日にちの数え方。何月何日から数えて「1日目・2日目…」「あと何日」
日にちって、なかなか数える機会が少なくて、例えば子供が生まれて行事を行うときになって
「あれ? 生まれて○日目ってことは、来月の5日? それとも6日?」となったりしますよね。
そして大きなイベントの前、
「○日まであと何日? 今日は数えるの? 数えないの?」となったりしますよね。
そこで今回は、正しく日付を数えてみましょう。
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日にちの数え方~1日目・2日目…~
“目”がつくときは、進行中のものも含めて数えます。
例えば10月1日に起きたこと・はじまったことなら、10月1日は1日目です。
10月2日は2日目です。
“目”がつくときの数え方は、伝統行事であれなんであれ、起きた日・はじまった日が1日目で間違いありません。
英語で言うなら、「first day」です。
この言い方を、起きた・はじまったつぎの日に使う人はいません。
つぎの日は「second day」です。
「起きた・はじまった日が1日目」ということを自然に納得してもらうために、歩数を例にしてみます。
両足を揃えて立った状態から、片足を踏み出してください。
踏み出しはじめから、足が着地する前、それは何歩目の動作ですか?
1歩目ですよね。
このように歩数は目に見えますし、区切りが統一されていますので話は簡単です。
しかし日にちの区切りというのは概念にすぎません。
つまり、考え方によって数え方が変わるのです。
さらに、数えるとしたら何かイベント等があるからであり、そのイベントの開始は“点”です。
ある瞬間に始まるものですから、それに対して“日”というのは単位が大きすぎるのです。
考え方が定まっておらず、単位が大きすぎるため、
「あと何日」というときに数え方に悩むことになるのです。
日にちを数えるための自然な考え方
“日にち”とは、期間を表します。
そして期間を表すことができる、もっと小さい単位もありますよね。
そうです、“時間”です。
1日を24時間に置きなおすと話がわかりやすくなります。
「あと何日」と数えていたものを「あと何時間」と表記すると、考え方によるズレを解消できるのです。
例えば明日に何かあるとして
「あと何日ですか?」とあなたに聞いてみます。
ここで
「あと1日」と思う人もいれば
「あと0日でしょ」と言う人もいるでしょう。
どちらも正しいですから言い争っても仕方ありません。
そこで
「明日のイベントは11時に開始ですが、今からあと何時間ですか?」と聞いてみることにします。
そうすると思考は
「明日の11時に開始なら、あと○時間」となり、ほとんどの人が同じ答えを出すでしょう。
日にちを数えるための、考え方の違い
「あと何日?」という質問への答えは、考え方によって変わります。
しかし違いをそのままにしておくと、ほかの人と会話するときに困ってしまいますよね。
だからといって
「あと何時間」で約束するのも、例えば、
「あと1週間」だとしたら、
「あと168時間」というわかりにくい数字になります。
ということで、とりあえずの日にちの数え方を決める必要があります。
とりあえず決めるにしても、お互いの考え方がわからなければ、お互いにスッキリしませんよね。
それぞれの考え方を見てみましょう。
明日まで、あと0日
「もう日付が変わるまで24時間切ってるんだから、1日ないよ。あと0日だよ」という考え方です。
明日まで、あと1日
「明日あるんだから、明日が0日だよ。だから今日はあと1日で、日付が変わったらあと0日だよ」という考え方です。
明日のイベントまで、あと○日
例えば今が11時だとしましょう。
明日イベントが10時に始まるとして、あと何日ですか?
そしてもし、明日のイベントが14時開始だったら、あと何日ですか?
時間を入れて聞いてみましたが、答えは変わりますか?
それとも同じですか?
答えが変わる人は、時間をもとに計算する方法、最初に紹介した自然な数え方をしている人です。
答えが同じ人は、日にちとして数えている人で、上のふたつの考え方のどちらかです。
まとめ
日にちの数え方、“目”がつくときは、その日も数えます。
10月1日に起きた・はじまったことなら、10月1日は1日目です。
10月2日は2日目であり、満1日になる日です。
「あと○日」というのを、みんなが納得できる数え方をするなら、時間をベースにすることです。
しかし時間表記では期間が長くなると余計にわかりづらくなってしまうため、やはり日数表記することになります。
ここでは、あなたにしか影響がないことでしたら、あなたの感覚に合った数え方をすればOKです。
前日になったときに「あと1日」「あと0日」どっちがしっくりくるかという決め方でOKです。
もしくは時間まで見て「開始まで24時間切ったからあと0日」とするのでもいいでしょう。
あとはそこからさかのぼって数えるだけです。
ほかの人と話しているときは
「この人はどういう考え方で数えているのか」を意識して話さないと、かみ合わない部分が出てきます。
言葉というのは結局、その人の感覚に合う形でしか使われないのですから。
余談になりますが、病院では子供が生まれた日を「0日“目”」として扱っているところが多いです。
これは単にどこかの偉い学者がそういう数え方をしていて、その学者の影響を受けている大きな病院が、子供の生まれた日を0日目として扱うようになって、「右へならえ」で小さい病院も取り入れているものと考えられます。
「病院がそうしているんだから、それが正しいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、単なる勘違いが病院という領域で一般化しているにすぎません。
つまり業界用語の一種です。
「生後0日」としている病院は正しい表現をしています。
しかし「生後0日目」は間違いです。
絶対に間違っています。
それでは、あなたの生活が少しでも楽に・楽しくなることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!