哺乳瓶の消毒方法の特徴まとめ!あなたに合った方法を選ぼう!
哺乳瓶の消毒方法をしっかり調べて決めようとしているあなた、その緻密な計画性は、きっといろんな場面であなたを助けてくれるでしょう。
さて、赤ちゃんのために哺乳瓶を買って、考えることのひとつは消毒方法ですよね。
いろいろあって、
「どれがいいんだろう」と思うことでしょう。
そこで今回は、哺乳類のいろんな消毒方法の特徴を紹介していきます。
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煮沸
煮沸とは、沸騰したお湯に、哺乳瓶をしずめて消毒する方法です。
煮沸消毒のメリット
一番のメリットは、なんといっても、家にあるものだけでできるということです。
専用ケースや薬剤などを購入しなくても、お鍋さえあればできるので、とりかかりのハードルが低いですよね。
また、10分で消毒完了、というのも急いでいるときにはありがたいですね。
普段は薬液消毒を行っている方でも、哺乳瓶が足りなくなってしまったときに煮沸消毒のやり方を覚えていれば安心です。
「帰省先などに専用の道具を持って行かなくてもいい」
というのも荷物が減らせてうれしいポイントです。
また、昔から親しまれている方法なので、祖父母が煮沸消毒をし慣れていて、手伝ってもらいやすいという可能性もあるでしょう。
煮沸消毒のデメリット
では逆に、デメリットは何でしょう?
それは、熱湯を使うということです。
赤ちゃんを抱えたまま熱湯の前に立つというのは、自分のみならず、赤ちゃんにもやけどの危険が伴います。
また、コンロに火をかけたまま10分近く沸騰させ続けるため、うっかり火を消し忘れたり、空焚きしてしまったり、ということも非常に危険です。
キッチンタイマーや、コンロのタイマーを使って必ず火を消すよう厳重に注意しましょう。
煮沸消毒の注意点
ガラス製の哺乳瓶は水から、プラスチック製の哺乳瓶は沸騰してから、お鍋に入れましょう。
ガラス製の哺乳瓶を沸騰したお湯の中に入れると、割れる可能性がありますので、注意して下さい。
プラスチック製の場合は、高温の鍋自体に接触すると、劣化したり、変形したりという可能性があります。
哺乳瓶がお鍋に触れないよう気を付けましょう。
煮沸消毒の具体的手順
煮沸消毒のやり方は、つぎの記事にまとめています。
電子レンジ
電子レンジでの消毒は、哺乳瓶を少量の水とともに専用ケースなどに入れてチンすることで、スチーム(蒸気)消毒する方法です。
電子レンジ消毒のメリット
煮沸が10分、薬液が1時間かかる消毒ですが、電子レンジでは1本用のものなら3分、3本用でも5分と圧倒的に短時間で消毒が完了します。
専用ケースを使えば保管もそのままできて、とても便利です。
煮沸と同様、材料が水だけ、というのも安心感がありますね。
また、煮沸と違って
「ずっと鍋の近くにいないといけない」
という制限もありません。
電子レンジ消毒のデメリット
哺乳瓶自体がとっても熱くなる、ということが一番のデメリットでしょう。
消毒自体は3分で終わっても、
「アツアツすぎてすぐに使えない・・・」
ということが起こります。
またすぐに取り出すと、蒸気でやけどの危険があります。
とっても熱いのでレンジから取り出すときには十分気を付けましょう。
電子レンジ消毒の注意点
「自宅の電子レンジとケースの大きさが合わず、使えなかった」
「入ったけど、中でひっかかって回らなかった」
という点に注意が必要です。
ケースを買う前に、必ず電子レンジの皿と内側のサイズを確認しましょう!
電子レンジ消毒の具体的手順
つぎの記事にまとめています。
薬液
薬液を使っての消毒は、専用の薬液に哺乳瓶をつけおきする方法です。
商品名でいうと、ミルトンやミルクポンなどが有名です。
また、専用の薬液でなくキッチンハイターなどでも行うことができます。
薬液消毒のメリット
なんといっても、
「つけておくだけ!」
ということ。
夜中の授乳で眠いときでも、チャチャッと洗ってドボンと入れておけば、1時間で消毒が完了しています。
しかも、
「24時間以内なら、いつまでつけておいても大丈夫」という点も、忙しいママにとっては、時間に縛られなくてすむので助かりますね。
また、ほかの方法と違って、哺乳瓶自体が熱くならないので、やけどの心配がない、というのも安心感があります。
熱で死ににくい菌も殺菌消毒できるというポイントもあります。
(参考:ミルトン公式ホームページ→https://milton.jp/ekitai/question.html)
また、お出かけのときにはお出かけ先の設備に影響されにくい方法でもあります。
ちょっとやり方を変えるだけで対応できます。
薬液消毒のデメリット
薬剤を買わなければいけないので、他の方法に比べると、そのぶん割高感があります。
薬剤を切らしてしまったときに別の方法で消毒しなければならなくなるので、ストックが必要です。
また、専用のケースが比較的大きい上に1時間以上は置いておかなければいけないので、場所を取ってしまいます。
キッチンが狭い場合は、倒してしまったり、他のものに薬液がついてしまったりしないよう気を付けましょう。
薬液から取り出してそのまま使えるとはいうものの、なんとなくただようにおいが気になったり、
「薬剤が赤ちゃんの口に入るような気がして気になる」
という意見もあります。
薬液消毒の注意点
赤ちゃんや他の小さい子どもが薬剤そのものを誤って口にする可能性がある、という点で管理に注意が必要です。
子どもの手が届かない高いところに必ず保管するようにしましょう!
また、作った薬液を、うっかり24時間以上放置してしまうことに注意が必要です。
1日1回は必ず交換できるように、作った時間をメモしておくなどしっかり管理することをオススメします。
薬液消毒の具体的手順
薬液消毒のやり方は、つぎの記事にまとめています。
食洗器
キッチンに食器洗い乾燥機があるご家庭もありますよね。
食洗機でも消毒ができる、という話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、残念ながら食洗機では、ほ乳瓶の「消毒」はできません。
できるのは「洗浄」だけです。
別途、消毒が必要です。
例えばパナソニックの食洗器のページには、「消毒はできません」と明記してあります。
参考:パナソニック→http://panasonic.jp/dish/product/NP-TR9/wash.html#vaiopower
なお、一般的に消毒の必要がなくなると言われている生後3~4ヶ月頃を過ぎれば、様子を見ながら哺乳瓶の「消毒」を減らしていくことができます。
それ以降であれば、洗い残しに注意して、食洗機で洗うだけでも構わないでしょう。
「どうして食洗器で食洗器で消毒できないのか」については、殺菌できる温度等、つぎの記事で詳しく書いています。
知っておくと消毒の根拠を学ぶことになり、より安心できるでしょう。
その他の方法
楽天市場で探してみたところ、煮沸、電子レンジ、薬液消毒以外での消毒用品として、次のような製品を見つけました。
輸入品なので、多少、お高めな部分はありますが、余裕のある方は、検討されてみてもいいかもしれませんね。
→フィリップス 3in1 電動蒸気滅菌器 Philips AVENT Electric Steam Sterilizer
消毒の前に
なお、消毒の前には、必ず、哺乳瓶をしっかり洗いましょう。
ミルクや母乳はタンパク汚れなので、普通の食器用洗剤では、なかなかキレイに落ちません。
ベビー用品店などで売っている専用の洗剤(「ほ乳瓶野菜洗い」と書いてあるものがほとんどです)を使うと簡単にキレイに落ちますので、使ってみてください。
消毒の手間を減らすためにできること
どんな消毒方法であれ、それなりに大変です。
「少しでも手間を減らしたい」というときにはつぎの記事を読んでもらえたらと思います。→哺乳瓶、何回使ったら消毒する?回数を減らすためにできること
まとめ
いかがでしたか?
今回は、哺乳瓶の消毒方法のお話でした。
哺乳瓶は、毎回ミルクをあげる度に必ず洗わなければいけないので、面倒くさくなりがちな作業ですが、産まれたての赤ちゃんには、やっぱり清潔なほ乳瓶でミルクをあげたいですよね。
それぞれの消毒方法にメリット、デメリットがあります。
どの方法で行うにしても、しっかり洗浄・消毒して、清潔な哺乳瓶を使いましょう!
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!