梅雨時の犬の臭いが気になる方へ!犬の体臭対策と臭いの原因とは?
梅雨の時期は湿気が多く、困りものですよね。
そして生乾きの洗濯物の臭いだけでなく、飼っている犬の臭いが気になる方もいらっしゃるでしょう。
臭いが気になると、部屋に友人を招待するのも気が引けてしまいますよね・・・。
そこで今回は、犬の体臭対策と梅雨時に犬の臭いがキツくなる原因についてお話ししていきますね。
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室内犬はしっかり行おう!梅雨時の犬の体臭対策5つ
天気のすぐれない梅雨の季節だからこそ、犬の臭い対策を万全にして、爽やかに過ごしたいですね。
まずは、犬の臭いの対策についてお話ししていきましょう。
汗腺が集まっている部分をキレイに拭く
汗をかくと雑菌が増殖し、嫌な臭いがします。
犬の場合には、足裏にエクリン汗腺、そして全身にアポクリン汗腺があります。
梅雨の時期には、じっとりと汗をかいた犬の全身をキレイに拭いてあげるよう心掛けましょう。
エサを変えてみる
梅雨時かどうかにかかわらず、普段与えているエサが原因で犬の体臭がひどくなることもあります。
植物性タンパク質が含まれているエサは、動物性タンパク質が主成分のエサに比べて体内で消化しにくい特徴があります。
これは、犬の腸が短いことが原因ですが、消化されにくい植物性タンパク質は老廃物になって体内に蓄積されると、体臭の原因になります。
そのため、梅雨の間は、エサの成分に特に気を付けてあげると良いでしょう。
部屋の換気をしっかり行う
ジメジメした天気が続くと、部屋の換気をしても余計に湿気が部屋に入り込む気がしますよね。
意味がないように思えるでしょう。
ですが、こまめに換気をすることで、梅雨の時期の犬の臭い対策をすることができます。
シャンプーをしっかり行う
犬の体臭をそのまま放置しておくと、ますます雑菌が増えて臭いがひどくなります。
定期的にシャンプーをしてあげると、体臭に対処することができます。
また、体を洗った後も重要です。
自然乾燥させるのではなく、ドライヤーで濡れた体毛をきちんと乾かしてあげることも体臭対策として効果的です。
犬の寝床などを常に清潔にしておく
犬の体臭が染み込んだタオルや寝床などがあれば、定期的に洗濯をしましょう。
布製品には臭いが移りやすいため、つねに清潔にしておけば、室内の犬の臭いが軽減されるでしょう。
梅雨時の散歩でも対策はできる!皮膚病予防にも効果的
天気の悪い梅雨の時期の散歩でも、臭い対策はあります。
きちんと散歩時も犬の臭い対策をすれば、部屋に臭いがこもるのを改善できます。
さらに、犬が皮膚病になるのを防ぐことができますよ。
梅雨時の散歩後は体を拭いてあげよう
犬の体を濡れたままにしておくと、体臭が悪化します。
湿度の高い場所が好きな雑菌は、濡れた体毛と犬の体温によって、ますます増殖していきます。
また、体が濡れたままの状態だと、皮膚病を引き起こす可能性も高まります。
雨が降っていたとしても散歩をするのが好きな犬もたくさんいます。
そこで、散歩の後は体を拭いてあげることを習慣にしましょう。
タオルドライだけではなく、ドライヤーを使って乾かすのが効果的です。
足回りは特に入念に乾かすよう心掛けましょう。
レインコートを着せてあげよう
ファッションのために犬に服を着せる方もいらっしゃいますよね。
実は、梅雨の散歩時のレインコート着用は、犬の臭い対策と皮膚病予防として効果的です。
体毛が短い犬は雨に濡れても乾かしやすいですが、体毛が長い犬は乾かすのに手間と時間が掛かるものです。
しかし、レインコートを着用しておけば、散歩後に犬の体を乾かす手間も大幅に縮小できるでしょう。
ここまで、梅雨時の犬の臭い対策についてお話ししてきました。
ところで、散歩の時にリードを嫌がるワンちゃんがいますよね。梅雨の時は、特に大変ではないでしょうか?
そこで、なぜリードを嫌がるのか、嫌がらないようにする方法をまとめた記事をご紹介します。
散歩が快適になること請け合いですよ!
梅雨に犬の臭いがひどくなる3つの原因
すっきりしない天気が続く梅雨の時期は、犬にとっても飼い主にとってもストレスが溜まる時期です。
原因がわからず、イライラしてしまうこともありますよね。
でも、お話しした対策から、原因が見えてきませんか?
犬の体から発せられる嫌な臭いの原因を知れば、臭いに対処する助けになるでしょう。
汗をかいた部分に雑菌が繁殖するから
梅雨の時期に犬の臭いがきつくなるのは、雑菌が繁殖する際に発生する臭いの分子のせいです。
高温多湿を好む雑菌は、犬が汗をかくとどんどん増えていきます。
そして、体毛の多い犬ほど汗をかきやすいのです。
湿気の多い梅雨時の室内は、雑菌にとって格好の繁殖条件が揃っていると言えるでしょう。
部屋の換気が十分でないから
梅雨の時期には、部屋の換気を怠ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
換気が十分にされていない部屋では、犬の体臭も特にキツく感じるものです。
膿皮症など皮膚病にかかっているから
膿皮症とは、発疹から膿が出るようになり、症状が進むにつれて強い痒みを伴う皮膚病の一種です。
膿皮症・・・聞き慣れない病名かもしれませんが、犬の皮膚炎の中では一番多い疾患と言えます。
皮膚に細菌感染が及んだ状況のことを指し、通常かゆみを伴います。
気温と湿度の高まってくる春先から夏場にかけて罹ることが多い疾患です。出典引用:北千里動物病院
黄色ブドウ球菌の異常繁殖が膿皮症を引き起こします。
膿皮症を発症すると、発疹からジュクジュクとした膿が出るため、体臭もキツくなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、梅雨の時期に犬の体臭がキツくなる原因と、犬の臭いに対処する方法についてご紹介しました。
犬も室内も、清潔に保つことが大切ですね。
また、雨がよく降る時期の散歩にも対策はありました。
雑菌を含む雨水にあたったら、できるだけすぐに体を乾かしてあげることが大切ですね。
そうすれば、天候のすぐれない日が続く中でも、犬も人間も晴々とした気分で過ごせるはずですよ!
とってもかわいい犬だけど、臭いのせいで一緒にいるのが苦痛・・・そうならないためにも、対策をとるのは必要だと言えますよね。
犬の生乾きのような臭いが気になる飼い主さんは、ぜひ実践してください。