犬のあくびが多いのは眠いから?もしかしてあの病気のサインかも?
犬のあくびは、まるで人間のようなしぐさで微笑ましくなりますよね。
ですが、愛犬のあくびが多いときは、少し注意が必要でしょう。
病気にかかっているサインかもしれません。
そこで今回は、犬のあくびの多さから疑われる病気や、あくびをする理由についてご紹介します。
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犬のあくびが多いときに疑うべき病気とは?
犬のあくびの回数が多い場合、病気のサインであることが疑われます。
いったいどんな病気の兆候なのでしょうか?
口の中の病気
犬のあくびの回数が多い場合、口の中に異常があるのかもしれません。
歯垢が溜まっていて気持ち悪い、もしくは歯周病にかかっている場合もあるでしょう。
もしも、適切な処置をせずに歯周病にかかったまま放置すると、口臭がひどくなるだけではなく、膿が溜まって顔が腫れることもあります。
さらにひどい場合には、歯槽骨が溶けてしまい、下顎を骨折することもあります。
そのほかにも、歯周病が進行すると心臓や腎臓などにも影響があるとされているため、愛犬があくびを頻繁にするのであれば、ぜひ口の中をチェックして異常がないか確認するようにしましょう。
生あくびがサインとなる病気は?
疑われる病気としては、下記のものがあげられます。
- 狭心症
- 貧血
- 低血糖
- 脳梗塞や脳腫瘍などの脳の病気
疲れているわけでも、眠いわけでもないのに出るあくびを「生あくび」と呼びます。
人間の場合には、この生あくびが頻繁に出たり、あくびと共に冷や汗などの症状が出る場合には、特定の病気にかかっていることが疑われますよね。
生あくびが病気のサインになると認められているのは人間の場合ですから、病気にかかっているからと言って、犬も人間とまったく同じ症状が出るとは限りません。
しかし犬のあくびの回数があまりにも多い場合、そして冷や汗や震え、食欲不振などの症状が伴うのであれば、病院で検査をしてもらったほうがいいでしょう。
もちろん、あくびが病気のサインではない場合もあります。
人間があくびした場合に犬にうつる場合もあり、あくびをするからと言って過度に心配する必要はないかもしれません。
しかし愛犬のあくびの多さが気にかかるのなら、体に異常がないかチェックしてあげましょう。
犬があくびをする理由は?
ここまでは、犬のあくびに隠された病気のサインについてお話ししてきました。
重要なサインですので、見逃さないようにしたいですね。
さて、もちろん病気のサイン以外でも犬はあくびをします。
犬も人間と同じく、疲れているときや眠いときなどですね。
そして、それら以外にも人間があくびをするのとは違う理由であくびをすることがあります。
意思表示をしている
犬は、意思表示をしたい場合にあくびをすることがあります。
「カーミングシグナル」と呼ばれるこの反応は、自分の側に「攻撃の意思がない」場合にあくびをすることにより、相手と自分を落ち着かせます。
嫌いなブラッシングをされているときや、苦手な人に触られているときなどに、犬があくびをするのを見掛けたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
そのように、犬はなにかを嫌がっているときや、その行為をやめてほしいときなどにも、あくびをすることがあります。
ストレスを感じている
犬のあくびの回数が多いのは、強いストレスを感じているからかもしれません。
犬のストレス行動には、物を噛んだり破壊したり、自分の足をひたすら舐めるなどの行動がみられますが、あくびをすることもその一つに数えられます。
犬にとっても、ストレスは万病の元です。
ストレスが原因で胃腸の病気になったり、うつ病を発症するケースもあります。
犬は、コミュニケーションが足りなかったり、引越しなどの環境の変化があるとストレスを感じやすくなります。
ですから、愛犬があくびをよくするようであれば、なにがストレスになっているのか原因を突き止めるようにし、ストレスを解消する方法を探すようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、犬のあくびが多いときのお話しでした。
あくびが病気のサインになることもありますが、実はあくびが出る原因は、まだはっきりとは解明されていません。
脳の温度や体温を調整するために脳に刺激を与えたり、脳に酸素を送り込むためなど、あくびが出る原因にはさまざまな説があります。
そのため、あくびが出るから病気にかかっている、と言い切ることはできません。
しかし、もしも愛犬にあくびとそれに伴ってほかの体調の異常がみられるのであれば、一度動物病院を訪れてみてはいかがでしょうか?
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