さんずいに光【洸】読み方は“コウ”。人名ならほかの読ませ方も多い。
はじめて“洸”の字を見たとき、「何と読むんだろう」と思って“さんずいに光”と検索しますよね。
とくに「子供に良い名前をつけてあげたい」というときは、いろんな読ませ方、さらには漢字の意味まで知りたいですよね。
では“洸”の読み方と意味、いってみましょう。
“洸”の読み方と意味
一般的には音読みで、“コウ”と読むだけです。
- 勇ましい(たけだけしい)
- 水が深くて広い様子
- 水がわく様子
という意味があります。
“さんずい”が水を表し、光は光そのものです。
それらを組合わせたイメージをしてみましょう。
…
…
…
あなたがイメージしたもの、それは広くて深い池、風で水面がゆらめき、キラキラと光を反射している様子でしょうか?
それとも、コンコンとわき出る湧き水が光を反射し、きらめいている様子でしょうか?
それらのイメージで
- 水が深くて広い様子
- 水がわく様子
の意味の説明がつきます。
また光には、それこそ目にも止まらない速さで「勢いよく広がる」という性質があります。
そんな光にさんずいをつけることで、水が勢いよく広がる様子もイメージできます。
ここから「勇ましい(たけだけしい)」という意味につながります。
名前に使うと、このように
- キラキラと輝く
- 勇ましい
- 深くて広い
という印象を与える名前になります。
では、名前ではどう読ませることができるでしょうか?
人名での“洸”の読み方
音読みで“コウ”と読ませるのが、一番わかりやすい読ませ方です。
さらには漢字の意味からひっぱってきて
- たけし
- ひろ
- ひろし
- ふかし
と読ませるのが、漢字の意味まで説明すれば「そうか、なるほど」と思って読んでもらえる範囲です。
ところで人名では、一応、どのような読ませ方をしてもいいことになっていますので、
「どうしてもこう読ませたい」というものがあったら、それでもいいんです。
しかしほかの人から見たら「何で? そうは読めない」という名前になってしまいます。
上で紹介した5つのうちのどれかがベターです。
ここであらためて名前を考えると、どんな名前が思い付きますか?
男の子
“洸”の字を引き立てるためにシンプルな字を添えるとして、
- 洸一(こういち)
- 洸平(こうへい)
- 洸太(こうた)
- 洸希(こうき)
あたりになるでしょうか。
画数まで考えると、
洸一は10画で、地格が凶
洸太は13画で、地格は大吉
洸平は14画、地格は凶
洸希なら16画、地格は大吉
ですね。
ただ“希”には「少ない」とか「薄い」という意味もあり、特に年配の方は気になることがあるでしょう。
まあ、どういう印象を感じるかは、組み合わせ次第なんですけどね。
例えば“希望”という熟語には、前向きな印象を受けますよね。
よく見ると「望みが薄い」という意味の組み合わせで、これだけ読むと暗いイメージですが、熟語としては「望みは薄いけど、0じゃない!」という前向きなものになっています。
あらてめて、組み合わせという考え方で“洸希”を見てみると、
「たまにキラキラ輝く」
「たまに広くて深い」
「たまに勇ましい」
…
…
なんかダメな印象のフレーズしか思い付きませんでした。
しかしあなたが前向きなメッセージを考えられるなら、それは子供にとってはいい名前になりますから、大丈夫です。
女の子
女の子でしたら、“コウ”と読ませるより、“ひろ”と読ませたほうが柔らかい語感になり、使いやすいかと思います。
- 洸子(ひろこ)
- 千洸(ちひろ)
- 洸海(ひろみ)
あたりが思い付きやすいですね。
画数まで見てみると、洸子と千洸は凶、洸海は吉です。
やはり、パッと思い付くものでは良い画数になりにくいですね。
“洸海”は画数は良かったですが、「絵がイメージできすぎて良くない」と言う人がいるかもしれません。
よく晴れた空、穏やかでキラキラと光る海…
カモメの鳴き声も聞こえてきそうですね。
絵をイメージできすぎる名前というのは、「人間離れしている」という印象につながりやすいのです。
まとめ
“洸”の読み方は、音読みで“コウ”です。
人名であれば、
- たけし
- ひろ
- ひろし
- ふかし
という読みであれば自然な範囲です。
これで読み方はスムーズになりましたね。
それでは、名付けを考えている方、良い名前が思い付きますことを祈ります。
今回はここまで。
ありがとうございました。