もしかしてできた?妊娠超初期症状は早い人はいつから表れる?
妊娠しているかもしれないとき、なんとなく体の調子がおかしいと
「これは妊娠超初期症状?」
「でも、こんなに早く妊娠の兆候が表れるものなの?」
と思ったりもしますよね。
今回は、妊娠超初期症状の兆候はいつから表れるのかということをお話しします。
見出しで拾い読みする?
妊娠超初期症状は、いつから兆候があるの?
この症状は妊娠“超”初期、つまり妊娠初期よりさらに早い時期に起きるものです。
妊娠が成立すれば、それは妊娠初期と呼ぶべきですから、妊娠超初期とは、妊娠が成立する前の話になります。
起こる時期がPMS(月経前症候群)と近いですので、間違えやすいです。
「いつもと体調が少し違う」
と感じたら、妊娠していることは考えられますが、慎重に判断しましょう。
妊娠による体の変化に気づけるのは、生理予定日の後の一週間くらいからの人が多いです。
こうした妊娠の兆候をいち早く知ることで、お酒や薬を控えたりする目安のひとつになるかと思います。
ひとまずここでは、妊娠超初期症状は妊娠が成立する前の変化であると考え、妊娠してから起きる妊娠初期症状とは区別しておきましょう。
妊娠が成立するタイミングとは
では、どうして妊娠成立前に変化が起きるのでしょうか。
それを知るためにはまず、妊娠が成立するタイミングを知ることからはじめなくてはなりません。
妊娠の成立のタイミングは、着床のときです。
そのときから、妊娠を継続できるようにホルモンバランスが変化しはじめます。
ここからちょっとさかのぼって、前回の生理がはじまったときのこと。
もしあなたが今、妊娠しているとしたら、このときが妊娠0週0日となります。
それからおおよそ一週間後に生理が終わりましたよね。
ですのでそのときは、妊娠1週0日です。
それからおおよそ一週間後、妊娠2週0日の頃、排卵があったはずです。
卵子はそれから24時間以内(※卵子の受精能力は24時間と言われています)に精子と出会い、受精し、受精卵となります。
受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、卵管を通って、子宮腔へ向かいます。
子宮腔にたどり着いた受精卵は、お母さんから栄養をもらうために、子宮の壁(子宮内膜)にくっつき、その中にもぐり込みます。
これが着床です。
受精から着床まではおおよそ一週間。
つまり、妊娠が成立したときは、計算上はすでに妊娠3週になっているのです。
着床があったとき、お母さんの体は「妊娠した」ということに気づき、妊娠を継続させるためにホルモンバランスが変化します。
(もしこのあたりで着床がなかったら、ホルモンバランスの変化は通常通りになり、約一週間後に生理が起きます)
妊娠“超”初期症状、それの多くは“超”能力のようなもの
妊娠が成立するのは着床のときで、そのときにお母さんのからだは妊娠したことに気づき、特別な変化をはじめます。
それ(前回の生理開始からおおよそ三週間)より早くに、あなたにいつもと違う特別な変化があったとすれば、まずはほかの原因を疑ってみてください。
ほかの原因とは、睡眠不足だったり、食生活の変化だったり、激しい運動をしたあとだったり、ストレスだったり、加齢による変化です。
どれも考えられないとすれば、超能力の一種という結論になります。
生活に変化がなくても起きえる、ギリギリ超能力でない症状としては、着床による下腹部痛・出血くらいです。
さきほど述べた通り、着床とは受精卵が子宮の壁にもぐり込むものですから、子宮に物理的な変化が起きます。
そのとき子宮が動いて痛みが起きても不思議はありません。
そしてもぐり込む過程で子宮の壁から出血があったとしても、不思議ではありません。
いわゆる着床出血と呼ばれるものです。
もしかしたらあなたは妊娠成立前ではなく、すでに妊娠が成立しているということも考えられます。
前回の生理開始から三週間以上経過していれば、その可能性のほうが高くなります。
そうだとすれば妊娠継続のためにホルモンバランスが変化しはじめていますので、さまざまな体調の変化の説明がつきます。
妊娠が成立しているとすれば、それは妊娠超初期症状ではなく、妊娠初期症状です。
妊娠初期症状については、つぎの記事にまとめています。→76の妊娠初期症状をチェックして、健康管理の目安にしましょう。
さて、こまでが妊娠超初期症状がいつからあるかというお話でした。
2ページ目では着床出血があったときのお話ですので、興味がありましたら“続きを読む”をタップしてご覧ください。
次のページ 着床出血の期間と出血量