竹の利用方法まとめ。邪魔なものを有効活用!
切っても切っても生えてくる竹。
切らないとものすごい勢いで勢力を拡大する竹。
「何か有効な利用方法はないか」
「加工して価値をつけて、お金にならないかな」
と思いますよね。
ということで今回は、竹の利用方法をまとめます。
簡単なものからちょっと手の込んだものまで紹介します。
ただあくまでも、個人で加工できる範囲のものに限ります。
庭園用
自宅の庭のアクセントに使うことができます。
- 花壇
- プランター
- 竹垣
- 灯篭
竹垣は以前うちは施工業者をしていましたので、少し詳しいです。
伐採から油抜き、現場での施工までやっていました。
くわしく知りたい方は問い合わせてもらえればお返事します。
ただし今は施工していないので「施工お願いします」は勘弁してください(笑)
灯篭は、熊本市の“みずあかり”を画像検索してもらうとわかりやすいかと思います。
おもちゃ
子供と一緒に作ったり、地域のイベントで集まって「親子で作ろう」というのもいいですね。
- 竹とんぼ
- 竹ぽっくり
- 水鉄砲
- 竹馬
- 竹笛
- 竹マリンバ
燃料
一応、木材の代わりになります。
燃料として利用する場合は木材と同じく、乾燥させるためにしばらく寝かせておくのがいいでしょう。
そして一本丸々火にくべる場合は、節ごとに穴をあけておいたほうが安全です。
そのまま火にくべると節が破裂して、少なくとも最初はビックリしますよ。
「一応」と最初に言っているのは、カリウムと塩素が多くて燃料には不向きであるためです。
きちんとした設備で燃やす場合、その設備を傷めるおそれがあるのです。
生活用品
工芸品に近いです。
売ろうと思えば熟練する必要がありますね。
自宅で使うぶんにはそこまで気負わずにできるかと思います。
- 扇子
- 団扇
- すだれ
- 花器
- 食器
- かご
- 弁当箱
- ランプ
竹チップからの加工
竹を粉砕機で粉砕して、チップにすれば袋詰めして運びやすいです。
粉砕機は個人でやるならレンタルで十分でしょう。
しかしレンタルでもけっこうなお値段ですから、
「どう加工していくらで売るか」まで考えておかないと確実に赤字になります。
細かく粉砕すれば、
- 菌床きのこ培地
- 竹肥料
- 厩舎の敷き料
- カブトムシの育成床
- 発酵させて“たい肥”
という利用が可能です。
粗くすれば
- 竹炭
- 農園芸のマルチ材
という用途があります。
きのこの一種は、竹を培地にすることで生長が早くなったり、おいしくなるものがあります。
たい肥(竹パウダー)としての利用も、農作物の成長にいい影響を与えます。
詳しく知りたい方は、この記事の下部の参考リンクをご参照ください。
竹炭は表面積が大きく、吸着力が高いです。
消臭剤や吸湿材としての利用価値があります。
床下に入れてみたり、小分けして枕に入れることが代表的な用途だと思います。
“たい肥”と同じく、田畑に撒いても利用価値があります。
竹酢液
竹炭を作るなら、同時に竹酢液も作れます。
うちでも作っていた時期がありまして、とにかく臭いが強かったです。
市販のペットボトルに入れて保管していたのも、臭いが漏れ出る理由のひとつだったかと思います。
作って保存するなら密閉できる容器がいいですね。
竹炭石鹸
竹炭を作るなら、竹炭石鹸も作れます。
自宅で石鹸を作る工程で、少量の水に溶かした竹炭を混ぜ込むだけです。
「竹炭は表面積が大きく汚れをよく吸着する」とか「ミネラル豊富で肌にいい」とか、いろんな売り文句を考えることができそうですね。
※この売り文句はあくまでも例です。実際に販売する際、売り文句の真偽はご自身で証明したり、根拠となる研究等を示す必要があります。
夏限定?
夏に楽しめるものの代表は、流しそうめんですね。
まとめ
といったところが、個人でできる範囲です。
さすがに建築資材にしようと思う人は個人ではやらないでしょうから割愛しました。
それでは、伐採した竹を有効に活用されることを祈ります。