赤ちゃんの髪の毛が薄い!原因は?切る?剃る?
産まれてすぐの自分の赤ちゃんの頭を見て、
「髪の毛が薄い… 大丈夫かな…」
と思うことがありますよね。
周りの子と比べてみて、さらに心配になったりしますよね。
また、しばらくたっても髪の毛が薄いままだったり、むしろ産まれたときより薄くなったりしたら心配しますよね。
「よっぽどでなければそのうち生えてくるものなのだ」
と今になってわかるのですが、わが子が後頭部ハゲ+落武者のようになっていた当時は心配でした…
そこで今回は、
- 薄い原因・薄くなる原因
- いつごろ濃くなるのか
- あまり気にしないで済むようになる方法
をお話しします。
見出しで拾い読みする?
産まれてすぐの赤ちゃんの髪の毛は薄い?
ほとんどの哺乳類で言えることですが、産まれてすぐに生えている毛は産毛(うぶげ)です。
これが普通の毛より薄いということはOKでしょう。
あとは、
「なぜ周りの赤ちゃんより、うちの子は薄いんだろう…」
という疑問ですよね。
なぜでしょうか?
病気かも?と思ったら
頭皮の状態を見てみましょう。
湿疹があるようでしたら、もしかしたらそれが原因かもしれません。
ほかにも気になることがあったら、かかりつけの病院に相談しまょう。
個人差
大人になっていろんな人がいるように、赤ちゃんもいろいろです。
病気でなければ、今は薄くても、しばらくしたら普通の大人並に濃くなるでしょう。
と言うと、
「しばらくってどれくらい?」
と思われるでしょうね。
時期についても個人差がありますので、のちほど実例をまじえて紹介します。
産まれてすぐの話は以上です。
では、「産まれたときより薄くなってない?」と感じたとき、その原因は何なのでしょうか?
薄くなったように見える5つの原因
この原因は5つ考えられます。
1)病気
産まれてしばらくしてから、病気で薄くなることは考えられます。
これもさっきと同様、頭皮の状態で気になることがあったら病院に相談するのが確実です。
2)新生児生理的脱毛
これは生理現象ですので、心配することはありません。
「新生児生理的脱毛」とはあまり聞いたことのない言葉ですよね。
簡単にいえば、
「新生児の髪の毛は一度抜けます。その後、新しい髪の毛が生えてくるのは生理的なことですよ」
ということです。
産まれてすぐ生えているのは産毛ですから、強い毛が生えてくるために一度抜けてしまうんです。
とくに前頭部や頭頂部の髪の毛が薄くなる赤ちゃんが多いようですね。
そしてサイドだけが伸びて落武者のように…
3)乳児期後頭部脱毛
あまり動かない新生児期を過ぎると、頭を左右に動かすことができるようになります。
このころあたりから、後頭部が薄くなっていたり、ハゲてしまっていたりしませんか?
これは布団と頭の摩擦によるものなんです。
赤ちゃんの髪の毛はとても柔らかいので、これくらいの摩擦でも抜けたり切れたりしてしまうんですね。
大体2ヶ月~6ヶ月くらいの赤ちゃんに見られます。
筆者の子供も頭のすりすりが激しかったので、後頭部の抜け毛がとても多かったんです!
お風呂に入って頭をガーゼで拭いてあげると、ガーゼにごっそりと抜け毛や切れ毛が……。
あの抜け毛の多さにビックリしました!
筆者の子供をはじめ、多くの赤ちゃんに見られる現象です。
この薄毛原因もよくあることですので、ご心配なく!
4)自分で抜いてしまう
赤ちゃんのころはなんでも口にいれてしまうということと同様で、手が届くものすべてに触ろうとしますよね。
触って、握りますよね。
自分の髪も例外ではありません。
髪の毛を握って抜いてしまうということがあります。
手先が器用になってきているという成長の証拠でもあるんですが、親としてはやめていただきたいというのが本音。
そのうち赤ちゃんもちゃんと学習します。
「髪の毛を引っ張ると痛い」
ということを覚えてくるので、自然とこの動作はなくなってきます。
一時だけのことですので、怒ったりせず、
「痛いでしょ? やめようね」
くらいにしておきましょう。
「それでも気になって仕方ない!」
という方は、他の物を持たせてあげたり、興味を違う方へ持っていってあげたりしてあげてくださいね!
筆者の子供も、これはよくやっていました。
それももともと薄い前髪ばかり…
5)頭が大きくなった
髪の毛の本数と太さがあまり変わらず、頭が大きくなったときも薄く見えるようになります。
下の2つの画像を見比べてみてください。
どちらが隙間がありますか?
どう見ても2つ目のほうが隙間が多いですね。
これが赤ちゃんの頭であれば、2つ目の画像のほうが隙間=頭皮が見えている状態で、薄く見えます。
そんなこんなで薄く見えるようになるのですが、では、いつごろから濃くなるのでしょうか?
時期による変化~いつごろ濃くなるか~
新生児のころは薄い髪の毛だったのが、どんどんコシのある強い髪の毛に変わってきます。
しかしこの時期も、はっきり言って個人差です。
例えば筆者の子は、生まれたときは頭頂部に髪の毛がなく、前髪は薄く、襟足はある状態。
落武者そのもの。
でも1歳ごろにはそれが嘘だったかのようにきれいに生えそろい、今では前髪ぱっつんのさらさらヘアーです!!
親戚の子はちょっと早く、半年くらいできれいに生えそろっていました。
小学校くらいで髪が多くなったという話もあります。
濃くなる以外の変化が表れることもあります。
小さいころはクルクルのくせっ毛だった子が、4歳ごろにはまっすぐストレートになることもあります。
また、新生児のころ薄毛だった子がふさふさになったり、逆にふさふさすぎる子が意外に量が少なくなったりなど、
なかなか予想できない変化を見せることがあり、結局は個性なんです。
あなたは割り切れそうですか?
髪の毛も個性と割り切れるか
前項で挙げたように、子供の髪は変化し、それに伴って体も大きくなっていきます。
日々、成長しているんです。
- 背の高さのわりに足の小さな子
- 手のひらは小さいのに指が長い子
誰一人として同じ成長はなく、本当にさまざまですよね。
髪の毛も同じ。
- 髪の量の多い子少ない子
- くせっ毛直毛
- パンキッシュに上に髪が伸びている子
それぞれその子の持っている個性です。
大人になってしまうと、こんな変化はなかなか見ることができません。(老化はありますが……)
今しかない、お子さんの成長期です。
お子さんの個性を楽しみましょう!
…と言っても見た目がかわいそうになるときもありますよね。
そんなときにできることがあります。
髪を切る・剃る
例えば落武者のようになってしまったときは、サイドの長い毛を短く切ってあげれば、少しはマシな見た目になります。
ほかの人から見ても「全体的に薄い子なのかな」で済ませられます。
もともと全体的に薄い子であれば、いっそ全部剃ってしまうというのもひとつの手です。
「剃ると髪質が強くなる」というのは迷信なので、そういった意味ではおすすめしませんが、
剃ってしまえば薄さなんて気にならなくなります。
まとめ
赤ちゃんの髪の毛が薄いのは、病気でなければ個人差です。
濃さにしても、濃くなる時期にしても、個性です。
そのうち、ちゃんと生えてきます。
あまりに見た目がかわいそうなときは、切るか剃るか検討してみましょう。
皮膚の状態を見て、病気が心配でしたら、お早めに病院に相談することをおすすめします。
ところで話がかわるのですが、今後の子育てにいくらかかるかご存知ですか?
「お金がかかるのは、まだ先のこと」と余裕に思っていると、お金が必要なそのときになって苦労するパターンになりがちです。
心の準備をしておくために、実際にいくらかかるのか知っておきましょう。
それでは、あなたが赤ちゃんの個性を受け入れ、心安らかに育児できることを祈ります。
元後頭部ハゲ落武者の母より