哺乳瓶の消毒。お出かけのときはどうする?
お出かけのときの哺乳瓶の消毒方法を考えているあなた、計画的ですね!
さて、哺乳瓶を使っている時期にお出かけ、それも旅行なるととくに消毒のことが気になりますよね。
「いつもの方法が使えない…どうしよう」
となると思います。
そこで今回は、お出かけのときの哺乳瓶の消毒のお話です。
電子レンジでの消毒
「お出かけ先に電子レンジがある」
と分かっているのなら、メデラ(medela) 電子レンジ除菌バッグ(5パック) クイッククリーン スチームバッグのようなバッグ式の消毒袋を持っていく、というのが簡単な方法です。
最近では、ショッピングセンターなどでは授乳室に電子レンジが設置してある場合もあります。
事前に目的地に電子レンジがあるかどうかをチェックしておき、あれば電子レンジ消毒ができますね。
もし旅館やホテルなどに宿泊する場合は、フロントでお店の電子レンジで消毒してもらえるかどうかを確認し、お願いしてみる、という手もあります。
さらには行先の近くのコンビニや物産館、道の駅にも電子レンジはあるでしょうから、そこのスタッフに相談すればOKをもらえるはずです。
電子レンジ用消毒袋は、専用のものでなくとも、耐熱のジップロック袋なら代用することができます。
袋に哺乳瓶と水50ml(哺乳瓶のめもりで測りましょう)を入れ、密封せずに少し口を開けて3~5分チンすれば、消毒完了。
自宅とほぼ同じ手順です。
また、チンした後の哺乳瓶は外側をきれいなフキンやキッチンペーパーにくるくる巻いてジップロック袋の中に入れれば、そのまま持ち運べますね。
薬液での消毒
ミルトンなどの薬液専用ケースで消毒している場合、泊まりがけのお出かけの場合、ケースごと持っていくのはかなり大荷物になってしまいます。
そこで、大きいサイズのジップロック袋を用意しましょう。
できれば底にマチがあるタイプのものが安定性があります。
それを小さく丸めて持っていきましょう。
薬液は錠剤タイプのミルトンや顆粒スティックタイプのミルクポンSが便利です。
錠剤のミルトンなら2リットルで1錠、ミルクポンSなら2~4リットルで1本です。
目的地についたら、その袋に水と薬剤を入れ、薬液を作っておけば、簡易的に自宅と同じ消毒環境が作れます。
油性マジックで袋に薬液を作った時間を記入しておけば、交換のタイミングも忘れずに済みますね。
袋は2重にしておけば破れたりこぼれたり、という心配もありませんよ。
これなら、哺乳瓶の本数が少なくても、いつもと同じように消毒できるので、安心感がありますね。
なお、
「車で移動するので持ち物が多くても大丈夫」
といった場合は、いつもの消毒ケースや哺乳瓶がひたるサイズのタッパーに、
- 消毒用の道具
- 洗剤
- スポンジ
- 予備の哺乳瓶
などの消毒用品一式を入れていってもいいですね。
使い捨て哺乳瓶を使う
バーベキュー場やキャンプ場などの屋外では、消毒に適した水が確保できない場合もありますよね。
そういった場合は、使い捨て哺乳瓶が便利です。
ネットショップはもちろん、
- 西松屋
- 赤ちゃん本舗
- ベビーザらス
といった赤ちゃん用品店でも手に入れることができます。
使い捨て哺乳瓶は、ジャバラ式タイプ(チューボ)、積み重ねタイプ(ステリボトル)、ドロップインタイプ(ドラマ/Playtex(プレイテックス))があります。
Playtexの「マザーボトル」という商品は、ピジョンの母乳実感用の乳首を取り付けることが可能ですので、
「いつもと違う乳首では飲んでくれない」
という赤ちゃんでも母乳実感を使っている場合は、こちらの商品を使えば飲んでくれそうです。
なお、乳首部分は別途消毒が必要なので、ミルクの回数分の乳首をラップやジップロック袋などに入れて一緒に持っていくか、洗って携帯用おしゃぶり消毒器(乳首部分だけをUV消毒する器具)を使う、というのも良いですね。
そして使い捨て哺乳瓶は災害や停電、取水制限などで十分な水の量の確保が難しいときにも活躍してくれるはず。
いざというときのために、防災リュックの中に入れておくと安心感が増しますよ。
回数分の哺乳瓶を持っていく
日帰りのお出かけの場合なら、授乳の回数分の哺乳瓶を持って出かける方法も可能です。
あらかじめ、お出かけにだいたい何時間かかるか予想してみましょう。
まず、出かける前にミルクをあげますね。
次のミルクまでに約3時間、その次のミルクまでさらに3時間、と計算していくと、お出かけのあいだに何回授乳があるか見当がつきます。
その回数分の哺乳瓶とミルクを持ってお出かけすれば、ちょっと荷物は増えますが、外出先での消毒の心配はなくなります。
哺乳瓶を2本もっていけば最大9時間の外出が可能です。
例えば朝7時にミルクをあげてすぐに出かけたとすると、夕方4時までに帰ってくれば、外出中のあいだのミルクタイムは10時と1時の2回です。
予備としてもう1本分の哺乳瓶とミルクを持っていけば、もしもの場合にも対応できます。
しかしまだ月齢の小さい赤ちゃんの場合、よほどのことがない限りこのような長時間の日帰りのおでかけは、そんなに頻繁ではないでしょう。
哺乳瓶3本持って出かければ、十分対応できると思います。
3~4か月を過ぎていればズボラ熱湯消毒でも
月齢が3~4か月以上になれば、赤ちゃんは自分の手やおもちゃなどをどんどんなめるようになります。
そうなってくると徐々に雑菌への耐性もついてきますので、哺乳びんの消毒だけにあまり神経質にならなくても良くなってきます。
月齢が3~4か月以上の赤ちゃんの場合は、哺乳瓶をしっかり洗ったあとは、熱湯にひたすだけでもある程度の効果は得られるでしょう。
外出先ではしっかり洗って使い、家に帰ってからまとめて消毒をすれば良い、ということになります。
私が行っていた、名付けてズボラ熱湯消毒とは、
- 哺乳瓶にお湯を入れて
- そこに乳首をひっくり返して入れて
- 乳首の内側にもお湯を入れて
- しばらく放っておく
というものです。
写真のほうがわかりやすいでしょうから、撮影しました。
哺乳瓶にお湯を入れて、
乳首をひっくり返して入れて、そこにもお湯を入れる。
しばらくするとお湯があふれてくることもありますが、気にしない気にしない。
なお、消毒しなくても良い月齢であっても、赤ちゃんのお腹がゆるいときや梅雨時などの雑菌の繁殖しやすい時期などの場合は、きちんと消毒しておいた方が赤ちゃんの負担は少ないです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、お出かけのときの哺乳瓶の消毒のお話でした。
行き先によって、いくつかの選択肢があります。
電子レンジがあれば電子レンジでできますし、薬液をもっていくなら薬液でもできます。
哺乳瓶を十分な数用意しておけば、お出かけ中には消毒しなくてよくなります。
子どもの成長次第では、熱湯にひたすだけでも十分でしょう。
哺乳瓶の消毒がおっくうでお出かけ自体もイヤになってしまうのはもったいないですね。
おでかけの長さや出かけ先の状況を先に調べておき、簡単な計画を立てておけば安心です。
一見面倒そうな作業ですが、慣れてしまえば簡単です。
使い捨て哺乳瓶も、赤ちゃんが嫌がらなければ、とっても便利ですよね。
もしあなたが育休中のママなら、赤ちゃんとの毎日は、一日を無駄なく最大限に有効に使う練習になっているはず。
この経験は、仕事復帰後の効率アップにきっとつながっていますよ!
自信を持って、気持ちを軽く持ちましょう。
育児は、いかにして楽して、楽しくできるかが一番大事です!
わずらわしいことはなるべく省く方向に工夫して、ぜひ赤ちゃんと一緒にいろんなところへお出かけして楽んでくださいね!
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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