【子育て費用】えっ!!そんなにかかるの!?【0歳~大学卒業】
子育て世代にとって、お金の悩みは尽きませんよね。
子どもが
「大学に行きたい」
と言ったら、お金の心配をしないで、行かせてあげたいですよね。
ここでは、子育てにいくらかかるか、文部科学省等で調べたものをまとめました。
また、学費や習い事、塾の費用を調べ、0歳~大学卒業まで一人あたりいくらかかるか、シミュレートしています。
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子育て費用、0歳~大学卒業までシミュレート
高校は公立と私立にわけてシミュレートします。
大学は国公立と私立文系・私立理系・私立医歯学系の4パターンに分けて、計8パターン出します。
1)公立高校→国公立大学
1,700万円+116万円+243万円=2,059万円
2)公立高校→私立文系
1,700万円+116万円+386万円=2,202万円
3)公立高校→私立理系
1,700万円+116万円+519万円=2,335万円
4)公立高校→私立医歯学系
1,700万円+116万円+2,108万円=3,924万円
5)私立高校→国公立大学
1,700万円+290万円+243万円=2,233万円
6)私立高校→私立文系
1,700万円+290万円+386万円=2,374万円
7)私立高校→私立理系
1,700万円+290万円+519万円=2,509万円
8)私立高校→私立医歯学系
1,700万円+290万円+2,108万円=4,098万円
なおこれらは、高校以降は勉強や習い事にかかるお金だけシミュレートしたものであり、高校以降の生活費や交通費等は含まれていません。
受験料も学校により異なりますので計算に含めていません。
ご了承ください。
さて、以下では、
- 0歳~中学校卒業までにかかる費用の総額
- 高校でかかる学費等の総額
- 大学でかかる学費等総額
を詳細に見ていくことにします。
中学生までの子育て費用総額
中学までの子育て費用の総額は、いくらになるのでしょうか。
『インターネットによる子育て費用に関する調査(平成21年 内閣府) 』より作成
上の表は、第1子の年間子育て費用の平均額です。
0~15歳の子どもを持つ親を対象に、インタビューやアンケートを行なって統計を出しています。
- 未就園児 年間843,225円 × 3年間 = 約253万円
- 保育園児、幼稚園児 年間1,216,547円 × 3年間 = 約365万円
- 小学生 年間1,153,541円 × 6年間 = 約692万円
- 中学生 年間1,555,567円 × 3年間 = 約466万円
となり、これらの合計は約1740万円となります。
中学生まででも、これだけのお金が必要になることは覚えておきたいですね。
0歳~中学校卒業までにかかるお金、さらに詳解
さらに細かく見ていきます。
『インターネットによる子育て費用に関する調査(平成21年 内閣府) 』より作成
未就園児(幼稚園や保育園に通っていない子)は、年間で84万円ですが、中学生になると年間155万円に増加しています。
月額にすると、未就園児では月7万円であったのが、中学になると倍近くの約13万円となっています。
学校教育費、学校外学習費(学習塾等)は中学校が一番高額で、合わせると年間で約52万円。
これは月額43,000円程度です。
学校外活動費(習い事等)が一番かかるのは小学校のとき。
年95,000円ほど。
月額に換算すると、7,900円程度です。
下の表は子どもの習い事にかかる1か月の平均月額(1人あたり)です。
『習い事に関する意識調査(2014年 株式会社バンダイ)』より作成
3歳から中学3年生までの平均は、約14,000円です。
年齢別にみると中学生が最も高く約2万円、3~6歳が最も低く8,687円です。
ちなみに株式会社バンダイの調査によると、人気の習い事TOP10は
- 1位 水泳 19.1%
- 2位 ピアノ 18.0%
- 3位 学習塾 16.5%
- 4位 英会話 11.3%
- 5位 習字 10.5%
- 6位 サッカー 8.4%
- 7位 その他 6.1%
- 8位 そろばん 5.0%
- 9位 体操・新体操 3.3%
- 10位 ダンス 3.0%
『習い事に関する意識調査(2014年 株式会社バンダイ)』より
となりました。
中学を卒業したら、今度は高校です。
いくらかかるでしょうか?
高校でかかる学費総額
「平成24年度子どもの学習費調査(文部科学省)」より作成
上の表は、全日制の高校生にかかる年間の学費をまとめたものです。
公立高校の学校教育費が年間約23万円と、私立よりも大幅に低額になっていますが、これは公立高校の授業料無償化によるものです。
無償なのはあくまで月額9,900円の授業料のみです。
- 入学金
- 教科書代
- 修学旅行費
- 部活動費
などは無償の対象ではありませんので、注意が必要ですね。
3年間の学費総額は、公立では約116万円、私立では約290万円です。
公立に進学するか私立に進学するかによってかなりの差があります。
大学等を受験する場合は、受験料や交通費も意外と多額の出費になりますので注意が必要です。
そして見事合格!
さあ、大学ではいくらかかるでしょうか?
大学での学費総額
大学の学費は、国公立か私立、文系か理系か医歯学系かで大幅に変わってきます。
『平成25年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金(文部科学省)』
『国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(文部科学省)』より作成
4年間の合計は、国公立大学で約243万円、私立文系で約386万円、私立理系で約519万円です。
私立医歯学系6年間では2,108万円です。
奨学金制度等もありますが、大学や学部によって2倍以上の学費がかかることはおさえておきたいですね。
最低限でも計画的に貯めていれば、「その時」になって「ああ良かった」と思えるはずです。
そのために、学資保険はいい選択肢になります。
学費以外にも、アパート等を借りて下宿をするか、実家から通うかによってもかかる金額は変わってきます。
地域によって平均額は異なりますが、都心だと安くても5万円前後かかるので、家賃だけで年間約60万円、4年間では約240万円、6年間では360万円の出費になります。
ただし、学校の近くに住めば交通費や通学時間がほとんどかからないというメリットもあります。
実家からの距離や4年間でかかる学費も総合して考えてみることをおすすめします。
4年生になるとほとんど授業がなくなって、学校へ通うのは週一程度というパターンも少なくないので、最初の3年は下宿、最後の1年は実家から通うという方法もありますよ。
まとめ
さて、あなたはお子さんを育てるのに、いくらかかりそうですか?
公立高校から国公立大学への進学でも2,059万円はかかります。
それも、高校以降の生活費や交通費抜きでです。
できれば前もって資金の計画を立て、余裕をもって備えたいところですね。
お子さんがある程度大きくなった世帯でも、今なら間に合うはずです。
あとで金銭的な問題でツラい思いをしなくて済むように、進学に関してしっかりお子さんとも話し合い、前もって計画を立てておきましょう。
それでは、あなたが楽しく・少しでも楽に子育てできることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!