子供の口臭がウンチ臭い・ドブ臭いときにできること
お子さんの口臭が
「ウンチ臭い」「ドブ臭い」
というとき、気になりますよね。
抱っこするのも嫌になって、
「愛情不足なのかしら」
と自分を責めてしまいそうになることもあるかもしれません。
今回は、あなたが自分を責めてしまう前にできる、お子さんの口臭対策です。
子供の口臭がウンチ臭い・ドブ臭いときの対策
便のような臭いがあるとき、それは雑菌が繁殖していると考えられます。
なぜ雑菌が繁殖してしまったのか、以下のどれかに心当たりはありませんか?
- 歯磨きが雑orしていない
- 口で呼吸している
- ストレス
- 水分不足
まずはこれらの対処法からお話します。
どれも心当たりがなければ、便秘かもしれません。
便秘のこともあとでお話しますね。
歯磨きが雑orしていない
しっかり歯磨きしてくださいというのは正論ですが、投げやりですよね。
簡単でしたらとっくにやっていますものね。
きっとお子さんが歯磨きを嫌がっているのでしょう。
うがい薬(マウスウォッシュ)や、5歳以上のこどもの口臭対策用のトローチがありますので、そういったものを使うことを考えてみてはいかがでしょうか?
さすがに虫歯ができてしまったら、早めに歯医者に連れていきましょうね。
口で呼吸している
口呼吸をしていると、口の中が乾きやすくなります。
口を閉じていれば唾液が口の中を少しずつきれいにしてくれるのですが、口を開けていると口の中は中途半端に乾いてしまいます。
雑菌は水分がなければ繁殖できませんから、いっそ全部乾いてしまえば臭くならないのですが、そんなわけにもいきません。
話が少しそれましたが、口呼吸をしていると口の中の雑菌が増え、ウンチ臭い息になります。
とくに
「寝る前に歯磨きはしっかりしているのに、朝にはもう臭い」
というパターンはこれです。
口呼吸を鼻呼吸に矯正しながら、治るまで臭いを我慢するか、治るまでの臭いはほかの方法(うがい薬・トローチ)でケアするかです。
口呼吸を鼻呼吸になおすためには、鼻炎や風邪などがあるならそちらの改善が先になります。
鼻水が出ていると、鼻呼吸しにくいですよね。
小児科か耳鼻科、内科にいくのがいいでしょう。
鼻水がおさまっても口呼吸をしているようなら、夜はマウステープが手軽です。
ナイトミン 鼻呼吸テープ(15枚入)
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鼻呼吸を習慣づけるためには、トレーニングも同時に行ったほうがいいです。
あいうべ体操というものがありますので、親子で一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか?
「あ・い・う」の形に口を大きく動かし、「べ」で舌を下に出すということを繰り返すものです。
1回10セットで、1日30セットを目標にしてみましょう。
ストレス
ストレスが強い状況では、交感神経が優位になり、唾液の分泌量が減ります。
唾液の分泌量が減ると、口の中は乾きやすくなりますから、雑菌が繁殖しやすくなります。
お子さん、ストレスがたまっている様子はありませんか?
生きる上で、自分で乗り越えるべきストレスは多いですが、子供はまだ、乗り越え方を知らないことがあります。
親が手を出してストレスの元を取り除いてしまうのは簡単ですが、子育てという観点からは、乗り越え方を教えてあげる程度がいいですね。
あまりに手を出すと、自分で考えて生きていく力が養われません。
水分不足
口の中をきれいに保つには、唾液は大事です。
もしかしたら水分不足で唾液の分泌が少なくなっているのかもしれません。
できればミネラルウォーターや麦茶といった、糖分・塩分の少ないものでの水分補給を心がけましょう。
1日に摂取したい水分量は、体重によって変わります。
どれくらい水分を摂取したほうがいいのかは、つぎのページに、体重別に計算してまとめています。
便秘
便秘がひどくなると、臭いが上から上がってくることがあります。
上から上がってくるほどになってしまっていると、お腹が張ったり食欲がなくなっていたりという症状が出ていると思います。
自宅で浣腸してスッキリできればよいのですが、病院にいったほうが確実ですよ。
まとめ
子どもの口が
「ウンチ臭い」「ドブ臭い」
というときは
- 歯磨きが雑orしていない
- 口で呼吸している
- ストレス
- 水分不足
- 便秘
ということが考えられます。
その子に合った対処をしてあげましょう。
治まるのに時間がかかるものもありますから、そもそもの原因に対処しつつ、原因が改善するまではうがい薬(マウスウォッシュ)や、こどもの口臭対策用のトローチでしのぐという方法をおすすめしておきます。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!