草冠に浦【蒲】読み方は“ホ・フ・ブ・かま・がま”
たまに目にする“蒲”の漢字、「何と読むんだろう」と思い、“草冠に浦”と検索しますよね。
食べ物や植物、生活用品や地名にも使われているので、読み方を知っておくと、きっと役に立つ場面は多いはず。
ということで今回は、“蒲”の読み方です。
“草冠に浦に生”と検索している人のために、“蒲生”の読み方も紹介します。
“蒲”の読み方
音読み
“ホ”、または“ブ”と読みます。
“ホ”と読ませるものには、“蒲月(ほげつ)”という熟語があります。
旧暦五月の、別の呼び方です。
“ブ”と読ませるものは、“菖蒲(しょうぶ)”があります。
端午の節句で飾ったりする、あの菖蒲です。
(→菖蒲を画像検索)
“座蒲団”はおなじみ、“ざぶとん”です。
田山花袋の文学作品“蒲団(ふとん)”でも、“蒲”の字が使われています。
“蒲”が常用漢字でないこともあり、現代では“ふとん”は“布団”と書くことが多いですね。
訓読み
“がま”と読みます。
“蒲”一文字で書いてあるときは、植物の“がま”を指すことがほとんどのはずです。
“がま”は画像検索してもらえると、「見たことある」と思ってもらえると思います。
熟語として使われるときは、濁りが消されて“かま”と読ませることもあります。
身近なものだと、“蒲鉾(かまぼこ)”ですね。
ほかの読み方
人名や地名では、ほかの読み方がたくさん存在します。
例えば熊本県知事は、“蒲島 郁夫(かばしま いくお)”さんです。(2017/11/01現在)
地名では“蒲生”と書いて、
- がもう
- かもう
- こも
と読ませる場所が複数あります。
“がもう”と読ませる場所
- 福岡県北九州市小倉南区蒲生
- 福岡県柳川市蒲生
- 宮城県仙台市宮城野区蒲生
- 福島県南会津郡只見町蒲生
- 埼玉県越谷市蒲生
- 大阪府大阪市城東区蒲生
- 鳥取県岩美郡岩美町蒲生
“かもう”と読ませる場所
- 新潟県十日町市蒲生
- 香川県小豆郡小豆島町蒲生
- 熊本県山鹿市蒲生
“こも”と読ませる場所
- 京都府船井郡京丹波町蒲生
まとめ
“蒲”の読み方は、
- ホ
- フ
- ブ
- かま
- がま
が、通常使用される範囲です。
人名・地名になればもっと幅が広がり、いろんな読み方があります。
“蒲生”の読み方はわかるだけ紹介しましたので、もしあなたが“蒲生”という地名を「何と読むんだろう」と思って調べていらっしゃったのでしたら、きっと解決できたことと思います。