 牛すじ肉
などに多く含まれ、加熱したり、酸やアルカリで調理すると消化しやすくなります。
ビタミンC
ビタミンCは肌を丈夫にして潤いを保ち、コラーゲンの生成を助けます。
- キウイ
- ピーマン
- ブロッコリー
- ゴーヤ
- いちご
などに多く含まれます。
熱に弱いので、生食や短時間の加熱をおすすめします。
ホルモンバランスの乱れを整えてくれる栄養素
それは、
- 大豆イソフラボン
- 植物性エストロゲン
- ビタミンE
- オレイン酸
です。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンと植物性エストロゲンは体内で女性ホルモンに似た働きをします。
大豆イソフラボンの1日の摂取目安量は50mgで、豆腐なら半丁程度。
- 納豆
- 厚揚げ
- 豆乳
- きな粉
- みそ
などの身近な食品にも多く含まれます。
植物性エストロゲン
植物性エストロゲンを多く含む代表的な食材は、
- イチジク
- ざくろ
- なつめやし
- りんご
などです。
特にイチジクはペクチンも豊富なので美肌や整腸効果が高いです。
ビタミンE
ビタミンEは細胞膜の酸化を防ぎ、ホルモン分泌を正常に近付けてくれます。
- アーモンド
- ごま
- ピーナッツ
などに多く含まれます。
オレイン酸
オレイン酸は女性ホルモンの原料になる良質な脂質です。
代表的なものはオリーブオイルをはじめ、菜種油、紅花油などの植物性油脂です。
長時間加熱すると酸化しますので、できればドレッシングなど生で摂るのがおすすめです。
腸内環境を整えてくれる栄養素
- 食物繊維
- 乳酸菌
- 脂質
- マグネシウム
です。
食物繊維
便に水分を与えて増やし、腸のぜん動運動を促す食物繊維を多く含む食材は、
- りんご
- ゴボウ
- おから
- ひじき
- さつまいも
などです。
りんごやゴボウは皮にポリフェノールが多く含まれますので、皮ごと食べるのがおすすめです。
乳酸菌
乳酸菌は腸内環境のバランスを整え、免疫力を高めてくれます。
何といってもヨーグルトが一番有名ですが、納豆やチーズ、キムチなどの発酵食品にも多く含まれます。
脂質
脂質は腸内で潤滑油の働きをして、便の滑りを良くしてくれます。
- ゴマ
- アーモンド
- ピーナッツ
に多く含まれており、とくにゴマは消化吸収しやすくするためにすりごまにして食べることをおすすめします。
マグネシウム
マグネシウムは便秘薬にも使用される成分です。
- ワカメ
- 干ししいたけ
- アーモンド
- ゴマ
などに多く含まれますが、加熱するとマグネシウム量は50分の1程度に減少してしまうので、なるべく生で食べるよう心がけましょう。
皮脂の過剰分泌を抑えてくれる栄養素
それは、
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
です。
ビタミンB1
ビタミンB1は炭水化物の代謝を助け、余分な皮脂の分泌を抑えます。
しかし、ビタミンB1は水に溶けやすく、熱に弱いので生で食べると良いでしょう。
具体的には、
- 生ハム
- タラコ
- いくら
などがあげられます。
ビタミンB2
ビタミンB2は皮膚科医が肌荒れの患者さんに必ずと言っていいほど処方される、皮脂のコントロールには欠かせない栄養素です。
- 鶏肉
- レバー
- うなぎ
- うずら卵
などが代表的な食材です。
ビタミンB6
ビタミンB6は脂質の代謝をサポートする成分で、お酒をよく飲む人には特に効果的。
- マグロ
- 牛肉
- カツオ
- イワシ
などに多く含まれます。
とくにセロリや大根などとの食べ合わせがおすすめです。
ここまでは肌荒れ改善のために良い食品をご紹介してきましたが、実はもみあげニキビの改善のためには、良い食品を意識して食べることと同じか、それ以上に大切なのが、肌荒れを引き起こしやすい食品を避けることなのです。
では、どんな食品を避けるべきでしょうか。
もみあげニキビを治すために避けたい食品
ここでは、なるべく避けたい食品をご紹介します。
- ラーメンなど炭水化物と脂質と塩分の偏ったもの
- 身体を冷やす食べ物(大量のサラダ、冷たい飲み物、アイス)
- お酒、カフェイン飲料
- お菓子やジュースなどの糖質の多いもの
これらの食品を避けることで、肌荒れ改善にぐっと近づきます。
偏ったものを食べればそのぶんバランスが崩れやすくなります。
糖質は基本的に体のバランスを整える働きはなく、単純にエネルギーとしてしか働いてくれませんから、それで満足したぶん体を整えてくれるほかの栄養素が少なくなりがちです。
せっかく体にいい食品や栄養素を取り入れても、それ以上に肌荒れを起こしやすい食べ物を摂っていたら、なかなか効果を実感しにくいはずです。
積極的にプラスする食品と、積極的にマイナスする食品の両輪で、ニキビになりにくい体質・治りやすい体質を手に入れましょう。
まとめ
「肉はNG」
と言われやすいですが、それは原因次第。肌が乾燥しがちな女性は、むしろ食べた方がいいです。
ほかにも積極的に摂りたい栄養素や食品が多くて、驚いた人もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなときは、今まで食べていたスナック菓子やチョコレートをキウイやイチゴなどの果物やヨーグルトに変えてみるといった簡単なところから始めてみてはいかがでしょうか?
なお、食事以外にももみあげニキビの原因があったときは、食生活を改善しても治らないことがあります。
いろんな原因がありますから、総合的にアプローチしてみましょう。
とくにケアを見直したときが改善につながりやすいと感じていますので、私はケア重視の対策をおすすめします。
あまり手がかからないケア用品もありますから、そういったものを使うと、ケアを楽に続けて、ニキビを改善しやすいですよ。
それでは、あなたのもみあげニキビが改善し、堂々と輝かれることをいのりつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!