セルフスタンドでガソリン給油中に溢れてしまったときの対処
ガソリンを給油していて溢れたとき、こぼしてしまったとき、焦りますよね。
「危なくないかな」
「ボディやタイヤは大丈夫かな」
「スタンドの床はそのままでもいいのかな」
ということが気になると思います。
さらに皮膚や服にガソリンがついたりすると、
「ただれたりしないかな」
「脱がないと危ないかな」
と心配になったりしますよね。
さて今回は、セルフスタンドでガソリンを溢れさせたり、こぼしてしまったときの対処です。
ガソリンが溢れたときの対処
もしあなたが今、ガソリンを溢れさせてすぐで、現場近くでスマホを触っているようでしたら、まずは給油口を締め、そのあと5m以上離れてください。
スマホは電気で動いていますから、引火の原因になります。
まだスタンドにいらっしゃるときは、スタンドのスタッフに
「ガソリンを溢れさせてしまった」
「こぼしてしまった」
ということを知らせ、
「ガソリンがついた部分を水で流すか拭くかしたいので、道具を貸してもらえませんか?」
「あと、床にこぼれたガソリンはどうすればいいですか?」
と聞いてみましょう。
車についたものをそのままにしておくと、ボディやタイヤが傷むおそれがあります。
床にこぼれたものをそのままにしておくと、つぎの人が給油に入った際、こぼれた量にもよりますが、引火・発火するおそれもあります。
水で流すのが簡単ですし、安全ですのでおすすめです。
水で流す
蛇口にホースをつなぐでもいいですし、ジョウロのようなものに水を入れるでもいいです。
たっぷりの水で流しましょう。
水で流せば引火する心配もなくなります。
洗車機があれば、それを使うのもいいでしょう。
もちろんお金がかかりますけどね。
拭く
洗車機があるセルフのスタンドであれば、最低でも車を拭くためのタオルは置いてあります。
そういったものを使わせてもらえるなら、使わせてもらいましょう。
皮膚についたとき
早めに洗い流しましょう。
石鹸で洗えばなおいいです。
とくに肌が敏感な人は、炎症を起こしてかゆくなったりします。
自然と治るものですが、ひどいようなら病院受診も考えることになります。
服についたとき
服についたガソリンは、わりとすぐに気化してしまいますから、すぐに着替えなければならないことはありません。
臭いは気になるかもしれませんが、そこまで危険ではありません。
しかし色落ちはしてしまうおそれがあります。
車の中にガソリンの臭いが強く残っていたら
運転する前に、十分な換気を行いましょう。
自動停止後の継ぎ足し給油は控えめに
今回ガソリンを溢れさせてしまった方の多くは、一度給油が自動ストップしたあと
「もうちょっと入るはず」
と思って継ぎ足しした方と思います。
溢れさせてしまうと、いろいろと心配になりますよね。
そしてセルフのスタンドでガソリンをあふれさせて事故につながった場合、その責任はあなたにかかってきますから、できれば今後は、自動で停止したあとは継ぎ足さない方がいいかと思います。
自動停止機能等の故障の場合
セルフのスタンドでガソリンを溢れさせて、あなたの責任にならない場合があります。
それは給油機の故障です。
「いつもは自動で止まるのに」
「いつもは満タンのお知らせが出るのに」
というときはスタンドのスタッフに言って、責任を取ってもらいましょう。
まとめ
セルフのスタンドでガソリンを溢れさせてしまったときは、給油口を締めたあと、スタンドのスタッフに知らせましょう。
念のため、近くでのスマホ操作は控えましょう。
車にガソリンがかかった部分は、たっぷりの水で流すか、拭き取りましょう。
あなたの皮膚にガソリンがついたときも、水で流しておきましょう。
服についたぶんは、多量でなければすぐに気化しますので、安全性には問題ありません。
ただ臭いが残ったり、色落ちしたりは可能性としてあります。
運転の前には車内の換気をしっかり行い、安全を確保しましょう。
ガソリンを溢れさせてしまった原因があなたにあるなら、気をつけましょうね。
スタンド側に原因があるなら、責任を取ってもらいましょう。
それでは、安全に対処されることを祈ります。