低浸透圧(ハイポトニック)飲料の簡単な作り方
さて、最近よく見かけるようになった、低浸透圧設計のスポーツドリンク。
「低浸透圧のほうが吸収されやすく、熱中症予防・脱水症状予防にはよい」
という話は耳にされたことがあるでしょう。
だからといって低浸透圧設計のスポーツドリンクを買わなくても、もっと安上がりに作れてしまうんです。
今回は、私が作っている方法と、低浸透圧設計のスポーツドリンクの問題点を述べていきます。
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オススメのハイポトニック飲料の作り方
ポカリスエットの粉(1リットル用)を2リットル程度の水に溶かす。
以上。
ポカリスエットは基準通りに作ればアイソトニック(等浸透圧)飲料であり、それを薄めればハイポトニック(低浸透圧)飲料になるという、簡単な話です。
私がよく行く店ではポカリスエットは5袋、約450円で売られています。低浸透圧設計のものは5袋、約350円で売られています。
- ポカリスエット1袋を2リットルに薄めれば、5リットル当たり225円
- 低浸透圧設計のもの1袋を1リットルで作れば、5リットル当たり350円
わーお! お得!
なぜポカリスエットか
みなさんがよくご存知で、見つけるのが容易だからです。人工甘味料が入ってないものでしたら、なんだっていいと思っています。
人工甘味料の話は後述。
例えば現在手元にありますのは、コレ。
オーゼキ・エフ・アンド・シーのスポーツドリンクパウダーです。店頭で5袋、約350円で売られていました。
ポカリスエットは店頭で5袋、約450円しましたので、こちらが割安です。
ポカリスエットを買おうとすると、値段を理由に、嫁に止められるというのが一番の理由ということは秘密です。秘密です。
人工甘味料の観点で判断すると、アクエリアスはアウトです。
電解質は足りるのか
発汗量にもよりますが、肉体労働中の私には、これだけでは足りません。(※この記事の初回公開時はそうでした。以下もそのときの話です)
これだけ飲みながら働いていると、全身倦怠感に襲われます。典型的な低張性脱水の症状です。その後、頭痛と吐き気に襲われます。熱中症ですね。
ですので、昼と15時くらいにミネラル塩飴1~2粒ずつで電解質を補っています。
「薄めなければいいのでは?」という突っ込みに対して
「じゃあ薄めなきゃいいでしょ?」
と突っ込まれるかもしれませんが、規定量で作ると糖分が多すぎます。
いわゆるペットボトル症候群に陥ることは容易に想像できます。真夏には仕事中に5リットル以上飲んでいますので。
糖質控えめで、人工甘味料が入っているものなら?
A1.味がまずい
おいしくありません。炭酸でごまかしてあるならまだしも、、、
A2.色々とまずい
試しに「人工甘味料 危険」で検索してみてください。摂取する気が失せるはずです。
これは一例。
「それでもいい」とおっしゃるならば、人工甘味料入りのものをドウゾお召し上がりください。
経口補水液なら?
OS-1のことでしょうか? あれ、まともに飲めます?
いくらなんでも、あの味はひどいです。背に腹は代えられないとは言いますが、あれはあんまりです。
「食事の目的は栄養摂取のみだ」
と断言できる方は、それでもいいでしょう。
「経口補水液 作り方」で調べてみたら色んな作り方が紹介されていますが、手軽ではありません。
いちいち量って作るのは面倒ですよね。
どうやって、飲める味で低浸透圧設計にしているか
溶け込んでいる粒子の数が多いほど浸透圧は上昇します。ザックリいうと、いろいろたくさん入ってる方が浸透圧が高いです。
さて、それをふまえて考えると、飲める味で低浸透圧を実現するためにできる、簡単な方法は…
糖類を減らして人工甘味料を入れることです。
人工甘味料は砂糖の数十倍以上の甘さがあります。同じ甘さを出すとすれば、人工甘味料のほうが、はるかに少なくて済むのです。
そうして多くの市販の低浸透圧設計スポーツドリンクは作られています。おそろしい。
まとめ
私は仕事上、大量に汗をかきますので、主にここで紹介した方法をとっています。簡単です。
完全自作でまとめて作るとしたら、毎日作るのは面倒です。だからといって1日5リットル以上を数日分作り置きは厳しいです。
冷蔵庫を圧迫します。嫁から怒られます。おそろしい。
さあ! みなさんも、これで暑い夏を乗り切りましょう!
暑い時期に気になるアレコレ
・部屋が暑い時はどうしてる?涼しく過ごすための対策とは?