妊娠初期症状として、首の痛み・肩こりが出たら
妊娠初期症状として、首から肩にかけて痛くなる方がいらっしゃいます。
妊娠がわかる前にこの症状を感じる方もいらっしゃって、
「最近首と肩が痛いんだけど、もしかして妊娠したかな?」
「それともただ寝違えただけ?」
と思う方もいらっしゃることでしょう。
その方は妊娠検査薬で検査したほうが確実ですよ。
→妊娠検査薬はいつから使える?反応する時期を教えます!
さてここでは妊娠初期に起きる、首と肩の痛みの原因と、対処法をお話します。
妊娠初期に起きる、首と肩の痛みの4つの原因
その痛みの原因は、大きく4つに分けられます。
- ホルモンバランスの変化によるもの
- 体のバランスの変化
- ストレスによるもの
- 虫歯や歯肉炎からのリンパの腫れ
の4つです。
ホルモンバランスの変化によるもの
妊娠すると、妊娠を継続させるためにホルモンバランスが変化します。
それにつれて、体のいろんなところで変化が起きます。
ホルモンバランスが変化したことで直接体のどこかに痛みが出ることは考えられませんが、首や肩に影響が出てきそうな変化は起きます。
一番影響がありそうな変化は、胸の張りです。
胸が大きくなると、首や肩に今まで以上に負担がかかるようになります。
それで首や肩に痛みが出るのは十分に考えられることです。
この変化による首や肩の痛みは筋肉痛のようなもので、妊娠中期頃には落ち着く傾向にあります。
それまでは軽いストレッチで首と肩をほぐして乗り切りましょう。
お風呂に入って体を温めることも凝りの解消には効果的ですので、たまには浴槽に浸かるのもおすすめです。
長風呂は長風呂で疲れますから、普段浴槽に浸かっていないのでしたら、5分くらいにしておきましょう。
体のバランスの変化
ホルモンバランスの変化以外で変わる部分もあります。
そう、子宮です。
赤ちゃんは大きくなっていきますし、そのまわりには多くの羊水があります。
今までなかったものが下腹部で大きくなりますので、体のバランスが変わります。
体のバランスが変われば、使われる筋肉の位置も変わります。
それで首や肩が痛くなることは、十分に考えられます。
この痛みも筋肉痛のようなもので、そのうち筋肉が慣れていき、自然と治まっていくと考えられます。
やはり温めたりストレッチしておくと、早い回復を期待できますね。
ストレスによるもの
妊娠がわかっている人は
「しっかり体調管理しないと」
と硬くなっていませんか?
妊娠しているかはっきりしていない人は
「もしかしたら妊娠してるのかも」
と緊張していませんか?
それがストレスとなり、無意識に首や肩に力が入り、凝りやすくなります。
ストレスが原因でしたら、意識してストレスを解消するようにしましょう。
虫歯や歯肉炎からのリンパの腫れ
首筋の、のどに近いところが痛いとしたら、リンパが腫れていることが考えられます。
上深頸リンパ節か、扁桃リンパ節ですね。
虫歯や歯周病があると、リンパは頑張ってバイ菌と戦います。
そのときに腫れあがって、痛みを伴うことがあります。
とくに妊娠初期にはホルモンバランスの変化や、つわりの影響で、口の中の環境は悪化しがちです。
歯周病ともなれば早産や低体重児のリスクが高まることがわかっており、早めの治療が望まれます。
まとめ
妊娠中に首や肩が痛くなると、
「今までこんなことなかったけど、妊娠が関係あるのかな」
と思いますよね。
関係があることもありますが、ほかの原因があるかもしれません。
できれば病院に行って診てもらったほうが安心できるかと思います。
妊娠していることがわかっているなら、それも伝えましょう。
また、首の痛みだけでなく、吐き気などの症状があれば、妊娠している可能性はさらに高いと言えます。
妊娠するとさまざまな症状が出る人がいますので、どのような症状が出やすいかを知っておくと、あなたが妊娠しているかどうかの判断の助けになるでしょう。
→76の妊娠初期症状をチェックして、健康管理の目安にしましょう。
しかし、自覚症状のチェックだけでは、妊娠しているかどうかが確実にわかるとは言えません。
妊娠しているかどうかはっきりしないときは、一番確実なのは、検査です。
→妊娠検査薬はいつから使える?反応する時期を教えます!
この記事があなたの判断の助けになりましたら幸いです。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!