外飼いの犬の暑さ対策!本当に効果的な8つの方法と注意点
犬は、私たち人間よりも暑さに弱い生き物です。
夏の暑い日、「あれ、ぐったりしている?」という場面も見たことがあるでしょう。
ちょっと心配になりますよね。
特に、外飼いしている犬の場合には、しっかりと暑さ対策を行う必要があります。
今回は、外飼いの犬のための暑さ対策として、本当に効果的な8つの方法と注意点についてご紹介します。
見出しで拾い読みする?
外飼いの犬の暑さ対策は犬小屋から
外飼いの犬のために暑さ対策、まずは犬小屋から対策を行いましょう。
日陰に犬小屋を設置する
気温差はほとんど変わらなかったとしても、日陰と日向には温度差があります。
木陰であれば日差しを約8割もカットできるとされています。
しかし、建物による日陰の場合でも、体感温度は日向より低くなります。
そのため、暑い時期には、犬小屋を日陰に設置するようにしましょう。
できるだけ芝生の上に犬小屋を設置する
日が沈んでも熱が下がりにくいコンクリート。
一方で、芝生には熱を吸収しにくく放熱しやすいという特徴があります。
ですから、外飼いの犬の暑さ対策として、できるだけ表面温度の低い芝生の上に犬小屋を設置するようにしましょう。
犬小屋内と周辺環境も快適に整えよう
設置場所のほかにも犬小屋内と周辺環境を整えて、暑さ対策を行いましょう。
遮光ネットやすのこで暑さ対策をする
犬小屋を日陰や芝生の上に設置した後も、遮光ネットやすのこを使って暑さ対策をしましょう。
すのこを敷くことで、犬小屋内の風通しをよくすることができます。
また、通気性の良い遮光ネットを使って犬小屋周辺に陰を作ってあげると、さらに涼しく感じることができるでしょう。
タイルを敷いてみる
コンクリートの上に犬小屋を設置する場合には、すのこを敷きましょう。
すのこ以外でおすすめなのは、御影石や大理石などのタイルです。これらを犬小屋の周辺に敷いてあげると良いでしょう。
見た目にも美しいですよ。
ひんやりと冷たいタイルの上なら、暑さが苦手な犬ものんびり寝そべることができるはずです。
クーリングファンなどを用意する
外飼いの犬のための暑さ対策として、クーラーやクーリングファンなどを使用する方法もあります。
しかし、狭い犬小屋でクーラーを使用すると、冷えすぎてしまい、体調を悪化させる原因になりかねません。
そのような点も考慮するなら、太陽電池式の換気扇やクーリングファンなど、極端に体を冷やさない冷房機器を使用したほうが良いでしょう。
しかし、電池式でないクーリングファンを使用する場合には、注意が必要です。
コンセントや電気ケーブルを犬が噛んでしまわないように、安全面に気を配りましょう。
犬のための簡易プールを設置する
水遊びが好きな犬なら、簡易プールを設置するのもおすすめです。
いつでも水に入って遊べるようにしてあげてはいかがでしょうか。
そうすることで、暑さによるストレスを解消できると共に、たっぷりと水分補給をすることができます。
今回は、外飼いの犬のために暑さ対策についてお話ししています。
それほど難しいことではないな、と納得されているのではないかと思います。
ところで、暑い日以外の、あなたが行っている外飼いの犬の飼い方、バッチリでしょうか?
「実は、ちょっと自信がないかも」と思う方もいると思います。
そんなあなたのために、お役に立てる記事をご紹介します。
ぜひ、あなたとあなたの大切な犬が幸せに暮らせるよう、お役立てください。
毎日ケアを忘れずに犬への思いやりを示そう
犬小屋の環境を整えるほかにも、毎日のケアなどをしっかり行うことで、外飼いの犬の暑さ対策をすることができます。
頻繁にブラッシングを行う
犬の種類の中でも、季節により毛が抜け替わるダブルコートの犬と、上毛しかなく毛が抜け替わらないシングルコートの犬がいます。
ダブルコートの犬の場合、夏毛に替わっているため涼しいはずだと思ってしまいがちです。
しかし、不要なアンダーコート(下毛)をきれいに抜くためにも、ブラッシングを怠らないようにしましょう。
また、シングルコートの犬の場合でも、被毛に空気を入れるために、頻繁にブラッシングをします。
不必要な毛を抜いて被毛に空気を入れれば、少しでも涼しく感じることができるでしょう。
氷を与える
舌を出し、唾液を蒸発させて体温調整を行っている犬たち。
日中の暑い時間は特にハアハアと辛そうな様子を見せるのではないでしょうか。
そのような場合、氷を与えてみましょう。
犬に氷を与えると、水分補給になるのはもちろん、熱のこもった体を冷やす効果もあります。
外飼いの犬の暑さ対策で注意したいこと
犬のために良かれと思ってしたことでも、結果的に犬の健康を損ねてしまう場合があるかもしれません。
そこで、外飼いの犬の暑さ対策をするときに注意したいことについてまとめてみました。
誤食や誤飲しかねないグッズは使用しない
保冷剤や冷却マットなどを使って、愛犬のために暑さ対策をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。
しかし、暑さ対策のために用意したグッズを犬が噛んだり、飲み込んだりしては、暑さ対策にならないどころか健康被害をもたらしてしまいます。
そのため、誤食や誤飲する可能性のあるグッズは使用しないようにしましょう。
簡易プールの水は頻繁に入れ替えよう
簡易プールを用意して、犬がいつでも水遊びができるようにしてあげるのは良いことです。
ですがプールの水を放置すれば、ボウフラが湧いてしまう恐れがあるため、頻繁に水を入れ替えるようにしましょう。
犬の体を水で濡れたままにしない
クールバンダナを使用して首元が濡れたままになったり、プールで遊んだあとに体が濡れたままになったりすることがあります。
これらは皮膚トラブルを引き起こす可能性が高くなります。
そのため、バンダナなどの暑さ対策グッズや水遊びをした後などには、タオルで拭いてよく乾かしてあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、外飼いの犬の暑さ対策として効果的な8つの方法と注意点についてご紹介しました。
ふだんよりも体力が落ちてしまう犬が多い暑い時期、体調を壊す犬も少なくありません。
犬も大切なあなたの家族です。
家族の健康には、気をつけたいものですよね。
今回ご紹介した8つの方法が、あなたの大切な犬の健康を守ることに役立つと思います。
病気になったり夏バテになったりするのを防ぐためにも、快適に過ごせるようにさまざまな工夫してあげたいですね。
合わせて読みたい犬に関するお役立ち記事
・梅雨時の犬の臭いが気になる方へ!犬の体臭対策と臭いの原因とは?