タンバリンタンブリンどっちが正解論争に終止符を打つ
ずっと“タンバリン”と呼んできたものを、“タンブリン”と言う人に出会って衝撃を受けたローシュです。
「どっちが正しいんだ?」と一瞬思いましたが、考えてみたら、その疑問はナンセンスという結論に至りました。
だって…
タンバリンにしてもタンブリンにしても、もともとの呼び方は違う
英語表記だと“tambourine”、
読み方は“タンバリーン”に近い。
ドイツ語表記だと“Tamburin”、
読み方は“タンブリン”に近い。
でも近いだけ。
カタカナにした時点で、正確な発音(tambourine・Tamburin)ではなくなってしまう。
つまり、カタカナにした時点で、タンバリンもタンブリンも不正解とも言える。
じゃあどう呼べはいいのか
タンバリンでもタンブリンでも、呼びやすいほうで呼べばいいと思います。
それで「タンブリンでしょ」とか「タンバリンでしょ」ってケチつけてくる人がいたら、
「私は英語寄りの発音(タンバリン)をしているだけです。あなたはドイツ語寄りの発音(タンブリン)なんですね。」
「私はドイツ語寄りの発音(タンブリン)をしているだけです。あなたは英語寄りの発音(タンバリン)なんですね。」
って返せばOKです。
ケチつけてくる人はロクに調べもしないで、習ったことを盲信しているだけですので、
あなたがタンバリン・タンブリンの発音について勉強していることをわからせてやれば、もう何も言い返せなくなるはずです。はずです。
まとめと余談
タンバリン・タンブリン、カタカナにした時点で、外国人からしたら「は?」というものになります。
しかし、外国語をカタカナにした時点で日本語になっていますから、少なくとも日本国内では、「どっちも正確じゃないけど、どっちも正解でいいじゃん」という日本語独特の柔軟さで、タンバリン派(英語寄り発音派)もタンブリン派(ドイツ語寄り発音派)も、受け入れあって生きていけたらいいですね。
あ、最近の小学校の教科書には“タンブリン”と書かれているらしいですね。私が小学生のときは、どうだったかな…覚えてませんし、教科書残してもないので確認できません。
ただ、小学校の教科書に“タンブリン”と書かれいてるということは、文科省が今はそういう基準を出しているということです。
ここで「文科省が基準を示して、それが教科書に書かれているなら、そっちが正解でしょ」と思った人は残念。
教科書に書かれているのは、そのとき、もっとも妥当と考えられているものです。
歴史の教科書だって、ちょいちょい変わってるでしょ?
聖徳太子が聖徳太子じゃなくなったりですね。
それに、教科書に書かれていることが、唯一の正解というわけでもありませんからね。もっと言うと、教科書に書いてあることが絶対に正しいということもありません。
大学で使われるテキストなんて、けっこう間違いありますよ。講義する教授自身が作ったり、どこからも審査受けてないのが普通ですから。
高校までの教科書は、ちゃーんとした審査を通過してるので、「教科書に書いてあることは絶対正しい」と思いこまされがちなんですよね。
私もそう思い込んでいたので、大学に入ってしばらくは、苦しみましたよ。テキストを信じて答えて、「違うよ何言ってんの」みたいなことがありましたから(苦笑)
さて、ここらで余談を終わります。
いろんな事柄において、「これが絶対」なんて思わずに、論拠がしっかりしているものなら、柔軟に、お互いに認め合って生きていきたいですね。
タンバリンとタンブリンのように。