新生児の沐浴の時間帯は、季節に合わせて。入浴時間の目安は5分。
出産を終え、退院しておうちでの生活……うれしい反面わからないことだらけですよね。
特にドキドキするのが、新生児のお風呂「沐浴」ですよね。
入れるタイミングに、入浴時間、いろいろと気にしなければいけないことだらけ。
今回は、そんな沐浴の、おもに時間に関する不安にお答えします。
読み終えたころには、沐浴タイムが楽しみになりますよ。
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新生児の沐浴、おすすめ時間帯
新生児の沐浴をするベストなタイミングは、実はいろいろあるんです。
季節やライフスタイルでベストなタイミングを見つけてみましょう。
夏は涼しい時間帯に入れる
夏は暑いので、涼しい時間帯を選ぶようにしましょう。
夏場は、大体午前11時から午後2時が暑さのピークですね。
この時間帯はできるだけ避けるのが無難ですね。
クーラーなどをつけて、脱衣所など室内を快適な温度に保つことも忘れないようにしてください。
そのときは赤ちゃんに直接クーラーや扇風機の風が当たらないよう工夫してくださいね。
もちろん、
「夏だから絶対にこの時間帯!」
ということはありません。
基本的には、涼しい環境で沐浴させることがポイントです。
冬は一番暖かい時間帯に入れる
暖かい方が、赤ちゃんに負担がかかりません。
冬場は夕方にかけて気温が下がるので、正午前後がベストタイミングになりますね。
お部屋を暖かくしておくことも忘れないでくださいね。
冬場も、夏同様に
「絶対にこの時間帯!」
ではありません。
暖かい環境での沐浴ということを念頭に置きましょう。
パートナーや家族と一緒にできる時間
一人でお風呂に入れるよりは、パートナーや家族の力を借りる方が安心ですね。
スキンシップもとれるのでおすすめですよ。
とはいっても、あまり時間が遅くなるのは生活リズムを作る上で避けたいところですので、できれば20時までには済ませるようにしましょう。
ママの手が空いているとき
赤ちゃんのお世話だけでなく、ママには家事や雑事をする時間もあります。
家事の片手間で沐浴を行うのはなかなか難しいので、家事などが片付き、余裕のある時間帯で沐浴をしましょう。
病院が開いている時間帯
沐浴中に赤ちゃんに何か異変があったときにすぐに病院へ行けるよう、病院が開いている時間帯に沐浴を済ませることも頭に入れておきましょう。
余裕を持って沐浴させることができますよ。
以上が沐浴のベストタイミングの考え方です。
各家庭で相談して沐浴のタイミングを決めましょう。
そして、そのタイミングが決まったら、できる限り毎日そのタイミング(時間帯)で沐浴をするようにしましょう。
沐浴時間の長さは?
ずばり5分前後です。
赤ちゃんはお湯に浸かっているだけで体力を消耗します。
5分は本当にあっという間ですが、赤ちゃんはそれくらいで充分なんです。
およそ5分の間に洗ってあげるのは大変ですが、慣れてくれば大丈夫ですよ。
落ち着いてやりましょう。
沐浴を同じ時間帯でする理由は?
ところで、なぜ沐浴の時間帯を決めておいた方がよいのでしょうか?
沐浴は赤ちゃんの体を清潔にする以外にも目的があるのです。
それが、「生活のリズムをつける」ということです。
同じ時間をおすすめするのは、生活リズムを作りやすくするためです。
生まれたての赤ちゃんはまだ昼夜の区別がつきません。
昼間だから起きる、夜だから寝るという概念がないのです。
生活のリズムをつけてもらうためにも、同じ時間帯で沐浴をしてあげるのがベストです。
とはいっても、きっちり同じ時間に入れなくても大丈夫です。
大体の時間を決めておきましょう。
また、赤ちゃんが泣いていて機嫌が悪いのに、無理やり沐浴をさせても赤ちゃんは楽しくないし、ママも困ってしまうだけです。
楽しい沐浴にするためにも、赤ちゃんの機嫌のいいときを見計らって、大体でいいのでその時間帯に沐浴をするようにしましょう。
こんなときはどうしたらいい?
赤ちゃんが寝ているとき
無理に起こさずに寝かせてあげましょう。
無理に起こしても不機嫌になり、楽しくないお風呂タイムとなります。
グズグズだとお風呂にも入れにくいし、ママも焦っちゃいますよね。
それなら機嫌よく起きた後で、落ち着いて沐浴をしましょう。
おっぱいやミルクと飲んだ直後
おっぱいやミルクを飲んだ直後にお風呂に入ると、吐き戻しをする可能性が高くなります。
赤ちゃんも苦しいですし、ママも沐浴中に吐かれてしまったら焦りますよね。
大人も食事の直後にお風呂に入るのはツラいものです。
それは赤ちゃんだって同じ。
授乳後は少し(せめて10分)休憩をし、それから沐浴をしましょう。
不機嫌なとき
赤ちゃんが不機嫌なときは、沐浴を後回しにしましょう。
そして、不機嫌な原因を探ってあげてください。
おっぱいやミルクなら、沐浴の時間は気にせずにあげてください。
そのあと少し休憩をさせてから沐浴をすれば大丈夫ですよ。
沐浴が20時以降になってしまうとき
いつもパートナーと沐浴している場合、パートナーの帰りが遅くなってしまい、沐浴が20時以降になりそうなときは、その日の沐浴はナシでもOKです。
赤ちゃんによりますが、沐浴が20時を過ぎてしまうと、夜泣きをする確率が高くなるからです。
これは生活のリズム(体内時計)がくるってしまうことから起こる夜泣きです。
20時頃になると外は暗く、リズムができてきたら本来は寝ている時間だったりします。
お風呂って、明るいですよね。
本来寝る時間に明るい電気の元にいることで、夜を昼と勘違いして、やっとできてきた生活のリズムが崩れしまうのです。
そうすると夜中に頻繁に目を覚ましてしまい、夜泣きの原因となります。
ですので、そんな日は無理にお風呂に入れずに寝かせてあげましょう。
沐浴の代わりにおしりまわりを温かいガーゼで拭って清潔にしてあげてください。
できれば体も拭いた方がいいのですが、そこは無理しなくても大丈夫ですよ。
湿疹やあせもができている子は、その部分も拭ってあげてから寝かせてあげるといいですね。
もちろん赤ちゃんにも個人差があり、「沐浴のあとは4~5時間くらいぐっすり」という子もいます。
そういう子の場合はちょっと遅い沐浴時間になっても、そのあとすぐ寝てくれる見込みがありますね。
さて、ここまでは時間に関する話題でした。
2ページ目では沐浴の準備に関わるお話をしますので、興味がありましたら関連記事の下の“続きを読む”をタップしてご覧ください。
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