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草冠に刑【荊】読み方は“ケイ・いばら”。人名・地名では難読なものアリ。

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荊

“荊に覆われていた”といった表現を見つけたとき、「何と読むんだろう」と思って“草冠に刑”と検索しますよね。

さらに人名や地名となると独特の読み方になり、基本的な読み方を知っているだけでは対応できません。

さて“荊”の読み方いってみましょう。

“荊”の読み方

音読み

“ケイ”と読みます。

こう読ませる熟語で目にしやすいのは、“荊棘(けいきょく)”でしょうか。

そのまま「いばら」という意味で使われたり、ごたごたしていたり困難な様子を表すこともあります。

 

訓読み

“いばら”と読みます。

低木で“やぶ”状に広がる、トゲの多い植物をまとめてこう呼びます。

 

難読人名・地名

“荊尾”と書いて、“かたらお”または“かりお”もしくは“いばらお”と読みます。

 

“荊沢”と書いて、“おとろざわ”または“ばらざわ”と読みます。

“おとろざわ”と読むのは、栃木県日光市荊沢。

“ばらざわ”と読むのは、山梨県南アルプス市荊沢です。

 

同じく“いばら”と読む漢字

“荊”と同様に“いばら”と読む漢字があります。

“茨”です。

地名の“茨城”とか“茨木”は、目にする機会が多いですね。

 

ちょっと話がそれますが、“茨城”と“茨木”、

地名ではどちらも読み方は「いばらき」です。

「いばらぎ」ではありません。

 

私が小学生のときに茨城県から転校してきた同級生がいて、

誰かが間違って「いばらぎ」と言うたびに、

「いばらき!」と、訂正していたのが印象的でした。

 

テレビでは間違えている芸能人やニュースキャスターをちょいちょい見かけて、

「ああ、“いばらき”の人からの評価を自分から下げにいってるな。もったいない」

と思ってしまいます。

 

自分の評価下がるだけならまだしも、「テレビで言ってたから」と、

盲目的に「いばらぎ」という読み方を信じてしまう人もいますから、

そういう部分はテレビの良くない影響力だなと思います。

まとめ

“荊”の読み方は、“ケイ”または“いばら”です。

 

人名・地名では独特の読み方をするものがあり、

“荊尾”と書いて、“かたらお”または“かりお”もしくは“いばらお”

“荊沢”と書いて、“おとろざわ”または“ばらざわ”です。

 

“荊”と同じく“いばら”と読む字は、“茨”があります。

“茨城”と“茨木”は地名としては「いばらき」ですので間違えないようにしましょうね。

 

それでは今回はここまでとします。

ありがとうございました。

 

「草冠に…」あなたは読めますか?

草冠に末【茉】読み方は“マツ・バツ”。“茉莉花”は“まつりか”で、アラビアジャスミンのこと。

草冠に方【芳】読み方は“ホウ・かんば・かぐわ・かおり”

草冠に湯【蕩】読み方は“トウ・うご・とろ”。“蕩れ”は“とれ”と読ませるラノベ造語。

草冠に鳥【蔦】読み方は“チョウ・つた”。“蔦屋”は有名な書店、“TSUTAYA”。

草冠に鬼【蒐】読み方は“シュウ・あつ・かり・あかね”。“蒐集”は“しゅうしゅう”で、コレクション。

草冠に暇の右【葭】読み方は“カ・よし・あし”。PCででないときは手書き入力。

草冠に家みたいな…【蒙】読み方は“モウ・ボウ・くら”。“啓蒙”は“けいもう”。

草冠に可【苛】読み方は常用では“カ”のみ。ほかの読み方と意味は本文中で紹介。

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ローシュ

ローシュ

・らくらくらし運営責任者
・熊本出身在住
・二児の父
・九州大学経済学部経済工学科卒

塾講師、介護職、食品製造業を経験したのち、より世の中に役立てるよう、インターネット事業に専念していましたが、それだけでは生計の維持がきびしくなったため、アルバイト(接客業)も並行しています。

おいしいものを食べる・飲むことが幸せだと、最近よく感じるようになりました。

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