【頭殿長】【児頭大横径】【胎のう】妊娠〇〇週目の用語解説
妊娠がわかり、病院でエコー画像を撮ってもらったはいいものの、
「書いてある数字の意味がわからない」
というのはよくあることです。
そこで、ここでは【胎のう(GS)】【頭殿長(CRL)】【児頭大横径(BPD)】について解説します。
胎のう(GS:gestational sac)
妊娠すると、 赤ちゃんを包む袋が子宮内に形成されます。これを胎嚢といいます。
エコー画像では「GS」と略して記されることが多いでしょう。撮影方法によっては、妊娠4週半ばから見え始めるようです。
これが子宮内に見えれば、子宮外妊娠の可能性はありません。
超音波の写真にはこの大きさが表示されます。 この大きさは、赤ちゃんがいるべき袋の内側の最大距離です。大体、1日1mm程のスピードで成長します。
頭殿長(CRL:crown rump length)
おなかの赤ちゃんの頭のてっぺんからおしりの突出部の中点までの長さのこと。大人でいうところの座高です。
エコー画像では「CRL」と略して記されることが多いでしょう。
妊娠初期(妊娠8~11週ごろ)は、赤ちゃんの大きさに個人差があまりありませんので、これをもとに正確な妊娠週数が割り出されます。
頭殿長(CRL)を計測できるようになるのは妊娠5~6週くらいからで、最初の測定では1センチもないことが多いでしょう。
児頭大横径(BPD:biparietal diameter)
妊娠11週あたりから測定できるようになる、赤ちゃんの頭の左右の幅でもっとも広い部分のことです。
エコー画像では「BPD」と略して記されることが多いでしょう。
妊娠12~15週ごろ、BPDを測って出産予定日を確定することもあるようです。推定体重を算出するのにも使われます。