お花見の場所取りはマナーを守って!楽しむためのルールとは?
春、待ちに待った桜の季節。
春はお花見が楽しみですねよね。きれいな桜の下で食べるお弁当は、本当に美味しく感じます。
でも初めて大人数の花見で場所取りをする人には、ちょっと不安かもしれません。
お花見の場所取りのマナーなど、心配になりますね。
そこで、今回は、お花見の場所取りで守りたいマナーについてお話していきますね。
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お花見の場所取りで守りたい4つのマナー
最盛期のお花見スポットは、
多くの花見客でごった返します。
一見カオスなようでも、そこにはマナーが存在するんです。(守らない人も多いですが……)
子どものお手本となる大人は、
場所取りでもマナーは守りましょう!
1)夜中の場所取りはNGの可能性がある
例年、桜の名所では、熾烈な場所取り争いも起きています。
前夜から場所取りをして、そのまま翌日までいる、などということも。
しかし、場所によっては夜間の立ち入りが禁止されています。
例えば、毎年、多くの花見客で賑わう東京の上野公園では、
23時から5時までの立ち入りは禁止されています。
場所によって時間のルールが設定されているので、
場所取り前には必ず公式サイトや電話で確認しましょう。
ちなみに、立ち入り禁止時間前に場所だけとって、夜中は無人にし、朝に行われる清掃前に戻るという裏技的な方法も散見します。
一見合理的ですが、無人の場所確保は顰蹙の対象になります。
マナーとしてはいかがなものでしょうか。
どう判断するかはあなた次第ですが、私個人としてはトラブルを招きかねない場所取りはおすすめしません。
2)確保する広さは欲張らない
お花見の人数よりも広めに場所を取ろうとする人もいますが、
これはNGです。
ゆったりのんびり座って、お花見を楽しみたい気持ちはわかります。
しかし、一人でも多くの人がお花見を楽しめるよう、心配りは必要ですよね。
欲張らないよう注意しましょう。
3)場所取りするときは無人にしない
上記にもありますが、改めてお伝えします。
シートだけ敷いて場所をとり、お花見の時間まで誰もいないというケースも見られます。
実はこれはNG。
そもそも、無人の場所取りを禁止しているお花見スポットもあります。
こういった場合は、そこを管理する方々にシートを片付けられてしまいます。
また、無人にしていたら、場所を奪われてトラブルになったということもあるんです。
必ず、人が残るかたちで場所取りをしましょう。
可能であれば、2人以上いた方がいいですね。
トイレやちょっとした買い物も安心していくことができます。(男性が1人いるとさらに安心なことも)
4)桜の木の根に注意!
「見上げれば美しい桜! よし、木の根元に場所を確保!」
気持ちはわかります。
でも、これは桜の木に対してのマナー違反になるかもしれません。
木の根は座られたり、踏まれたりすると傷ついてしまうことがあります。
来年、美しい花をつけなくなる可能性がないとは言えません。
また、飲み残したお酒などの飲み物も、根元にジャーッと捨てるのは止めましょう。
これも、根が傷む原因になります。
桜の木の根元の場所取りはマナー違反になりかねませんね。
そもそも、根っこに座るのは痛いです。
避けたほうが無難ですよ。
ちなみに、こういったマナー違反を避けるためにも、下見がおすすめ。
「あのあたりは、根っこがすごかったな」と事前に知っておくと、当日の場所取りがスムーズになりますよ。
特に初めての場所なら下見は重要です。
ここまで、場所取りのマナーについてお話してきました。
ところで、お花見スポットによっては、守らないと退去させられてしまうルールが決められていることもあるんです。
お花見場所によって存在するルール
マナー以上に守らなければいけないルールの例です。
「こんなことまで!」と思うかもしれませんが、あります。
バーベキューセットは持ち込み禁止
「花見だから肉を焼いて盛り上がろう、よしバーベキューだ!」
「あ、そうだ。雨でもバーベキューができるように、テントも持っていこうかな!」
バーベキューは楽しいですよね。
でも、多くの花見スポットで火気厳禁とされています。
コンロもNGですよ。
テントの持ち込み不可のところもあります。
持ってきたらマナー違反どころか退場になるかもしれません。
ちなみに、鍋を置くテーブルも~と思っていた方、テーブルなども持ち込み不可なところもあります。
公式サイトなどで要確認ですよ!
犬とのお花見が制限されるスポットも
犬と一緒に入場するのか制限されているスポットもあります。
ケージや抱っこ、カートなら大丈夫、でも犬の放し飼いは禁止など。
意外と細かなルールが設定されている場合もあるんです。
「うちのこは、しっかりしつけられているから大丈夫!」と思ってもルールには従わないといけません。
事前に一緒にお花見できるかを確認しておきましょう。(介助犬の入場は問題ないスポットが多いですよ)
楽器の持ち込みNGのスポットもある
「ギターでも弾いて、みんなで歌って盛り上がりたい」
「桜の下でカラオケも楽しそう!」
そうですね、そのとおりですが、楽器や音響機器の持ち込みがダメというところもあります。
特に夜は近隣の迷惑にもなるので、楽器で盛り上がるのは別の機会にしましょう。
桜の枝は折らない!
「花見の記念に持ち帰ろうかな~」
きれいなので飾りたくなるかもしれません。
でも、桜の枝を折るのは、絶対ダメです。
たまに記念撮影に使いたいと言って、枝を折ってしまう心ない人も居るようですね。
きれいだからといっても、枝を折るなどの桜を傷つける行為は絶対ダメですよ!
これは器物損壊で訴えられる可能性があります。
訴えられる以前に、大人としての常識も問われる事例です。
マナーとルールを押さえたところで、いい場所をとれなかったら残念ですよね。
ここまで読んでくれたあなたには、場所取りのコツも紹介します。
覚えておいて損はない!場所取りの5つのコツ
さて、場所取りにもコツがあります。
これらを実行するだけで、お花見が楽しくなりますよ。
ぜひ覚えておいてください。
1)トイレとゴミ捨て場の位置を確認する
お花見で切っても切れないのがこれらのスポット。
あまりにも遠いところにあると不便なのは想像がつくでしょう。
人でごった返しているようなお花見場所ならなおさらです。
可能であれば、これらのスポットからほどよい距離のところに場所取りしましょう。
でも、近すぎると苦情が出る可能性もあるので気をつけてください。
また、人が多いところのトイレには、流せるティッシュを持参すると安心です。
2)場所取り中の寒さ対策、防寒着はマスト
春といっても、朝早くからの場所取りだと、すでに防寒着を着ているかもしれません。
でも、日中からの場所取りだと、わりと薄着の場合も。
桜が咲く季節とはいえ、夜にかけて、まだまだ肌寒くなる季節です。
場所取りのために、ずっと座りっぱなしだと寒さを感じやすくなります。
そんなときのために、防寒着は用意しておきましょう。
ブランケットもおすすめです。
簡易座布団にもなるので持っていきましょう。
3)シートの下が固い!クッション材になるものを用意
シートの下がごつごつしていると、座り心地が悪く、お花見どころではなくなってくるかも。
そんなときに便利なのが、段ボールです。
シートの下に広げて敷けば、座り心地の悪さが緩和されます。
でも、後片付けと持ち込みが若干面倒。
そういう場合は、厚みのある大きなレジャーシートが便利。
または、簡易座布団もあると嬉しいですね。
4)スマホの予備バッテリーはあると便利
長い時間の場所取りだと、ヒマですよね。
こういったとき、スマホはヒマ潰しになります。
でも、長い時間使用すると、当然ながらバッテリーがなくなります。
お花見に関しての大事な連絡がとれなくなる可能性も……!
そういったことを防ぐためにも、屋外で使えるスマホの予備バッテリーは必須です。
持っていきましょう!
5)シートの重しにはペットボトルを使う
シートの四隅には、2リットルの水が入ったペットボトルを置くのがおすすめです。
かなり重いので、風が強くてもめくれる心配はありません。
ネックは、持ち運びが若干重いという点。
それでもおすすめするのは、やはり水のペットボトルが優秀だからです。
たとえば、お花見中でお水が飲みたいときに便利。
濡れタオルもささっと作れます。
お花見が終わったら水道に流し、軽くして持ち帰りましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、お花見の場所取りのマナー、守りたいルール、場所取りのコツについてお話してきました。
場所取りのマナーは守った方がトラブルを避けることができます。
せっかくのお花見です、気持ちよく楽しみたいですよね。
マナー以上に、絶対守らなければいけないルールもありました。
ご紹介した禁止事項は、花見スポットによってはOKの場合もあります。
予定している花見スポットの公式ホームページや、管理事務所で確認しておくと安心です。
特にホームページはお花見以外でも役に立つ情報もあるので見ておくことをおすすめしますよ。
そして、場所取りのコツについてもお話してきました。
ちょっとしたことですが、知っているだけでも過ごす時間の有意義さに差が出ますよ。
特に女性は冷えが大敵!
足元を暖めるグッズは必須ですよ。
お花見は美しい桜を見ながら、歓談したり、飲食したりする楽しいイベントです。
多くの人が気持ちよく楽しめるよう、一人一人がマナーを守りたいですね。
ここまで、お花見の場所取りマナーやお花見ルールについてお話ししてきました。
もしお花見に子供と一緒に行くなら、持っていくと便利なグッズがあります。
それはつぎの記事で紹介します。