犬のしつけ方の基本は?押さえておきたい9つのポイント!
犬を飼うことは、家族の一員が増えることと同じで、ワクワクするような体験ですね!
でも、
「ちゃんとしつけられるかな?」
と、心配になる方もおられるのではないでしょうか?
そこで今回は、ぜひとも押さえておきたい、犬のしつけ方の基本についてご紹介したいと思います。
見出しで拾い読みする?
犬のしつけ方-トイレトレーニングをはじめよう!
室内犬であったり、まだ子犬である場合には、室内でのトイレトレーニングがとても重要になります。
飼い主も犬もトイレ問題でストレスを抱えてしまわないように、しっかりトイレトレーニングをしてあげましょう。
できれば家に来た日からはじめる
「まだ小さいし、トイレトレーニングはもう少し大きくなってからでもいいか。」
と考えてしまうこともあるでしょう。
ですが、トイレトレーニングを成功させるコツは、犬が家にやってきたその日のうちにはじめることです。
「まだ小さいから」
と、どこでも犬の好きな場所に排泄させていては、後々犬自身が混乱してしまうことになります。
トイレの場所を覚えさせよう
犬のしつけ方で大切になるのは、ブレないことです。
飼い主の気分で良い悪いを決めたり、叱ったり褒めたりするのではなく、常に一貫してしつけをすることが、正しい犬のしつけ方と言えます。
トイレトレーニングでは、犬にトイレの場所を覚えてもらうことが重要になります。
そのため、犬がトイレに行きたい素振りを見せたなら、自分で歩いてトイレに行くようにうまく誘導しましょう。
飼い主が犬を抱きかかえてトイレまで連れて行くと、なかなかトイレの場所を覚えることができないというデメリットがあるため、注意したいですね。
犬のしつけ方は叱るより褒める
問題行動があまり目立たない犬の場合には、叱るよりも褒めるしつけ方が有効な場合があります。
ポジティブ訓練と呼ばれる訓練法ですが、トイレトレーニングの際にも、褒める方法でトレーニングをしましょう。
犬がトイレを失敗した場合、飼い主がショックを受けて叱りつけてしまうことがありますが、これは逆効果です。
犬を叱るなら、恐怖心を植えつけることになります。
そうなってしまうと、別の場所で隠れて排泄するようになるケースもでてきます。
そのため、
- トイレが自分でちゃんとできたらご褒美を用意する
- トイレを失敗した場合には犬に感情をぶつけずに少し冷たく接する
など、メリハリをつけた訓練をするようにしましょう。
参考動画
動画出典:Youtube
犬のしつけ方-犬の食事について
トイレトレーニングと同じほど大切なのが、食事に関するしつけです。
食事は、犬のしつけ方の基本を成すものとなるため、
「ご飯ぐらい好きなときに好きなだけあげたい!」
という考えは、しつけにも犬のためにもならないことを覚えておきたいですね。
「おすわり」と「まて」は犬のしつけ方の基本
犬に食事をあげるときに、「おすわり」と「まて」のしつけをしますが、これはただ単に犬に芸をさせるためのものではありません。
これらは実際には、犬が飼い主に心から従い、信頼関係を築いていくために必要なトレーニングになります。
そのため、曖昧で適当な形の「おすわり」と「まて」ができるようになったからと言って、満足しないようにしましょう。
「おすわり」トレーニング参考動画
動画出典:Yotube
「まて」トレーニング参考動画
動画出典:Yotube
規則正しい時間に食事をあげるようにしよう
犬は、人間のように社会性を持つ動物です。
規則正しい活動を好む傾向にあります。
もしも人間の都合でその規則正しさが失われると、犬が人間に対する信頼感を失う結果になる場合もあります。
そのため、できるだけ同じ時間に食事をあげるように決めておくことが、食事に関する犬のしつけ方には重要だと言えるでしょう。
時間を決めずに食事を与えていると
「おなかが空いたら吠える」
ということを覚えてしまいがちです。
そこでエサを与えていると、
「吠えたらエサがもらえる」
「吠えたら思い通りになる」
と勘違いして、しょっちゅう吠える犬にもなりかねません。
こうなってしまうと飼い主と犬との上下関係がおかしいですよね。
ちゃんと時間を決めていれば、
「あの時間になったらもらえる」
ということを犬は学びますから、おなかが空いても吠えなくなりますよ。
テーブルからご飯をあげない
犬が可愛くて、ついつい自分の食べているものを分けてあげたくなることもあるかもしれません。
しかしそれは犬にとって必ずしも良いことではありません。
人間の食べているものが、犬にとっては毒になる場合も多く、犬を危険から守りたいのであれば、ぜひともテーブルからご飯をあげることは避けるようにしましょう。
また、食事とおやつどき、そしてご褒美以外で食事を与えてしまうと、きちんとしたしつけをするのが難しくなる場合もあります。
「めんどくさい芸をしなくてもおいしいエサはもらえる」
と学んだ犬は、なかなか芸を覚えなくなります。
そのため、犬におねだりされても負けない心を飼い主が培う努力が必要になります。
犬のしつけ方-散歩は犬のしつけの重要ポイント!
「愛犬と散歩をするのが夢だ!」
という方もおられるでしょう。
散歩は、犬のストレスを軽減し、飼い主とコミュニケーションを図るのにとても役立ちます。
ここでは、散歩に関する犬のしつけ方について取り上げたいと思います。
散歩はいつからはじめるべき?
子犬であれば、2回もしくは3回のワクチン接種が完了した後、散歩デビューするのが一般的です。
しかし、ワクチン接種してすぐの散歩は、体調の悪化や副作用などの心配があるため、避けるようにしましょう。
できれば、数日間は様子をみて、大丈夫そうであれば家の庭に出すところから、散歩デビューできるでしょう。
好き勝手にさせるのが散歩じゃない?!
「犬とブラブラするのが散歩」
と思う方もおられるかもしれませんね。
それはもったいないことです。
社交性を身につける機会にもなる散歩は、しつけの絶好の機会にもなります。
散歩のときにしっかりしつけができないと、飼い主や周りの人を危険に巻き込むだけでなく、犬自身も危険に巻き込まれることになりかねません。
そのため、犬が行きたいところに行かせる散歩ではなく、上手に人間と歩を合わせるような散歩を目指しましょう。
リーダーウォークのしつけ方
散歩に関する犬のしつけ方で重要になるのは、飼い主の横を犬に歩かせることです。
つまり飼い主が主導して犬を散歩させること、これをリーダーウォークと言います。
それぞれの犬種の性格によって、リーダーウォークのしつけ方は異なる場合もありますが、褒めて伸ばすポジティブ訓練と、ネガティブ(罰)の訓練をうまく使ってしつけましょう。
犬が勝手に先行するのを強く引っ張る方法は、犬の喉の器官を痛めたり、短頭種の犬の場合、目に負担がかかってしまうこともあります。
ですから、リーダーウォークのしつけをする場合には、ヘッドカラーなど犬の引っ張り予防アイテムを使用したり、飼い主の側を歩いているときにはご褒美をあげるなどして、根気強く訓練をしていきましょう。
散歩のしつけ参考動画
動画出典:Youtube
まとめ
いかがでしたか?
今回は、犬のしつけ方の基本的なお話しでした。
ただ叱ったところで、犬はその意味を理解してくれません。
「どうすればいいのか」
を、犬にわかるように教えることが大切です。
そして犬を飼う場合、ただ愛情を注げばいいだけではなく、正しい犬のしつけ方をして、犬を訓練することが大切になります。
そうすれば、飼い主も犬もストレスなく一緒に暮らすことができるはず。
飼い主がしつけに失敗することもあるでしょうし、犬がなかなか言うことを聞いてくれないことだってあるでしょう。
ですが、お互いに心からの信頼関係を築くためにも、辛抱強く、愛情と毅然とした態度でしつけるようにしていきたいですね!
合わせて読みたいペット記事
・犬のいびきの原因はアレだった!注意したいいびきの特徴とは?