哺乳瓶消毒後の乾かし方!早く乾かすためにできること!
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煮沸消毒、電子レンジ消毒後の乾かし方のコツ
基本的には、お鍋や電子レンジ用ケースから取り出した後の哺乳瓶自体があたたまっているので、清潔なふきんやキッチンペーパーの上に置いておけば自然に乾燥します。
ポイントは哺乳瓶がアツアツのうちに取り出すこと。
アツアツのうちにしっかり水気を振り切ってから置いておけばすぐに乾くはずです。
このとき、火傷のおそれがありますので十分に注意しましょう。
そして振りすぎて哺乳瓶ガッシャ―ンすることにも注意です。
(何本割ったかしらウフフフフ。。。)
「それでも乾かない!」
という場合は、哺乳瓶をちょっと傾けて斜めにしておきましょう。
口の部分をふさがないようにしておくことがコツですよ。
哺乳瓶の口をふさいでしまうと、蒸気の逃げ場がないので、乾きにくくなってしまいます。
また、真横に寝かせておくと水分が流れていかないので、下に溜まって、使おうと思ったら水が残っていた、ということも。
清潔な水切りカゴやザルなど、底に通気性のあるものの上に置いておくのもいいですね。
しかしながら、その上にふきんをのせると蒸気の行き場がなくなりとたんに乾きにくくなります。
置いてすぐはふきんをかけないようにするといいですよ。
また、電子レンジ消毒の場合は、斜めに立てかけるパーツが付属されている道具もありますので、そういうパーツがあるものでしたらうまく利用しましょう。
薬液消毒後の乾かし方のコツ
薬液消毒の場合は、哺乳瓶自体があたたまっていないので、煮沸や電子レンジでの消毒に比べて中の水分は蒸発しにくいです。
そこで、薬液から取り出した哺乳瓶に一度熱湯をかけてから乾かすと熱気で水分が蒸発しやすくなりますよ。
また、熱湯をかけておけば、ミルトン等の薬液の塩素臭も取れて一石二鳥です。
ほかにも、ドライヤーを使って熱風をあてるという方法もあります。
ミルトン等、薬液での消毒のポイントはつぎの記事にまとめてありますので、目を通しておかれると、上手に薬液を扱えるようになるでしょう。
→哺乳瓶の消毒に、ミルトン等の薬液を使うときのポイント!
長い哺乳瓶が乾かないときは
長い哺乳瓶は中の空気がなかなか抜けにくい構造をしているので、どうしても水分もたまりがち。
そういうときには、ザルやグラススタンドといった干しておけるグッズを使うと便利です。
購入するときは、煮沸なら耐熱温度が100℃以上、薬液なら金属を使っていないかどうか、といったように、それ自体が消毒できる素材かどうかをチェックしておきましょう。
その他の乾かし方
拭く
ふきんやキッチンペーパーで拭く場合、哺乳瓶の内側まで拭いてしまうと、繊維が残ってしまいます。
せっかく消毒したのにふきんの雑菌を哺乳瓶にこすりつけていることになってしまっては残念ですよね。
乾かすときに内側は触らない、というのが清潔に保つためには大切です。
なお、ティッシュはやぶれやすいので、哺乳瓶を拭くとやぶれて残る可能性があります。
乾かすために拭くという用途には、あまり向いていないでしょう。
食器乾燥機
「出産した産院では、食器乾燥機の中に哺乳瓶が入っていた」
という方もいらっしゃるかと思います。
消毒後の哺乳瓶を食器乾燥機や食器洗い乾燥機で乾かす、という方法もありますね。
食器乾燥機なら、ふたもついているので、そのまま入れておけば、ほこりよけにもなります。
専用のパーツがついた食器乾燥機も売られていますので、それを使うのも良さそうです。
なお、食器乾燥機、食器洗い乾燥機でも乾燥機能として使う分には効果がありますが、消毒作用については、その効果を実証したものはありませんでした。
濡れたままでも大丈夫
乾かさないことのメリット
哺乳瓶の消毒方法は大きく分けて煮沸消毒、電子レンジ消毒、薬液消毒があります。
どの方法でも、
「消毒が終わったあとに哺乳瓶の中に残った水滴は消毒されているものだから残っていても大丈夫」
というのが基本的な考え方です。
例えば空気中にただよっているカビの菌も、繁殖するためには栄養を必要とします。
水分だけでは繁殖できないのです。
しっかり洗浄・消毒できていればOKですよ。
薬液消毒の場合は、哺乳瓶を洗浄したあと、24時間以内ならずっと入れっぱなしで、次の授乳のタイミングで取り出す、という方法もOKです。
電子レンジ消毒の専用容器でも、容器内の水だけを取り出せる構造になっており、
「そのまま保管できる」
とうたっているものも多いですので、その場合は中の哺乳瓶が乾いていなくてもOKです。
熱湯消毒の場合、つけっぱなしにしておくことはできないので取り出しますが、電子レンジ、薬液ならケースに入れっぱなしでOKなので、基本的には無理に乾かさなくてもいいのです。
「どうしても乾かさなければいけないわけではない」
と知っておけば気持ちの面でとても楽ですね。
乾かさないことのデメリット
いくら乾かさなくてもいいとはいえ、やはり乾いていた方が使いやすいのも事実。
薬液につけている場合、薬液の容器中にすでに哺乳瓶が入っている状態で、さらに哺乳瓶を追加投入すると、どれが一番最初から入っていたのかが分からなくなってしまいやすいです。
つけてから1時間経っているのかどうか分からなくなってしまったり、プラスチック製の哺乳瓶の場合は薬液独特の臭いが染みついてしまうおそれも。
また、私の場合は、おもに電子レンジ消毒を行っていましたが、いざ哺乳瓶を使おうとすると中に細かい水滴が残っていました。
そのまま粉ミルクを入れると、そこだけ固まってミルクが溶け残る、という事態が、細かいことですがちょっとしたストレスになっていました。
専用の置場を用意しよう
普通の食器と共に水切りかごに置いている方もいるかもしれませんが、
「水切りかごにたまった水に哺乳瓶がひたっていた」
なんていう経験はありませんか?
そうなるとまた消毒を一からやり直しになってしまって残念ですよね。
赤ちゃん用品店に行けば、哺乳瓶専用の小さな水切りスタンドが売っていますし、100円ショップなどでも小さめのグラススタンドが手に入ります。
小さいものを1つ用意しておけば、それ自体を消毒するのも簡単ですし、キッチンで場所もとりません。
シンプルにザルにいれておくのでもいいですが、乾いたら食器棚や保管ケースなどほこりをかぶらないところにしまいましょう。
せっかく消毒したのにまた汚れがついたら残念ですからね。
なお、必ずしも専用の商品を購入する必要はありません。
小さいものを用意して、
「これは哺乳瓶用」
と自分で決めるだけでOK。
これならお財布の負担も、気持ちの負担も軽いですよ。
調乳時に殺菌
さて、厚生労働省のガイドラインでは、粉ミルクの中にも一定の雑菌は存在するが、70℃のお湯で調乳すれば、粉ミルクの中に存在する菌は死滅することが書かれています。
参考:乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン
しっかり消毒した哺乳びんで調乳すれば、大腸菌などの菌も、粉ミルク中の菌もどちらに対しても安心していい、ということですね。
なお、空気中にも雑菌は存在しますが、それは赤ちゃんが呼吸しているときにも吸い込んでいるものなので、必要以上に気にすることがないと考えてよいでしょう。
日常的に呼吸で吸い込む雑菌まで気にしていたら、極端な話、無菌空間で生活しなければならなくなってしまいます。
ある程度の菌にさらされて、赤ちゃんは少しずつ免疫力を得ていくのですから、
「過剰に除菌・殺菌を気にしすぎる必要はない」
と気楽にやっていくことが大切ですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、哺乳瓶を消毒したあとの乾かし方のお話でした。
蒸気が出て行く哺乳びんの口をふさがないことが早く乾かす一番のコツです。
また、育児の間は小さなストレスが大きなイライラにつながりやすいもの。
「なにがなんでも乾かさなければいけないわけじゃない」
と軽い気持ちでいましょうね。
ちなみに私の場合は、長い哺乳びんが乾かないまま冷えてしまっていたときは、ドライヤーで熱風をあててからグラススタンドに立てかけていました。
なお、哺乳びんの口を上にしておくと、空気中のほこりが中に落ちてきてしまうので、哺乳びんを保管するときは、逆さまにしておいておくことが基本です。
菌の有無にかかわらず、ミルクと一緒にほこりを飲み込んでいたら気持ちよくなさそうです。
その点だけ注意しておきましょう。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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