母乳育児はいつまで痩せる?もうすぐ終わる?まだ続く?
母乳育児をしていると痩せますよね。
「どこまで落ちるんだろう」
と不安になったり、
「もっと続けばいいのに」
と思ったりする方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、母乳育児はいつまで痩せるかというお話です。
※「母乳育児中に痩せたい」という方には、つぎの記事を紹介します。→母乳育児中に痩せるには、食欲のコントロールが大事
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母乳育児でいつまで痩せるか
いつまで痩せるか、その時期はズバリ
「産後半年頃まで」
と言われています。
なぜ半年頃までなのでしょうか?
それは、赤ちゃんが飲む母乳の量と、離乳食の進み具合、さらには赤ちゃんの活動量にかかってきます。
赤ちゃんが飲む母乳の量は?
赤ちゃんが飲む母乳の量は、産まれたばかりは1回10ml程度から始まり、生後2週間後では1日あたり500ml以上になるのが一般的です。
生後2ヶ月になると1回で140~160mlを8回程度飲むことになりますので、1日あたり少なくとも1,120ml。
この頃になるとママの出産後の悪露も治まり、
「なんだか痩せてきた!?」
と思うママも増えてくるのではないでしょうか。
離乳食と授乳の関係
生後5~6ヶ月頃から離乳食をはじめると、その後は徐々に授乳回数が減っていきます。
そのため5~6ヶ月頃が最も授乳回数が多く、さらに飲む量も多い状態になりやすいからです。
しかし離乳食がはじまっても授乳回数が減らない赤ちゃんもいますし、赤ちゃんが1回で飲む母乳の量は増えるため、
6ヶ月以降も体重が減り続けるママもいるでしょう。
赤ちゃんの活動量と、カロリー消費
赤ちゃんもだんだん動き回るようになる時期です。
それに合わせてママの運動量がアップしカロリー消費量が増えることも、痩せ続ける理由のひとつです。
消費カロリーが摂取カロリーを上回っている間は痩せ続けます。
授乳のために消費されるカロリー
ここで知っておきたいのは、母乳を作るためにどれくらいカロリーが消費されているのかです。
授乳で消費されるカロリーは1日に約500~800キロカロリーと言われています。
これは、体重50キロの人ならジョギングを毎日2時間行うか、ゆっくり平泳ぎを2時間以上行うくらいのカロリーです。
こんなハードな運動を何ヶ月も毎日続けているのと同じだとすると、痩せてしまうのも納得ですね。
もちろんそれ以上に余計に食べていたら痩せません(笑)
赤ちゃんの授乳量にあわせて、摂取カロリーをコントロールしていきましょう。
ここまでの話で、「じゃあずっと母乳育児のほうがいいかも」と思った方もいるかもしれませんね。
「いつまで続けていいか」ということはつぎの記事に書いていますで、参考になるかと思います。
では、どんな人が母乳育児で痩せやすいのでしょうか?
どんな人が痩せやすい?
母乳をつくるために多くのカロリーが消費されるとはいえ、赤ちゃんが母乳を飲んでくれなければ、母乳ができる量は減り、カロリー消費も減ってしまいます。
つまり母乳がたくさん作られやすい体質であり、赤ちゃんがしっかり飲んでくれれば痩せやすいということが言えます。
完全ミルクより混合、混合より完全母乳のママの方が痩せやすいということになります。
ここで突然ですが、気をつけたいことがあります。
母乳ダイエットの2つの落とし穴
特におっぱいが張ったり、詰まったりしりやすい人は、あっさりした食事ばかりとるようになりがちです。
そうなると、摂取カロリーが足りずどんどん痩せていってしまう、というスパイラルにおちいる可能性もあります。
落とし穴1)痩せた?やつれた?
何もしなくてもどんどん痩せるという状況は夢のようですが、
「痩せたというよりも、老けてみえる」
「やつれた」
などいわれるようになると、困りますよね。
短期間で急に激やせしてしまうと、
- 疲れやすい
- 体力がなくなり風邪をひきやすい
- 肌のハリツヤがなくなって老けて見える
- 抜け毛や白髪が増えた
などという弊害も起こってきます。
このような不健康な痩せ方には注意が必要です。
「痩せすぎて困っている」
という場合は摂取カロリーが足りていません。
意識的に間食をとったり、夜中の授乳の際にも少し何かを食べたり、と、栄養補給をしっかりしましょう。
「痩せすぎて体力不足で育児がしんどい」
ということにならないように気を付けましょうね。
いっぽう、母乳をあげている間は食べても食べても太らない魔法を手に入れたかのような時期であり、
「食べても食べてもお腹がすいてしまう」という時期でもあります。
それをいいことに、「好きなときに、好きなものを食べ放題!」という生活をしていると、落とし穴にはまってしまいます。
その落とし穴とは…
落とし穴2)母乳育児を終えたあと、太る
赤ちゃんのお世話をしながらの食事だと、
「簡単なものをパパッと!」
という風になりがちです。
食べているとはいっても、良く噛まずに早食いをしたり、一食抜いたり、おやつばかり食べてしまったり、と胃腸に負担をかけるような食べ方をしていませんか?
このような乱れた食生活に慣れてしまうと、
「妊娠前より食べる量は少ないのになぜか太る」
という事態を招いてしまいます。
たまにはゆっくり味わってご飯を食べる機会を作りたいですね。
そしてせっかく痩せるなら、キレイに痩せたいですよね。
肌、髪、顔色のことは言いました。
ほかに何が思いつきますか?
体重だけでなく体型もキレイに
産後の授乳期は、母乳をあげているだけで痩せるダイエットの黄金期ともいえます。
せっかく痩せるなら、
「体重だけ落ちればいい」
ということではなく、体型もキレイになったらもっといいですよね。
そこで力を発揮してくれるのがトコちゃんベルトをはじめとする骨盤ベルトです。
お腹周り全体をしめつけるガードルではなく、骨盤周りをしめるベルトです。
産院によっては出産前や出産直後からの着用を推奨しているところもあり、産院で購入できる場合もあります。
骨盤ベルトは、出産で開いた骨盤を正しい位置に戻してくれる効果があります。
出産直後からしめることで、出産前どころか妊娠前よりもウエストが細くなる可能性もありますので、本当にオススメです。
骨盤が正しい位置に戻れば、内臓も正しい位置におさまり、余分な脂肪もつきにくくなります。
これも出産後半年までに着用すれば、それ以降につけるよりぐっと効果が高まります。
半年を過ぎてしまっていても、効果が全くなくなるわけではありませんので、産後の体型のくずれが気になる方は着用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
母乳育児では、離乳食の関係もあり、産後半年頃まで痩せる人が多いようです。
結局は、カロリー消費が摂取量を上回っている間は痩せます。
それは、どれだけ母乳を作っていて、どれだけ体を動かしているか、そしてどれだけ食べているか次第です。
私はひとり目の産後はたくさん母乳が出たので、どんどん痩せて夢のようでした。
バイキングの食べ放題でお腹いっぱい食べたり、甘いモノや脂っこいものをたくさん食べても詰まったりしませんでした。
が、ふたり目の出産後は母乳の出が悪く、乳腺炎にも何回もなりました。
そのため食事も気を付けていましたが、体重は減るどころかむしろ太ってしまいました。
同じママでも痩せる場合もあれば、太る場合もあるのですから、たくさん痩せてしまったり、逆に太ってしまったりと人それぞれなのもうなずけますね。
完全母乳で育児をしている人なら授乳期間は痩せやすい期間ですが、
「それに安心して何も考えずに過ごすととってももったいない!」
と思います。
せっかくなのでこの機会に、妊娠前よりもキレイになれるようにちょっとだけがんばってみるのもいいですね。
ところで話がかわるのですが、今後の子育てにいくらかかるかご存知ですか?
「お金がかかるのは、まだ先のこと」と余裕に思っていると、お金が必要なそのときになって苦労するパターンになりがちです。
心の準備をしておくために、実際にいくらかかるのか知っておきましょう。
それでは、あなたの子育てが少しでも楽に・楽しくなることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!