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「~させていただく」を気持ち悪く感じる使い方・自然に感じる使い方

学び
 

させていただく

「気持ち悪い」と感じる人は「気持ち悪い」と感じやすい言葉、「~させていただく」。

私も気持ち悪くなることが多々あります。

しかし使い方によっては自然感じることもありますので、今回はその状況を区別します。

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「~させていただく」が自然に感じる使い方

「~させていただく」と言う人の心に「そうしたい」という気持ちがあり、誰かに許可を求めてOKをもらったときに

「ありがとうございます。それでは、~させていただきます」と言うのであれば自然に感じます。

 

多くの辞書にもそういった意味で使うと書かれているようです。

一般的な国語辞典は、「相手の許しを得て行う自分の動作を謙遜する時に使われる」としています。「この道具、使っていいですよ」と言われて「では、使わせていただきます」と返すようなケースです。広まったのは戦後だと説明している辞典もあります。「~させていただく」って使っていいの? 敬語の専門家に聞きました 元は身分的な違いがない相手向け? - Yahoo!ニュース

 

例えば「長年勤務させていただいております」という表現は、会社の上の人に言うぶんにはすんなり受け入れられます。

希望して、許可を得たから入社できたのであって、その許可は会社の上の人たちから与えられたものですから。

就活生「ここで働かせてください」

会社「OK」

就活生「ありがとうございます。それでは、4月より勤務させていただきます」

というパターンですね。

ほかのパターンでは、私は気持ち悪さを感じることがほとんどです。

 

All Aboutでは専門家の方が使い方を例示していらっしゃいますが、その中にも私の感覚に馴染まないものがいくつもありました。

「~させていただく」が気持ち悪く感じる使い方

  • 「僭越ながらごあいさつさせていただきます」
  • 「こちらの商品は私が企画・開発させていただきました」
  • 「ご案内させていただきます」
  • 「出席させていただきます」

All Aboutでは全部OKと紹介されていますが、私は全部気持ち悪いです。

 

「僭越ながらごあいさつさせていただきます」

この言葉は、誰に向けて発せられた言葉なのでしょうか?

聴衆は、すでに決まっていた話者に対してNOとはめったに言わないでしょうし、NOと一部の人に言われたからといってあいさつを途中でやめる気もないはずです。

つまり許可は存在しません。

 

「僭越ながらごあいさつさせていただきます」と言われても、

「許した覚えはないけど、しゃべるなら勝手にしゃべってろ」と反感を覚えます。

「ごあいさつ致します」と言われれば「そうですか」とわりとスルー出来るのですがね。

 

「こちらの商品は私が企画・開発させていただきました」

これは、企画関係者に対してならば○です。「出席させていただきます」この使い方って間違い? - All About

としてありますが、許可を与えた企画関係者であれば許可を与えた時点で

「ありがとうございます。それでは、商品開発をすすめさせていただきます。」という言葉をもらっていてしかるべきですし、開発する人の顔まで認識していて当然です。

「何をいまさら。お前が作ったのはわかってるんだよいちいち誇示すんな」という反感を覚えます。

もし企画関係者で「あ、あなたが開発したんだ」という人がいたら、それ本当に関係者ですか?(笑)

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「ご案内させていただきます」

案内係「ご案内いたしましょうか?」

訪問者「ああ、すみません、お願いします。」

案内係「それでは、ご案内させていただきます」

だったら、わかるようだけどわからない。

私が訪問者の立場だったら、

『わからないことを人に尋ねるのだから頭を下げているのに、なぜ相手がこんなに下がってくるんだろう。もしかしてサービスに自信ないのかな?』とか勘ぐってしまいます。

 

こういう使い方から感じるのは、自分の仕事への自信のなさです。

自信があれば、もっと堂々としていられるはずです。

「ご案内致します」でいいでしょ。

 

もしかして会社ぐるみで「ご案内させていただきます」をマニュアル化していて、勤務している人の自信を削いでただの奴隷にするための方策なのかという疑いすら持ちます。

自分の仕事に誇りをもって、楽しく働いてください。

それが日本の閉塞感を打ち破るカギです。

子供たちの夢を奪って世の中を暗くしているのは、楽しくなさそうにしている大人なんだから。

 

話がそれました。

 

もしこの使い方に疑問を持たない人がいるとしたら

「俺はお客様なんだから案内されて当然」とか思ってる勘違い野郎です。

案内者に「お前の仕事は案内だろ? 仕事させてやるからさっさと俺を案内しろ」と言っているようなものです。

何でしょうかこの上から目線。

わからないことを人に聞くのに、上から「教えろ」という態度をとるのは人間としてダメです。

 

「出席させていただきます」

結婚式やパーティーなどの案内状の出欠の返事などに見られます「出席させていただきます」この使い方って間違い? - All About

としてありますが、相手からの要請なんだから

「出席致します」でいいでしょ。

 

例えば友達を結婚式に招待して

「出席させていただきます」なんて返事来たら、なんかよそよそしい感じすらします。

たしかに「出席したい」という気持ちはあったでしょうけど、それを表現するんだったら

「招待ありがとう! 喜んで出席します!」のほうがバッチリ気持ちが伝わりますし、お互いに気持ちいいはずです。

 

ただし招待してくれたのが目上の人だったら「出席させていただきます」でも私の感覚ではアリの範囲に入ってきます。

 

各種サービス提供者の自発的「~させていただきます」

例えばお酌してくれる人がいたとして、私のグラスが空だったとしましょう。

「ビールお注ぎさせていただきます」と来られたら、

『おいおい俺ビール苦手なんだけど、でも善意でやってくれてるんだから断るのもなんだかな… それにしても「お注ぎさせていただきます」って何だよ、注ぐこと決定かよ。俺の意思は無視か、無視なんだな。イライラするけど相手は下手に出てきてるから上からかぶせるのは人間としてオカシイし、だからといって望んでないことされるのにこっちまで下がらなきゃいかんとか気持ち悪いし… 注がれたぶんは余計な費用が発生するわけだし…』

とか思考が一瞬でグルグルした上で

『クソしょうがない』と思いつつ

「あ、すみません」と言いつつグラスを差し出す羽目になるのです。

 

サービス受けて「ありがとうございます」と言えればお互いに気持ちいいはずなのに、

サービス受けて謝罪している私は一体何なんだ。

せめて「ビールお注ぎ致します」とそれほど下がらずに言ってくれれば

「いやすみません、私ビール苦手なんです」と言いやすいのに、変に下がった言い方されるせいで、望まないサービス受けてお金払ってさらに謝罪までさせられるという気持ち悪さよ。

 

このことからも「~させていただきます」は、お互いに気持ちよく過ごすための思考をしている人間が使う言葉じゃないなと感じさせられるのです。

 

「~させていただきます」を多用する人と、それに気持ち悪さを感じる人の考え方

「~させていただきます」を多用する人はきっと

「敬語なんてよくわかんないし、とりあえず丁寧に言っておけば私の体面守れるでしょ」とか思っています。

 

先ほどのビールの例でお分かりいただけたと思いますが、たしかに「~させていただきます」と言う人の体面は守られています。

しかし相手に不快感を押し付ける行為であることは自覚していません。

 

気持ち悪さを感じる人は、言葉遣いに気持ち悪さを感じているだけでなく、

その後の返答に悩まされ、

さらに最悪の場合望まないサービスを受けつつ謝罪までさせられることに気持ち悪さを感じているのです。

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まとめ

専門家が「OK」と言っても、おかしいものはおかしいです。

自分の体面しか考えず、相手に不快な選択を迫る言葉遣いは、間違いです。

「~させていただきます」の使いどころは、以下のものに限るべきです。

「~させていただく」と言う人の心に「そうしたい」という気持ちがあり、誰かに許可を求めてOKをもらったときに

「ありがとうございます。それでは、~させていただきます」と言う。

お互いに気持ちよく過ごせるよう「ありがとう」で返せる言葉遣いを心がけましょう。

 

「ありがとう」と言わせてください。

私から「ありがとう」を奪わないでください。

 

今回は以上です。

長ったらしい話に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

追伸

不適切に「~させていただきます」と言ってきて私にサービスを提供して、私からの謝罪とサービスの対価を受け取ったところとは以後のお付き合いは致しません。

お金払って気持ち悪い思いするなんてイヤですから。

「ありがとう」の気持ちで付き合っていきたい。

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ローシュ

ローシュ

・らくらくらし運営責任者
・熊本出身在住
・二児の父
・九州大学経済学部経済工学科卒

塾講師、介護職、食品製造業を経験したのち、より世の中に役立てるよう、インターネット事業に専念している。

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